各会社が毎日のようにオンラインイベントを開催している今世、
「うちも何か発信した方がいいのでは。。」と感じている方もいるのではないでしょうか。
しかし、いざ白紙状態でイベントを設計しようとすると、
「何からはじめたらいいかわからない。」という問題に直面すると思います。
私自身、いざイベントを開催しよう!とチャレンジしたものの、書いたカンペが伝えたいことから外れて何度も初めから作り直したり、目的が不明瞭になったりと大変でした。
その中でも試行錯誤を重ねながら2回ほどイベントを開催した結果、「これさえできていれば、イベント設計で上手くいくだろう」と思える規則が3つ見えてきました。
- 最終的なゴールを言語化する
- 伝えるために必要なコンテンツを整理する
- 各コンテンツの繋ぎを確認する
今回は1つずつ、実際に私が行ったの設計方法を紹介していこうと思います。
最終的なゴールを言語化する
「分かってるよそんなの!」と思われるかもしれない基本的なことではありますが、「大きく、いつでも見えるところに置いておくこと」が大事です。
書き出す項目は以下の通りです。
- 目的:
- ターゲット:
- ゴール:
ターゲットに「どう思ってもらいたいか」を言語化したものがゴールなので、「ゴール」の語尾は「〇〇と思ってもらう」などが良さそうです。
ゴールを設定したら、ここから各テーマを設計し、整理し、つなぎ合わせていかなければなりません。
なので、ツールはドキュメントなどのテキストエディタではなく、俯瞰して全体が見れるFigmaやMiroなどのツールをおすすめします。
ちなみに私は毎度Figmaを使っています。
伝えるために必要なコンテンツを整理する
ゴールが設定できたら次にやることは「そう思ってもらうために必要なテーマと、その内容」を埋めていく作業になります。
書き出す項目は以下の通りです。
- テーマ:
- このテーマででやりたいこと:
- やりたいことを実現するために必要な話:
- おもしろポイント:
そのテーマでやりたいことをビューワーに伝えるには、どんな話をしなければいけないのかを書いていきます。
全ての項目は、一行で簡潔に書くのがミソです。
そうすることで、全体の確認がしやすくなりますし、何より「一行で書かなければならない」という制約があるので頭が整理されます。
また、「やりたいことを実現するために必要な話」は複数あっても構いません。
ここまで埋まれば、イベントの骨子が8割できたも同然です。
「おもしろポイント」をつくらないと飽きられる
一方的に伝えたいことを伝えるだけでは、ビューワーはつまらないし飽きてしまいます。
「おもしろ」はお笑い的な意味ではなく、「ビューワーが知っている情報と、我々が提供する情報の差分」を指します。
つまり、
「知らなかったことを知れて学ぶことができたおもしろさ」
「知っていたけど更に理解が深まる話を聞くことができて、自分の思考がアップデートされたおもしろさ」
のことです。
イベントの企画者が自分ではおもしろいと思って書いているつもりでも、それが「どんな状態の人が、どうおもしろいと思うのか」を言語化しようとすると意外と言葉が出てこなかったりします。
「ターゲット」の時点で、ビューワーの想定リテラシーと想定知識量を固めておくと、スムーズに言語化ができるかと思います。
各コンテンツの繋ぎを確認する
急な話の切り替わりでビューワーを置いてけぼりにしていないかを確認します。
企画側は全体の内容を理解しているので、どのタイミングでどの情報が出てきても理解してしまいます。
しかし、ビューワーが目にする情報は全て初見であると考えてください。
前後関係に違和感がないか、文脈をチェックしていきましょう。
通しで社内の人にプレゼンしてみてもいいかもしれません。
おまけ(私はこんな感じで構成してます)
このようにツリーにして構成すると、全体を俯瞰できるし話の流れも追うことができるのでおすすめです。
イベントの企画には、周りの人を巻き込み、膨大な労力を費やすかと思います。
それでも、やるからには沢山の人に学びを楽しんで欲しいですよね。そしてよかったら自社のことを知って欲しい。この記事がそんなあなたの役に立てたら幸いです。
イベントを成功させ、たくさんの人の学びに貢献していきましょう!