今回のインタビューはUIデザイナーの佐久間。
多くのプロジェクトにも積極的に参加し、活躍の幅を広げている彼女の挑戦についてお聞きしました。
▼プロフィール|佐久間 美里
多摩美術大学卒業後、DeNAで新規アプリサービスの設計,UIデザインに携わる。2020年にセブンデックスに入社し、アミューズの新規事業UXUIデザインなど、企画段階から、UIデザインまで、様々なフェーズの支援を行っている。
目次
つくることに熱中し、とにかくつくり続けた学生時代
ー大学ではどんなことを学んでいたのですか?
私の学科はあらゆるメディアを使って社会のヒト・モノ・コトの結びつきをより豊かにし、情報とデザインの新しい可能性を探る学科でした。
印象に残っている授業は、メディアデザインという授業の「青空文庫の作品を用いて自分にとって本とは何か表現する」という課題です。 私は製本で「自分にとっての本」を表現しましたが、動画やプログラミングで表現する人もいました。 本とは何か伝えるにも様々な表現があるということを学びました。
小川未明 作「夕暮れの窓より」からイメージを膨らませ、製本という手段を使い脳内の情景をアウトプットしました。文字の後ろからイラストを透けさせることで、その文字を読んだ時に感じた私から見える情景を表現しました。
ー学生時代に熱中したことを教えてください。
一番熱中していたのは卒業制作です。人のアラームを見ることができる、睡眠共有アプリというものを作りました。
みんな次の日に重要なことがある日は、自分でアラームをかけるのとは別に、Twitterで「明日5時に起きてなかったら起こして!」と言ったり、実家の人は家族に頼んだり、二重の保険をかけたりしますよね。 それは、誰か他の人が自分の起きる時間を知っているというだけで、安心感が生まれるからです。 機械だけでは足りない人の信頼関係があると思い、そこに着目して、そのアプリを制作しました。
夢中になりすぎて就活が手付かずになってしまうくらいでしたが、卒業制作の展示会で前職のデザイナーにお声をかけていただいたのがきっかけで、卒業後の進路が決まりました。 卒業制作に集中してたからこそ、今の自分があると思っています。
卒業制作で作成したサービスです。「なぜ人はアラームをかけるのか。」という根本から考えるのとサービスの世界観をつくり上げるのが楽しかったです。
入社の決め手は「ココロうごかす」のミッションに共感できたから
ーなぜセブンデックスへジョインしたのですか?
前職は大手事業会社のUIデザイナーとして働いていたのですが、もっと責任の大きいような、裁量を持って働きたいと思い転職活動をしていました。 有難いことにスカウトをたくさんいただいていたのですが、その中でもセブンデックスが第一志望。 理由は「ココロうごかす」という言葉が自分の中で一番しっくりきたからです。 私自身も、学生時代から「人のココロをうごかしたい」と思いながら作品を作ってきたのでマッチしそうだなと感じました。また、自分の知っている会社の案件があったこと、全員プロフェッショナルなところにも惹かれました。
ー実際に働き始めて印象はどうでしたか?
入社前にコーポレートサイトを見たときは、少数精鋭の様な印象がありました。
でも実際は、もちろん仕事に対しては真剣なんですけど、人とのコミュニケーションは優しくて建設的。話しかけやすくて柔らかい人が多いので、話すのが苦手な自分でもどんどん発言できる環境なのが嬉しかったです。
最初の1ヶ月はコロナの影響でずっとオンラインで画面越しのやりとりで少し不安もあったのですが、いざ出社してみたらみんなそのまんまだったので、良い意味でギャップがなくて安心しました。
実務も勉強も、自分次第でいくらでもできる環境
ー現在セブンデックスでどんな仕事をしていますか?
入社直後からECサイトのデザイン提案の作成や自社のLPの作成など、次々案件に入れてもらっています。 こんなすぐに実務に取りかかれるとは思ってなかったので、少し驚きましたがうれしかったです!
手を動かすのが好きなので、差し込みで「誰かこれやってくれない?」というものも自分から手を挙げています。 やる気があればどんどん色々なものを作っていけるので、本当に楽しいです。
ー実務以外ではどのようにデザインのインプットを行っていますか?
まずは基本を押さえたいので、ガイドラインをしっかり読むようにしています。 それと合わせて、AndroidとiOSの純正アプリをトレースして理解を深めています。セブンデックスのデザイナーはみんなガイドラインを理解しているので、分からないところがあってもすぐに質問できてすごく勉強になります。
「一緒に仕事がしたい」と思われるデザイナーへ
ーこの先どの様なキャリアを歩みたいですか?
「またこの人と一緒に仕事がしたい」と思われる人になりたいです。
どんなにいいデザインが提案できても、「仕事しづらいな」「話が噛み合わないな」と思われるデザイナーにはなりたくないと思います。 チームがプロダクトに集中できるように、一緒にやってて楽しいし、質問しやすい、話しかけやすい人柄の社会人になりたいです。
そのためには全体が見れるデザイナーになるべきだと考えています。 ユーザー視点は大前提として、開発のことやビジネスのことも理解しつつ、クライアントの意図をUI・ビジュアルに起こせるようになりたいです。