企業の魅力を表現できるキーワードを言語化
Wizleap様から表現したいイメージをお伺いしたり、お打ち合わせの対話の中で見えてきた法人格としてのキャラクター、大事にしたい価値観から与えたいイメージを抽出しつつ、サイトに訪れる金融関係者や採用候補者に与えるべき印象も言語化し、整理を行いました。
自社として表現したい魅力と、サイトに訪れる訪問者双方の目線感のバランスをとりつつ、サイトのコアとなりそうなキーワードを言語化していきました。
言語化したキーワードから、コンセプトを2つ策定。企業として大事にしている価値観や与えたい印象として「スタートアップとしての先進性」と、お客様のお金の不安と向き合う事業・サービス特性を踏まえた「金融事業を営む企業としての安心感・信頼感」をコンセプトとしました。
「Wizleap」のあるべき姿を、ロゴに込める
前段で策定したコンセプト、「スタートアップとしての先進性」と「金融事業を営む企業としての安心感・信頼感」。企業やユーザー、採用候補者に印象形成をするあたって、当時のロゴの造形では不十分だと考え、リニューアルするに至りました。
社名の頭文字”W”をアレンジしたデザインや、動物や抽象的な図形での表現など、様々なアイデアを発散的に提案。提案の際には、必ず各デザイン案に込めたストーリーや意図を明示することで、クライアントが言語化しきれていない”Wizleapらしさ”を少しずつ引き出し、造形の方向性を擦り合わせていきました。最終的に、”W”をアレンジしたデザインとなりましたが、その後も、お客様の意思決定を真摯に支える”Wizleapらしさ”をどう表現するか、細かいバリエーションを制作し、追求していきました。
ビジュアルを用いたヒアリングで、デザインの方向性を定める
ムードボードを利用して他社のビジュアルイメージを比較に置きながら、Wizleap様の魅力を適切に表現できるビジュアルはどのようなものか?を可視化し、ビジュアルラフを作成し、擦り合わせていきました。
ビジュアルイメージや金融ドメインの近しいプレイヤーの事例を交え検討を重ねる事で、お客様にとっても納得感のある方向性を一緒に模索する事ができました。
与えたい印象を直接的に言語化する事が難しく、デザインを設計する為の情報が少ない中でも、お客様との対話の中から大事にしている価値観を適切に言語化。それらを、ビジュアルを織り交ぜて視覚的にコミュニケーションを繰り返す事で、一見感覚的にもなりそうな事をお客様のビジネスニーズに合わせて方向性を齟齬なく擦り合わせる事ができました。
試行錯誤を繰り返し、最適なUIデザインに仕上げる
Wizleap様は金融関係のステークホルダーを有する企業なので、信頼感を感じられる心象を作りながらも、新しい価値を創出できる先進性を持った企業であることを感じてもらいたい、プロジェクトを開始した時からそのように考えていました。金融事業を営むスタートアップとして、信頼感のある印象形成を実現することを目的とし、Wizleap様の魅力を最大限引き出しつつ、先進性と信頼性を両立できるビジュアルを探求し続けました。
最終的には50以上のビジュアルパターンを発散する事で、視認性が高く、サイト訪問者にとっても認知コストが低く、先進性を感じられるようにグラフィックの要素も盛り込み制作を行いました。