
01.
「新規事業の効果検証」を組織にインストールし、事業の根底を支えるために
中長期的な目線でニーズを深堀する中で、りそな銀行のご担当者様から、新規事業の効果検証の重要性、その方法、そして実施することで得られる成果について、社内にナレッジを浸透させてほしいとのご要望をいただきました。
この施策は、単なる技術的なサポートを超えた、事業の成功を根底から支えるものになると考え、効果検証ワークショップの実施を決定。
02.
新規事業の実践に必要な前提知識を短期間でインストール
効果検証とは、サービス・プロダクトがどのように機能しているか、その効果を検証すること。効果検証(仮説検証)を繰り返し、仮説が間違っていれば軌道修正する。これらを繰り返すことが、新規事業には重要になっていきます。
新規事業のサービスが長期にわたって利用されるよう、効果検証のプロセスを徹底的に掘り下げることに焦点を当て、ワークショップを通して効果検証の重要性やグロースのフレームなど、実践に必要な前提知識などをインストール。


03.
ビジネスシーンでの実践的な課題を実施
通常、新規事業の効果検証は製品やサービスが市場に出てから、ユーザーの反応を見ながら行われます。そのためワークショップでは、参加者が今後直面するであろう実際の課題を模擬的に経験していただきました。
まず「効果検証を行うための思考法」の準備運動を実施。この準備運動は、参加者に「仮説の検証方法を設計する」という効果検証に必要な思考法を身につけさせることを目的としています。
04.
効果検証で重要な手法を実践的なワークで実施
効果検証の重要性などを学んだあとは実際にケーススタディを基に、効果検証で重要な手法である「アンケート設計」「ファネル整理」「インタビュー」を実施。
このワークでも、新規事業開発時に起こりうる課題を模擬的に経験していただくために、新規事業と親和性の高いビジネスケースでケーススタディを実施しました。


05.
参加者満足度100%
ネクストステップは、「効果検証」をDX推進部門全体へのインストール
ワークショップ終了後、ワークショップで行った内容をまとめたハンドブックを制作。
このハンドブックは、今後の新規事業の実務で参加者が活用するためのものであり、また、今回の参加者を含む組織全体での効果検証の理解と適用を促進するための資料です。
このハンドブックから、DX推進部門全体へと効果検証の文化が広がっていきます。
このワークショップの主な目的は、新規事業開発を担うチームに効果検証の重要性と基本的な思想を理解させ、実践型ワークショップを通じて実務に活かせる思考や観点を習得してもらうこと。2日間のワークショップを通じて、効果検証の必要性に関するアンケートでは、参加者全員が「効果検証の必要性を理解できた(100%)」とご回答いただき、効果検証の重要性と基本思想を参加者に深く浸透させるという当初の目標は、達成。さらに、参加者の満足度も100%に達し、高く評価いただきました。