Brand Design
Business Design
Workshop

地域に根差す企業の価値を再定義し、
コーポレートリブランディングを包括的に支援

東邦ガス株式会社
OVERVIEW
東邦ガスグループのコーポレートリブランディングPJを1年半ご支援。 ブランド戦略・コンセプトの策定をはじめ、ブランドアイデンティティの定義、社内で変革の機運を醸成するためのブランド浸透施策からクリエイティブ制作まで、一貫した支援を行いました。

ブランディング事例資料|東邦ガス株式会社様
TERM

2023年11月~2025年3月

ISSUE
カーボンニュートラルの推進により市場環境が大きく変化する中で時代の流れに適応するため、企業として目指すべき方向性を明確にし、社内外を含む企業イメージの刷新・向上が求められました。
SOLUTION
  • ブランディングへの理解のための勉強会や外部講師を招いた講演会の開催
  • 多角的な調査・分析や経営層との議論を基にした独自価値を定義するコンセプトとブランド戦略の策定
  • 目指す方向性を明らかにするブランドアイデンティティ(「わたしたちの思い」「コミュニケーションフレーズ」)の定義。さらに、社内での合意形成の支援
  • 社内外へのブランドの浸透を促進する多面的なクリエイティブの制作
OUTCOME
  • 東邦ガスグループにおいて前例のない施策により、社内外からの同社グループへの心象を刷新。
  • インナーブランディングを通じて会社変革の機運をつくり、東邦ガスグループ社内の一体感や変革への期待感を醸成することができました。活動を通して、多くの社員が「東邦ガスグループの一体感を感じた」「会社が変化していく期待感を持てた」と回答。

01.

新たな企業像へ。
変革に向けた挑戦を共に進める
パートナーとして

東邦ガスグループは長年において、ガスを中心としたエネルギー供給を主な事業としてきました。ところが近年、カーボンニュートラルの推進により市場環境は大きく変化しています。そこで、東邦ガスグループは2022年に「東邦ガスグループビジョン」を公表。

このグループビジョンを実現するため、ブランドを再定義し社内外の企業イメージを向上させるパートナーとして、セブンデックスにご依頼をいただきました。


ブランディング事例の資料をダウンロード

02.

リブランディングの必要性を、
経営陣と共通認識を築く

グループ全体で数6,000名を超える社員を擁する同社グループの変革を実現するためには、経営陣の深い理解を得ることが不可欠です。

まずはじめに、経営陣と共通認識を築くための勉強会や外部講師を招いた講演会の実施しました。 また、より具体的なイメージ持っていただくため、実際にコーポレートリブランディングを経験した企業から外部講師を招き、体験談を語ってもらう講演会も開催しました。

03.

⁨⁩⁨⁩会社の独自価値を明らかに、
「魅力的な地域をつくる会社」として定義

ブランドの目指すべき方向性を明らかにするため、多角的な調査・分析を実施。 この過程で浮かび上がったのは、東邦ガスグループの地域への強い思いと、100年以上に渡る活動を通じて築いてきた地域からの信頼です。

その考えから、東邦ガスグループの目指す方向性を「魅力的な地域をつくる会社」へと再定義しました。

04.

全社からの納得と共感を得る
ブランドアイデンティティの策定

社内外のステークホルダーが共通した認識を持てるように「わたしたちの思い」と、「コミュニケーションフレーズ」を策定しました。

現場の社員に参加いただく制作ワークショップを実施し、その結果を踏まえ、数百を超えるブランドアイデンティティのパターンを制作。経営陣向けの説明資料の作成支援まで、全社で納得いただけるものが制作できるよう、半年間をかけて社内での合意形成を行いました。

この丁寧なプロセスによって、深い納得と共感を得ることができ、その後の全社的な浸透活動の土台を築くことができました。

05.

定量調査からフィールドリサーチまで、
徹底した調査からブランド価値を定義

自社・市場・競合の3つの視点から徹底的な調査を実施。

自社の観点では、社員6,000名に向けた従業員サーベイを実施するとともに、主要な工場・営業所等を訪問し、企業文化や取り組む姿勢を肌で感じ取り理解を深めています。同時に経営陣とのディスカッションを行うことで、創業以来受け継がれてきた思いや志を丁寧に紐解きました。

市場・競合の観点では、デスクリサーチを通じて業界における自社の独自価値や市場機会について考察すると同時に、一般消費者2,000名を対象としたブランド認知度調査や、顧客へのインタビューを通じて、市場から見た東邦ガスグループのイメージや期待している事について理解を深めていきました。

06.

ブランドに沿った心象形成のための
クリエイティブ制作

ブランドアイデンティティである「わたしたちの思い」「コミュニケーションフレーズ」の定義に伴い、社内外のステークホルダーに正しい理解・共感を促し、ブランドに沿った心象を形成するために、複数のクリエイティブを制作しました。

それぞれのクリエイティブが、例えば「仲間とそれについて語り合う」「この感動を誰かに共有したくなる」「街と自分の未来に胸を膨らませる」といった形で発展していくことを目指し、社内外のステークホルダーの行動変容、そしてブランドが根付いていくことを狙いました。


セブンデックスに相談・お問い合わせ

07.

ブランドサイト

東邦ガスグループが実現する「誰もが住みたい地域」の様子を、サイトに訪れた人が視覚的に体験できるブランドサイトを制作しました。街の全体図や、東邦ガスグループの提供するサービスによって安心や賑わいが生まれるシーンをビジュアルで表現しています。

東邦ガスグループの「ガスを供給する会社」というイメージを刷新し、地域を豊かにしていくために新しい挑戦をしていくことが、直感的に感じられるブランドサイトになっています。

08.

ブランドムービー

東邦ガスグループの過去から未来へと続くストーリーを動画で表現しています。創業から続く地域への思いと、ガス事業という枠を超えて多様なソリューションで、地域の「安心」と「賑わい」に貢献していくこれからの東邦ガスグループを伝える構成になっています。

多様なステークホルダーが東邦ガスグループの提供価値を理解し心象が刷新されること、また社員自身が目指す未来を直感的にイメージできることを狙います。

09.

ブランドポスター・ブランドブック

ブランドアイデンティティである「わたしたちの思い」「コミュニケーションフレーズ」の定義に伴い、社内外のステークホルダーに正しい理解・共感を促し、ブランドに沿った心象を形成するために、複数のクリエイティブを制作しました。 社外向けにはブランドロゴや、ウェブサイト、ブランドムービーを制作。 社内向けにはブランドポスター、ブランドブックの制作、配布を行いました。

それぞれのクリエイティブが、未来へ向かって発展していくことを目指し、社内外のステークホルダーの行動変容、そしてブランドが根付いていくことを狙いました。

11.

会社変革の意識を醸成するための施策

表層的なブランディングで終わらせないために、まず「東邦ガスグループ全体で会社が変わっていく」という意思を示し、その期待を醸成した上でブランドを掲げることで効果的にブランド浸透ができると考えました。 主に行なったこととしては6つです。

  • 役員インタビュー冊子の発行
  • ビジョンツリーの制作
  • 変革宣言会の実施
  • 挑戦応援ポスターの制作
  • 社員インタビュー冊子の発行
  • マネジメント研修の制作、実施

変革宣言会実施後に行った社内向けのアンケートでは、「会社を変革していく熱意が伝わってきた」「変革にチャレンジする方たちがいる事に非常に安心した」「社長の言葉に強いメッセージを感じ、改めて私達自身で会社を変えていく必要があることを実感した」 という声をいただきました。ブランド浸透に向けた道のりは始まって間もないものの、変革機運の醸成により、既に社内では変化の予兆が感じられています。

今後も定義したブランドの社内外の浸透度合いを測るため、定期的に社内外に向けたサーベイを実施する予定です。本取り組みでリブランディングを完了とせず、継続的にブランド浸透のためのご提案を行っていくことを考えています。

セブンデックスに相談・お問い合わせ

無料相談を申し込む