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【ピクトグラムだけじゃない!】インフォグラフィックとは|その種類や例を紹介

インフォグラフィックというと、オリンピックで話題になったピクトグラムを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

実はインフォグラフィックにはピクトグラムの他にも種類があります。
今回はインフォグラフィックの概要や事例、参考サイトをご紹介します。この記事を読むと、身の回りにインフォグラフィックがたくさん使われていることに驚くはずです。

インフォグラフィックとは

インフォグラフィックとは、図や表、イラストなどを用いて情報を視覚的に表現する手法の1つです。インフォグラフィックの代表としてよくピクトグラムが挙げられますが、この定義を踏まえると年表や地図についてもインフォグラフィックの1つであることがわかります。
インフォグラフィックはさまざまな情報をひと目で伝えられます。そのため標識や案内図、プレゼン資料などで多用されています。

また、昨今ではイラストとグラフを組み合わせて視覚的に楽しいインフォグラフィックもよく見られます。情報のわかりやすさはもちろん、見ていて面白く夢中で読み進めてしまう点も、インフォグラフィックの魅力と言えるでしょう。

インフォグラフィックの種類

それではインフォグラフィックの代表的な7つの表現をご紹介します。

ダイアグラム

イラストや図形を用いて情報を図解するものです。狭義の意味においては、図形や線、矢印を用いてデータを表現する手法の1つとして捉えられますが、インフォグラフィックの文脈においては少し砕けたものとしてイメージすると良いでしょう。このようなダイアグラムの例として、JTのマナーグラフィックがあります。注意を引くコピーとともに、場面をわかりやすく伝えるグラフィックでリアリティを持って情報が伝わります。

チャート

定量的な情報を表現するのに用いられるのがチャートです。
チャートの具体例としてはおもに棒グラフや円グラフ、関数グラフなどが挙げられます。

相関図

相関図は2つ以上の複数のものの関係を表現するものです。
人物相関図に代表される相関図ですが、他にもさまざまな関係を表現する上で有効です。自社とステークホルダーの関係や、業界における企業の関係を相関図に起こしてみると新たな発見があるかもしれません。

フローチャート

プロセスを表現するのに用いられるのがフローチャートです。
フローチャートは1工程を箱で囲み、それを矢印で繋ぐことでプロセスを表しています。

年表

歴史上の出来事を年代順に並べたもので、博物館や史跡、美術館の展示などでよく目にするインフォグラフィックです。自社や製品の歴史を年表にまとめている企業もあります。こちらのキユーピーの歴史では、看板商品であるキユーピーマヨネーズの自体の歴史はもちろん、そのパッケージの変遷なども見てとれます。

地図

私たちが普段の生活の中で日常的に目にしている地図に関しても、インフォグラフィックのひとつです。現在地や目的地の位置を把握する以外にも、天気予報や都道府県ごとの統計調査の結果を伝える際に地図は用いられています。
こちらは明治の大人気ロングセラーお菓子、「きのこの山・たけのこの里」への「愛」を調査したサイトです。ここでは都道府県ごとのデータを直感的に伝えるために地図が用いられています。

ピクトグラム

ピクトグラムとは、文字を使わずに情報を伝達する絵文字です。
多くは看板や標識に用いられています。中でもお手洗いや非常口のピクトグラムが代表的です。
実はこの非常口のピクトグラムは国際規格として制定されており、1964年の東京オリンピックで世界的に認知されるようになりました。

優れたインフォグラフィック例

東京2020のピクトグラム

東京オリンピック2020の開幕式にて50種類のスポーツピクトグラムが動き、パフォーマンスをしたことで一躍ピクトグラムが話題になりました。スポーツピクトグラムとはおもにオリンピックで用いられる、各競技をモチーフとしたピクトグラムのことを指します。このスポーツピクトグラムは1964年の東京オリンピック以来、開催都市ごとに改めて作られています。全世界の人が認識できると同時にその国らしさも反映されているのがこのスポーツピクトグラムの魅力のひとつと言えるでしょう。

さて、東京オリンピック2020で用いられたピクトグラムですが、グラフィックデザイナーの廣村正彰さんを中心に作られました。廣村さんによると1964年の東京五輪で採用されたスポーツピクトグラムを軸に作成したそうです。そこからデザインをアップデートするために「2020年らしさ」を検討し、「アスリートの動き」に注目。何度もブラッシュアップを重ね、11パターンもの原案を作成したそうです。その甲斐あってか、情報伝達の役割を充分に果たしつつ躍動感があり、各競技の魅力が溢れるとても素敵なスポーツピクトグラムに仕上がっています。

博報堂生活総合研究所-DIGINOGRAPHY

こちらは博報堂の研究施設である博報堂生活総合研究所が運営するメディアです。
分析内容はもちろん、インフォグラフィックも他にはないような切り口で見ていてとても面白いです。

こちらの記事では写真フォルダの内訳を年代、性別ごとで表しています。
内訳についてそれぞれのカテゴリーごとにイラストと色を分けており、描かれた画面を見ると、それぞれのイラストの面積で内訳がわかるようになっています。このように、調査対象のモチーフやイラストを用いることで、視覚的に楽しみながら分析を読み進めることができるのです。

また、同じく生活総研が総研が公開している「未来年表」でもまだ見ぬ未来に起こるかも知れない出来事を表現するために年表を採用しています。興味深いデータとともにさまざまなインフォグラフィックを目にすることができるメディアです。

インフォグラフィック参考サイト

ZUNNY

ニュースや話題のトピックをインフォグラフィックを用いて解説しているサイトです。
シンプルながらカラフルな色使いや、ちょうど良い情報量で、どんどん先を見たくなるグラフィックがたくさん掲載されています。

Daily Infographic

こちらのサイトは名前の通り毎日インフォグラフィックをアップしているギャラリーサイトです。
幅広いテーマのインフォグラフィックが揃っており、テーマで検索することができるので見たいインフォグラフィックのテーマが明確な場合はこちらのサイトが役に立ちます。

Pinterest

こちらは言わずと知れた画像共有サービスPinterestです。
「infographic design」と検索すると、海外のインフォグラフィックを見ることができるため、参考になります。

おわりに

インフォグラフィックはあらゆる場面で情報伝達という重要な役割を担っています。その一方で遊び心を感じさせる、人間味のあるグラフィックと言えるでしょう。
以上の内容を踏まえて街で見かける数多くのインフォグラフィックに目を向けて見るだけでも、情報整理や伝え方のインスピレーションを得られるかもしれません。

【参考】
https://hataraku.vivivit.com/works/infographics
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20190312-01-ja
https://www3.nhk.or.jp/sports/story/2269/index.html
https://www.parasapo.tokyo/topics/22117

アシスタントデザイナー
スマートフォンの操作に手こずる祖母を目の当たりにしたことからデザインの矛盾を強く感じ、UXUIデザイナーを志す。 セブンデックスに入社し、より多く人が幸せになるためのデザインのあり方を上流工程から学んでいる。将来的に老若男女誰もが使うプロダクト開発に携わることが目標。