UXUI Design

セキュリティメーカーとしての魅力を伝えるための採用サイト刷新

エムオーテックス株式会社
OVERVIEW
エムオーテックス株式会社様の採用強化にあたり、採用サイトにおいて企業・事業内容の魅力が
ターゲットに届くようなコンセプト策定、コンテンツ・デザイン制作まで一貫して支援しました。
TERM

2025年5月 〜 2025年8月

ISSUE
旧サイトは事業統合後の実態や魅力をしっかり紹介できていませんでしたが、従来のソフトウェア開発だけでなく、専門的なセキュリティサービスも提供可能な“セキュリティメーカー”となった実態に合わせた内容にする必要がありました。
また、採用課題の面ではコンテンツが人中心の内容となっており、企業や事業の魅力、組織風土な
ど、欲しい人物像に対して届けるべき内容が訴求できていない設計となっており、求職者の会社・事
業・業務への理解が進まず、採用サイトとして十分に機能していない可能性がありました。
SOLUTION
  • ターゲットとなる人物像に近い社員、代表取締役社長、採用担当課へのヒアリングを中心に、候補者ニーズ/提供価値/求める人物像を整理し、採用サイトコンセプトを策定
  • 人物面以外の魅力が伝わるよう、組織の全体像や組織文化、事業内容についても明確に伝わるようなコンテンツ・デザインの制作

01.

事業統合後の実態に合った会社の情報、魅力を訴求するため 採用サイトをリニューアル

2022年の事業統合を経て、エムオーテックス株式会社(以下MOTEX)はこれまで開発・提供してきたプロダクト(ソフトウェア)に加え、高度なセキュリティサービスまで提供できる体制へと事業拡大していました。その一方で、採用サイトは統合後の実態を反映した内容になっていませんでした。

採用自体は堅調だったものの、IT/セキュリティ分野の素養と主体性を備えた“挑戦型”人材への訴求に課題があり、採用ミスマッチや業務への理解不足で候補者を不採用にせざるを得ないケースが見受けられるという課題がありました。

そのため、届けるべき情報と現状のギャップを解消し、事業の面白さを起点に現場とつながる採用体験を実現する必要がありました。

本プロジェクトは、これらの背景を踏まえ、戦略的な採用サイトとしての刷新をゴールとしています。

02.

候補者へのメッセージの起点を定め、

訴求の精度を高めるためのコンセプト設計

採用サイトを単なる情報発信の場にとどめず、「MOTEXがどんな人財を求め、どんな成長環境を提供できるか」を一貫して伝えるためには、まず拠り所となるコンセプトの明確化が不可欠でした。代表取締役社長や採用担当、さらにターゲットに近い社員へのヒアリングを通じ、候補者が重視する価値観とMOTEXが提供できる魅力を先鋭化させていきました。


その結果導き出したものが「社会の安全と生産性を支える最前線で、挑戦と変化を楽しみながらキャリアを切り拓ける場所」というコンセプトです。こうしたコンセプトをベースにMOTEX様とディスカッションを重ねながら、サイトの各ページやコンテンツにおける訴求ポイントを明確にし、候補者が求める情報を最短距離で届けられる構造をつくりあげていきました。

03.

候補者にとってMOTEXへの理解が
最短となるようなページ設計

採用コンセプトに沿って、候補者が迷わず要点を理解できるページ設計を行いました。
新設した「3分でわかるMOTEX」ページでは、会社の基本情報をはじめ、ビジネスモデルやサービス領域、これからのビジョンについて短時間で掴めるように工夫しました。

事業紹介ページでは、旧サイトの「なんとなくソフトウェア開発やセキュリティをやっている会社なのだろう」という漠然とした印象を改め、CM動画やサイバーセキュリティ領域の図解、導入実績などのファクトを組み合わせて「どのような課題を、どう解決する会社なのか」を具体的に伝える構成に刷新しました。

職種紹介ページでは、旧サイトの「写真と職種名だけ」というシンプルな見せ方から脱却。新たに部署間の連携や役割の広がりを示す職種相関図を設け、社員インタビューへの接続も強化しました。
社員インタビューコンテンツは、旧サイトの社員の人となりや働き方に強くフォーカスした記事から、具体的な「挑戦」や「仕事」にフォーカスしたタイトル・内容に刷新しました。就職活動において重視していたことや入社理由から、現在の業務内容、やりがい、これから挑戦したいことまで、過去・現在・未来の時間軸で社員のキャリアを立体的に描く構成とすることで、MOTEXでの業務や成長を候補者が自然に感じ取れる構成へと進化させました。

04.

挑戦のアグレッシブさとセキュリティ企業としての安心感を両立させる、MOTEXらしさを体現したビジュアルデザイン

ビジュアルデザインでは、採用コンセプトで掲げた「社会の安全と生産性を支える挑戦の場」を直感的に感じ取れることを重視しました。旧サイトは人や働き方にフォーカスした結果、「安心感」は伝わる一方で、事業のスケール感や社会的意義、挑戦的なカルチャーが十分に表現されていないという課題がありました。
そこで、個人よりもチームの連帯感や協働する姿を主体に据え、「挑戦」と「風通しの良さ」を両立させたトーンに刷新。四象限で整理した“チーム×情熱・挑戦”のポジショニングに基づき、写真や余白、色彩の設計を通して理解コストを下げつつも、「自律的に挑戦する集団」であることを表現しました。

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