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「何を学べばいいかわからない」新卒におすすめの本8冊

入社したものの、自分に合った仕事なのかわからない。なんとかバリューを発揮したいけど、何が得意なのか何をしたいのかもわからない。足りてない、と感じるけど何から勉強したらいいのかわからない。

誰もが一度は抱える不安感。今回はそんな不安感を抱えてる新卒の皆さんへ、きっとモヤモヤを脱却するヒントを与えてくれる本をご紹介していきたいと思います。

はじめに

「足りてない」に感じるモヤモヤを抱える原因は様々ですが、そういった不安感を抱える時に起きやすいのが「何が足りていないか上手く言葉にできない」ことなのではないでしょうか。新卒としてたくさんのことを学ぶ意気込みはあるけど、じゃあ何から始める?とつまずいてしまう。そんな時は、今の自分に何が足りないかを言葉にすることから始めるのがおすすめです。

そして、その新卒に足りない部分としてよくあげられる「自分を知ること」「マストなスキルを備えること」「マーケティング視点を持つこと」「人との関わり方を知ること」から学びを初めて見てはどうでしょうか。どれも、これから働いていく上できっと必要になる能力です。

日常の業務の中での汎用性も高いので、本で学んだことがなかった人もすぐに吸収できるはず!

おすすめの本の中でも、すぐに実践に応用できる本8冊をおすすめします。

自分を知る

『苦しかったときの話をしようか』森岡 毅

私自身、何をすればいいのかがわからず辛かった時にこの本に出会いました。著者の森岡さんは「自分に向いていること」を探し続けること、向いていることを極めていくこと、を一貫して説いています。では、自分の得意なことって何?自己分析をしてみても精神面での自己分析が増え、スキル面での得意なこと、仕事の実戦でいかせる強みは?と言われると学生時代までの体験で見つけ出すことはなかなか難しいのではないでしょうか。

そんなあなたの悩みに具体的な方法を用いて答えてくれる本です。森岡さんの新卒時代のエピソードにも触れられていて、USJを立て直した森岡さんでも上手くいかない時期はあったんだ!自分も頑張ろうと励まされます。

夢をかなえるゾウ水野 敬也

主人公は自分を変えようと、自己啓発本を読んだり悩んだりしながら何とかして自己変革していこうとするけど、何も続かない三日坊主。そんな飽き性で平凡なサラリーマンが「神様」を名乗るガネーシャの指南によって自らの人生を変えていく物語です。とても有名な自己啓発本で、名前だけ知っている人も多いと思います。ストーリーの中で、主人公に自分を重ねながら読み進めていくことができる本でとても読みやすい、なんとなく自己啓発本苦手なんだよなって人におすすめしたい一冊です。

マストなスキルを備える

コンサル一年目が学ぶこと大石 哲之

「説明の仕方」「資料の使い方」「考え方」などの基礎の基礎を教えてくれる本。エクセルの使い方や資料作成の仕方、プレゼンの方法、クライアントとの話し方などかなり細かいところまで具体的に教えてくれます。

個人的には、心構えを知りたい人は新卒の入門書としてよく名前が上がる『入社1年目の教科書』スキル面を鍛えたい人には『コンサル一年目が学ぶこと』がおすすめです。

問題解決高田 貴久 岩澤 智之

ロジカルシンキングを身につけようとよく聞きますが、ここまで丁寧に具体的に書かれている本はないのでは?(個人比)と思う良本。問題解決とは何なのか、どう考えていけば答えを見つけられるのか、プロセスや観点から注意点まで詳細に書かれています。

内容が充実していて分厚く、なかなか内容も難しくて読み応えがありますが一度読み終わる頃にはしっかりと問題解決の能力が身についてるはず。全新卒におすすめしたい本です。

マーケティング視点を得る

『ドリルを売るには穴をうれ』佐藤 義典

マーケティングとは何か、をストーリーで体感できる本。経営が何故かうまくいっていないレストランをマーケティングのことをほとんど知らなかった女性が上司に立て直すように命じられ、奮闘していくストーリーです。

周りの人から助言をもらいながら、実際にレストランを訪れたりお客さんに話を聴いたりして、レストランを立て直す方法を考えていきます。ストーリーの中で時系列でマーケティングの概念を学べるので、苦手意識をもたずに最後までスラスラ読める本です。ストーリー仕立てで、難しい内容をわかりやすく伝えてくれる意味では雰囲気は『もしドラ』に似ているかもしれませんね。

『顧客起点マーケティング』西口 一希

『ドリルを売るには穴を売れ』でマーケティングについてなんとなく理解した後は、実際にはどのような実務でマーケティングが行われてるのかについて説明された『顧客起点マーケティング』がおすすめです。

著者の西口さんが手掛けた「肌ラボ」「スマートニュース」の事例をもとに市場調査からCMまでの様々なマーケティング事例が詳細に書かれています。また顧客をどんな観点で俯瞰的に見るのか、主観的に注目して見るのかを全体の流れを通して学ぶことができます。個人的に肌ラボを実際に使用していたこともあり、肌ラボの事例の中で自分のインサイトを実感できたことも大きかったです。

人との関わり方を知る

『1兆ドルコーチ』エリック・シュミット  ジョナサン・ローゼンバーグ   アラン・イーグル 

人と対峙する時にはどんな姿勢でいるべきか、人としてのあり方を問われる本です。アップルやグーグルなど、名だたる会社の経営者に慕われ、彼らをコーチしてきた「ビル」と呼ばれる一人の男性の生き方から、人との対話の仕方が紐解かれていきます。

出てくるエピソードが経営者の視点から見た、部下への接し方や向き合い方が多いので経営者の目線を体感できるのも一つの魅力です。「仕事がうまく行き始めた時」「少し成果が出てきた時」などに読むと姿勢が正されます。

『嫌われる勇気』岸見 一郎 古賀 史健

最後に紹介するのは大ベストセラーの『嫌われる勇気』です。

タイトルだけを見ると「他人なんて気にせずに自分を貫け!その結果嫌われてもしょうがない」みたいな熱い話に思う人も多いと思います。ですが、内容は意気込みや気持ちのあり方を問われているわけではありません。

本編では一貫して「あなたを嫌うかどうかは、あなたの問題ではなく他人の問題である」ということが述べられています。そしてその後には「他人に好かれるために、評価軸の違う他人の評価を己で変えようとすることは間違っている」ということが書かれています。

つまり、自分が変数で変化していける「己の課題」と相手にしか変えられない「他人の課題」を分離していくこと。そして常に自分に集中することが大事だ、と著者は説いています。

有名なアドラー心理学をとてもわかりやすく説明されていると多くの方から評価されているロングセラー本です。

最後に

今回はきっと新卒の皆さんにヒントをくれる8冊を紹介しました。どれもとっても良本です。

ビジネス本が苦手な方も、ストーリー仕立てになっているものもあるので是非お手にとってみてください。

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