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デザイナーと仕事をする時クオリティを高めるコツ

デザイナーと仕事をする時に限った話ではないですが、特にデザインを作っていくプロジェクトを進めるにあたり、クオリティを最大化するためのコツやポイントを紹介していきます。

デザイナーと仕事をする、依頼をする側の発注者・プロジェクトマネージャー・マーケターの方々に是非読んで頂ければと思います。

問い合わせ後、相談会の日程を提案いたします!
自社の課題をプロに壁打ちする!

前提認識を合わせる

依頼内容を明確にする

どんな目的・背景で、何を依頼しようとしているのか。を明確に伝えましょう。

依頼が曖昧な状態だと、デザイナー自身が何を求められているかわからない場合があるため、作業全体のイメージを膨らますことができません。
依頼側の方も専門分野ではないので伝え方がわからないのであれば、それも伝えてあげると依頼を受ける側としては、そこをサポートする提案に変えていくこともできます。

なので、提案を依頼するにあたり、下記項目を一緒に伝えてあげることで、その後のやり取りがスムーズになるので試してみてください。

  • 達成したい目的
  • 達成するためにどのような流れを考えているか(仮でもOK)
  • その流れの中で足りない役割やリソース
  • 依頼の範囲

言葉の定義や目的を一致させる

ブランディング

ブランディングとは、ブランドで定義したことを体現し、浸透させていく活動のことです。
よくブランディングをすれば、必ず競合と差別化ポイントを作ることができて売上が上がる。と想像されている方もいますが、それは間違いです。
あくまで体現し続けるのは当事者になるので、目指したい姿を共に考えましょう!

UXデザイン

ブランディングと同様に、プロセスがあまり知られていないことが多いのがUXデザインです。
UXデザイナーは、目的に合わせて調査設計・実施を行い、ユーザーの課題やニーズを抽出し、それらの情報を元に、理想のユーザー体験を設計する役割を担っています。
なので、UXデザイナーだからといって、なにも情報がない状態で理想のユーザー体験を設計するということは難しいです。

ワイヤーフレーム

ワイヤーフレームと聞いてどんなものをイメージしますでしょうか?
デザイナーや会社によってどこまで作り込むのかバラバラなこともあります。
例えば、ワイヤーフレームでは色や写真素材も仮当てで入れる方もいたり、白黒で作る方もいると思います。

弊社が使うワイヤーフレームでは、決定した要件を元にカラーを付けずに白黒で作成します。
このフェーズでのゴールは、全体の構造確認や要素の抜け漏れ、テキストなどの情報量のチェックを目的として行います。

抽象的な言葉は使わない

「直感的、使いやすい、操作しやすい」など、よく使っている言葉があるのではないでしょうか。
これらの言葉はとても便利でよく耳にすることがあるのですが、相手と同じ認識を持っていなければ大きな認識違いを生む言葉になってしまいます。

「ユーザーがしたいと思った行動に対し、学習コストが少なく、迷わずたどり着ける」のように、コミュニケーションを取る相手と同じ認識を持つとスムーズなコミュニケーションになるので、是非深く突っ込んだ会話を挟んでみてください。

ちなみにユーザーへの学習コストは下げるためには、既視感あるUIが用いられることが多いです。
そのために、アプリなどもOSごとにデザインガイドラインが存在しており、操作性を担保していたりもします。

気持ちの良いコミュニケーションを意識する

修正依頼を理由とともに伝える

修正依頼には、必ず理由や背景もセットで伝えましょう。
この位置を変更してください。だけフィードバックを頂くと、他のデザインとの整合性やより良いアイデアをデザイナーが提案出来なくなってしまうからです。

感謝を忘れない

仕事上のコミュニケーションにおいて、進行するために不必要なものを極限まで省けば、とても短いやり取りで済むかもしれません。
ただ、気持ちよく仕事をしていく上で、感謝や挨拶の言葉を挟むだけで、そこには何か見えない力が働き、チームとしてより良いものを生み出すための土台となっていきます。

情報を伝えてプロジェクトへの協力体制を作る

良いものを作るためには、ステークホルダーの協力が欠かせません。
優秀なデザイナー依頼をすれば、勝手に良いものが作られる。ということは絶対にないので、過去現在未来について出来る限りの情報は伝えて、共創していくことが大事です。

作業に集中できる環境を構築する

後出しの仕様変更をなるべくしない

情報は全て事前に共有しましょう!
よく起こっている状況としては、後になってから「こうしたいああしたい」という意見が出てくることです。
もちろんプロジェクトを進めていく中で、状況の盤面が変わってしまい、意思決定が変わるという事は仕方ないかもしれません。
ここで大事なのは、事前にチェックすることができた事が漏れてしまうことによる手戻りです。

最初から方向性について共通認識が取れていれば、安心してゴールを目指せるので、できるだけ不安を取り除いてあげましょう。
また、あまりにも方向性が変わったり、合意が取れた後の仕様変更の場合は、スケジュールの再調整や追加見積りの相談をした方が、互いに気持ちよく良いものを作る動きができるでしょう。

素材の準備を怠らない

素材には大きく「テキストと写真」があります。

写真は、トンマナを決める関係から写真素材の選定や撮影ディレクションをデザイナーが担うことはあるのですが、ライティング業務の線引きを曖昧としたままデザイナーが知らない間にやっているケースをよく見ます。

あくまで仮のテキストは入れたとしても、本番用のコピーやテキストは別途用意しましょう。

最後に

より良いサービスやサイトを作るためには、良いデザインは欠かせません。
また、その設計をするデザイナーの力を最大限発揮してもらうためには、共にプロジェクトを進めるメンバーや依頼者の力量に掛かっています。
是非これからのプロジェクトの参考にして頂ければと思います!

 

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1991年生まれ、大阪府出身。 2018年に株式会社セブンデックスを創業し、代表取締役に就任。 これまで携わったPJは、ブランド戦略、UXデザイン、新規事業開発と多岐に渡る。現在は事業全体を統括し、日本のマーケティングに変革を起こすため従事している。