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いつか使いたい!憧れスキンケアブランドのサイトをデザイン考察してみた

こんにちは!デザイナーのもかです。今回は、気になるスキンケアブランドのリサーチもしながら、デザインのコツやアイディアも得てしまおうという考えのもと、勝手にそれぞれのスキンケアブランドのLPデザインを考察してみました。
デザインを考察する際に設けたいつくかの項目も踏まえ、デザイン考察の手順についてシェアできればと思います。

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考察の手順(概要)

考察の手順は下記の通り、まずサービスの内容を理解した上でデザインの意図を考察していきます。

  1. サービスについて理解する
    サービスの概要、提供する価値
  2. ユーザーについて理解する
    ユーザーニーズ、ターゲットになるユーザーの想定
  3. デザイン考察

サービスについてリサーチし、内容を整理した上でデザイン考察をします。サービスについての知識(前段)が必要最低限ある状態で考察ができるので、いきなりビジュアルから入るよりも考察しやすくなります。

ブランド名:athletia

サービスの概要

  • RMKやスックを展開しているエキップから、“Strengthen yourself. 美しさは鍛えられる”をコンセプトに掲げたスキンケア&ライフスタイルブランド。
  • 忙しくアクティブに動く現代人の肌に合わせたライフスタイルブランドとして、スキンケアアイテムを揃えている。
  • 美しさの概念が肌など表面上に対してだけではなく、生き方を含めて語られるようになるなど、美への価値観も時代とともに変化していることに対して、ライフスタイルも含めた美容商品の発売という新しい切り口でスキンケアアイテムを展開している。

サービスコアバリュー(サービスが提供する価値)

人と社会、自然への影響を配慮する“クリーン・ビューティー”という考えのもと、製品の配合成分からパッケージ、店舗の建材にいたるまでこだわって設計されている。成分などは、人にも環境にも優しいものを厳選していて、環境問題やエコについて考えるオーガニック嗜好の人たちに強く刺さりそうなブランド。
LPにも下記の文章が記されており、環境保全に対する意識の高さが伺えます。

「athletia」では、自分を大切にするように環境を大切にする、“クリーンビューティ”の考え方を重視し、正直なものづくりをしていきます。自然由来にこだわり、成分を厳選。ブランド共通成分のうち、シソとアシタバについては、農薬や化学肥料を使わないサステナブルな循環型農園で栽培したものからエキスを抽出して積極的に配合、トレーサビリティを明確にしています。

ユーザーゴール(ユーザーがサービスを利用する目的)

  • 自分が理想とするヘルシーなライフスタイルを叶えるために、スキンケアも含めて自分の肌と丁寧に向き合う。

ユーザーニーズ

  • 忙しくてストレスが多い生活の中でも、肌の基礎力を高めてヘルシーに生きたい。
  • アスレティアを使うことで、自分の肌を健やかに保ちたい。
  • 自然にも自分の肌にも良い成分が入っており安心して使える製品を使いたい。

想定されるターゲットユーザー

  • 年代:20〜50代。
  • 性別:メインが女性。
  • デジタルリテラシー:高い。インスタのストーリー広告を打っており、web版のvougeでPR広告を出している。ターゲットになるユーザーは、普段からインスタで美容の投稿を追っていて、美容への意識が高いことが想像できる。
  • 職業:IT系OL、ヨガインストラクター、美容師やアイリスト、CAなどの接客業。
  • 生活パターン:普段からインスタやYouTubeでトレンドを追っている。海外の雑誌やメディアも少し見たりする、休日は表参道のカフェに行きがち。
  • 趣味嗜好:ヨガ、ピラティス、ジムでの運動、健康食を好む、グリーンスムージーが好き。

サイトのデザイン意図を考察してみる

  • 画像と背景色の色味に統一感があって、シンプルかつモードな印象を与える。かつ、ロゴを最大限立たせる見せ方をしている。
  • 商品情報やニュースのサムネイル画像が並ぶ部分は、アスペクト比やサイズを敢えてばらつかせることで見た目に変化を与え、他の項目と差別化している。
  • アスレティアのロゴ部分は画像で配置してあり、色味が他のテキストで使われている#000000ではないため、ナチュラルで柔らかさもある印象を与える。

ブランド名:BEIGIC

サービスの概要

  • 2018年秋韓国で誕生したヴィーガンスキンケアブランド。
    自身の肌荒れに悩んでいたケイト・ナムグンが、自分と似たような肌悩みを持つ人のためにブランドをスタートさせた。商品には、“コーヒー”の美容オイルなどがある。
  • 韓国とアメリカでも展開されている。2020年6月22日(月)に、日本初上陸。

サービスコアバリュー(サービスが提供する価値)

  • キーワードは植物。ベージックのスキンケアには、フェアトレードの植物由来成分を中心に、自然由来の原料を使用。敏感肌でも使用できるよう、合成香料・合成着色料・シリコン・サルフェート・パラベンフリーの肌に優しい処方にこだわっている。

ユーザーゴール(ユーザーがサービスを利用する目的)

  • 商品に含まれている成分などの透明性が高く、効果もある程度期待される商品を使い、環境にも自分の身体にも優しいスキンケアを行うことで、心から健康になる。

ユーザーニーズ

  • 肌に触れるものは、質のいいものを使いたい。(どんな肌にも、優しい成分を含んでいてほしい)
  • 商品を使うことで、肌が健やかになっている感覚を得たい。
  • シンプルで可愛いパッケージなので、インテリアの一部としても楽しみたい。(見てるだけできゅんとします)

想定されるターゲットユーザー

  • 年代:20〜30代。
  • 性別:メインが女性。
  • デジタルリテラシー:高い。BEIGICの日本公式インスタアカウントのフォロワーには美容好きで有名な芸能人や、vogueやelleなどで起用されているモデルがいることから、美容とファッション感度の高い著名人の関心を集めていることがわかる。
  • 職業:IT系OL、クリエイターなど。
  • 趣味嗜好:インスタやアプリ/webなどで流行をリサーチする行動傾向がある。

サイトのデザイン意図を考察してみる

  • (全体)配色とフォントで柔らかい雰囲気を出しながら、スクロールする際のモーションが滑らかで、柔らかさとしなやかさを演出している。
  • ピンクベージュの背景で全体的に柔らかい印象を与える。
  • フォントも柔らかい雰囲気に沿うよう、メイリオを使っており、優しい印象を与える。
  • イントロダクションの部分:テキスト量が多い部分でも可読性を担保できるようトーン調整されている写真を背景に使用している。
  • タイトルと、サブタイトル・本文のテキストサイズにしっかりコントラストが付いていてメリハリがある。

終わりに

今回ご紹介させていただいたデザイン考察の手順は、サイトやLP、アプリのデザインを考察する際にも応用できます。今回ご紹介した手順意外にもたくさんの手法がありますが、デザインについてのインプットをする際の参考になれば嬉しいです。
個人的には、すごく気になっているスキンケアブランドについてもリサーチをかけることで、サービスについての知識が増えたのでとても満足しています。今後も、デザインと美容に励んでいきます!

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