Business Design
DX Solution

業務支援SaaS「NJSS」、属人化を脱し仮説検証が回る組織へ

株式会社うるる
OVERVIEW
入札情報速報サービス「NJSS」を展開する株式会社うるるに対し、セールスフローの再設計からSalesforce導入・運用定着支援、さらにはCRMと連携した顧客体験設計(冊子・LP)までを支援。属人的な運用を脱却し、事業・組織の再現性ある成長基盤の構築を実現しました。
TERM

2018-2019

ISSUE
株式会社うるるでは、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの各チームが機能していた一方で、部門横断の情報連携に属人性が残り、施策の再現性やスピードに課題を感じていました。さらに、Salesforceは導入済であったものの、現場業務とのギャップにより、活用や定着が思うように進んでいない状況でした。
SOLUTION
  • 経営層と理想のセールスプロセスを定義し、構造的な業務設計を支援
  • 各チームの定例会やヒアリングを通じ、運用実態と課題を把握
  • Salesforceのデータ設計・開発を、取得タイミングや役割責任に紐づけて構築
  • Slackや定例会での密な対話を通じて、3日〜1週間単位の高速改善サイクルを実施
  • NJSSのブランド体験を視覚的に伝える、入札初心者向け冊子を制作
  • 入札学習用LPを設計・実装し、CRMと連携したユーザー行動分析基盤を整備
OUTCOME
  • Salesforceを起点とした情報連携が活性化
  • 組織内で施策の再現性とスピードが向上

01

セールス〜CRM活用を上流から設計。属人化を超えて仮説検証が回る事業組織へ

マーケティング〜カスタマーサクセスまでを分業する、うるる社の営業体制において、各チームが個別最適で機能する一方、チーム間での連携が弱く、属人化しているという課題がありました。
まずは経営層と共に、理想のセールスフローを定義。その後、現場ヒアリングを通じて各チームの実務と課題を可視化し、取得すべきデータとタイミングを整理しました。
Salesforce設計では、単なる項目設定にとどまらず、現場に即した運用設計を重視。導入後もSlack・定例などを通じ、3日〜1週間単位での改善サイクルを構築した結果、現場が自発的に提案し合う文化が醸成され、属人管理から仮説検証が循環する組織へと進化しました。

02

顧客接点を深める冊子制作。ブランドの信頼性を視覚と体験で伝える

サービス導入を検討するユーザーに向け、「入札とは何か」「NJSSで何ができるのか」を、漫画や図解で直感的に理解できる冊子を制作。単なる説明資料ではなく、入札という複雑な概念を自走的に学べる構成にしつつ、NJSSの信頼性・専門性が伝わるようデザインしました。
「入札と言えばNJSS」と想起されるよう、表紙や質感にも高級感をもたせ、参考書として保管される設計にしました。

03

行動データを活用可能にするLP設計とCRM連携

「入札を学ぶ」をテーマとしたランディングページを企画し、初学者にもわかりやすくストレスなく学べる導線設計で実装しました。
さらに、Salesforce/Pardotと連携し、ページ閲覧や行動データの計測・蓄積が可能に。これにより、ユーザー行動をもとに各部署が横断的に施策を最適化できる基盤を構築しました。

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