CULTURE
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全てのステークホルダーのために。私たちが体現するマーケティング

大学時代から漠然と抱いていたデザインへの疑問、そしてマーケティングへの共感。
新卒として入社し、マーケティング支援で自ら体現する。2人の持つ価値観、描く未来を追いました。

▼プロフィール|田中 優衣
大学在学中、デザイン経営を学ぶ中で広義のデザインの可能性と必要性を強く感じ、UXデザイナーを志す。あらゆる領域のビジネスシーンでユーザー視点とビジネス視点を両立したいという思いから、UXデザイナー/PMとして新卒入社。上場企業のオウンドメディアのリニューアルのUXデザイン、ブランディングプロジェクトのPMなどを経験。

▼プロフィール|正木 智大
学生時代にエンジニアとしてモノづくりを行う中でUI・UXデザインの重要性に気づきデザイナーを志す。よりよいモノづくりには広義のマーケティングが必要であると考え、セブンデックスにUIデザイナーとして新卒入社。オウンドメディアのUIデザイン、上場企業のサイトリニューアルのUIデザインなどを担当。2021年からDesignshipの運営スタッフとしても活動。

入社に至るまで。「広義のデザイン・マーケティング」に共感する価値観

ー大学ではどんなことをやってきたんですか?

▲UXデザイナー|田中 優衣

田中
ゼミ活動では組織論を先行していたので、大学内外の人達とワークショップを一緒に作ったり、イベント設計・運営だったり、プロダクト中心の場作りをしてました。あとは、大学主催の国際系イベントの実行委員として、来場者に向けたイベント設計したりしてました。

UXデザイン自体は大学で全く学んでなくて。経営学部だったのでデザイン経営の文脈で少し出てきたくらいでした。インターンを通してインターフェースデザインをやってたので、UXではなかったですが、価値を届ける人たちを起点にしてどういうものを作るかの視点で考えていたので、そういった部分がUXの本質と重なっていたなと思ってます。本格的にUXデザインのプロセスを行ったのは採用での課題専攻が初めてでした。

ー就活をきっかけに、本格的にUXに興味を持ったんです

田中
就活を通してUXデザインを知って、UXデザインのプロセスとか考え方が学生時代にやってきたこと、これからやりたいこととバチッと繋がったんですよね。
ゼミで元々デザイン思考とか、インクルーシブデザインの概念は知ってて、なんとなくUXデザインっていうワードは知ってたんですが、改めて自分がやりたいことや社会的なニーズを考えた時にUXデザインの仕事、それをチームで作っていくプロセス含めて、自分に向いてるしやるしかない、と思いました。

そこからUXデザイナーの職種で探したんですが、ただUXプロセスができるだけではなくてビジネス視点と両立したいっていう想いがあったので、戦略から一気通貫でやっていくかつ、ビジネスとの両視点でアプローチする会社を探してました。ちょうどその時にセブンデックスを出会ったのですが、初回面談でビジネス×デザインの部分を熱く対話したのが記憶に残ってて。デザインも含めてどう伸ばすか、広義のマーケティングとして捉えていて、事業内容やプロセス、チームを見て、やりたいと思いました。

▲UIデザイナー|正木 智大

正木
僕の場合はウェブ開発をメインとした4年制の専門学校に行ってたので、自分以外全員エンジニアで就職する様な環境でした。具体的には頻繁にチーム制作して、ハッカソンなど大学内外のイベントに参加して、開発をして。というようにいろいろなことを行ってましたね。

ーそこからデザイナー方面に向かったのはどんな理由があったんですか?

正木
元々アートやデザインが好きで興味はあったんですよね。きっかけはエンジニアでものを作ってた時に技術先行した物作りをしてしまって、講師の人に「これ誰の為のサービス?」とフィードバックを受けて。確かに客観的なものづくりが出来てないと思って色々調べてたんですが、UXUIデザインをしっかり行うことでユーザー、ビジネス的に価値あるものが作れる事を知って。プロダクトの価値を上げる観点に共感して、そこからUIデザインを勉強しはじめました。当初エンジニアで就職するつもりだったので、学びながらアウトプットをポートフォリオに反映して、を繰り返してましたね。

ー気になったのが、なぜUXではなくUIに興味を持ったんですか?

正木
元々デザイナーになりたいが先。その中でUXの領域から落とし込んでいくところが重要性を感じたので、UXは絶対したいなと。その中でセブンデックスのマーケティングの考え方やそこで働く人を見て、UX、UIに絞る必要はないし、どちらもできる上でアウトプットに責任を持てるUIデザインからキャリアスタートしようと思いました。

ビジネス・ユーザー両視点を持って体現するまで

ー入社してから約半年、どんな案件に携わってきましたか?

正木
一番最初は大手企業のUIデザインの部分改修、その後に上場企業のオウンドメディアのリニューアル、今は歴史ある業界のサイトリニューアルなどに携わってきました。

田中
私は正木と一緒にオウンドメディアのリニューアルを進めたり、今は別でブランド浸透などの案件に携わってきました。

ープロジェクトに携わる中で、共感した事業やスタンスに対して、体現できてますか?

田中
一緒に携わったオウンドメディアリニューアルでは、UXUI領域関係なく議論してアウトプットに繋げて、上流工程からチーム全体で議論して前進できたなと。
言われたものをそのまま作ることは求められてないわけで。要件1つにしてもどんな理想を描いてるかをヒアリングした上で、本当の要件は何であるべきか最適解を考えて提案したり。自分から現状に満足せず能動的にアクション出来たのは体現出来たなと思ってます。

正木
オウンドメディアとしてブランド浸透させる必要があったり、ビジネスサイドのとしてそこから求職者増に繋げたい想いもある。色々な制約がある中で、ターゲットはどんな人でどんな利用シーンがあるのか、ブランディング戦略と同時並行で考えていく所は意識的にやっていけたかなと思います。両視点を持ちながら最終的なUIデザインに落とし込んでいく。ここは体現できたかなと思います。

ー結構順調そうな感じが!

正木
いや、あたふたはしてましたよ(笑)。やっぱりUIデザインのスキル自体がまだまだだったり、上流の定義の甘さが後に響いたり。
ただプロジェクトとして、限られたスケジュールの中でどう修正しながら進めていくか、「じゃあこの後どうしていこうか」みたいな、未来を動かすコミュニケーションを取りながら前に進めたのが本当に大きいなと思います。

クライアントとパートナー。本当に幸せな“良いものづくり”

ープロジェクトを進めるにあたって、大切にしていたことはありますか?

田中
PMとしてフロントをやる中で、一緒に考えて決めて作りたい思いがあったので、意思決定だったり重要な所は一緒に議論して納得感を持って決めることは大切にしてました。

ー一緒に作ると何か変わるものですか?

単にアウトプットを持ってきて、「こういう戦略でこうすべきです」、は多分楽かもしれないんですが、それって相手にとって本当に幸せなのかな?と。

一緒に作るってすごい難しいじゃないですか。「これでいこう、これやろう。」って言えたら良いんですけど、企業側の中で課題がなんとなくあって、課題が潜在的な状態でセブンデックスに依頼してきたと思うんです。なのでそれを一緒に可視化して、プロセスからアウトプットまで一緒にやっていく方が、本質的な意味でお互いにとって幸せだし良いものが作れると思ってて。
アウトプット、プロセスだけじゃなくて、先方とのコミュニケーションやその場の設計まで考える。課題を紐解いて再定義して可視化して。基本的に要件は予見じゃないことが多いので、本当にやるべきことは何かをきっちりやるためにも必要なことだと思ってます。

正木
対話が重要な中でテンプレートの様なものは求めてないんですよね。わざわざ依頼してくださってるので、うちなりの価値を持って最適解に落とし込む。プラスアルファでクライアントの期待をさらに超えるアウトプットを出すいしきは持ってました。

対話質にもこだわってて。クライアントによってはアウトプットに対して何でも「良いね」と言ってくださることもあるんですよね。でもクライアントが良いから良いではなくて、自分たちとしてもっとできるんじゃないか、と思いながらアウトプットを磨いて提案する。そうするとクライアントも喜んでくれて、さらに良くしようと議論が活発化するんですよね。妥協点を探すのではなく一緒に最高点を探しに行く感覚です。

次に繋げる、今見える、未来のキャリア

ーここからどんなキャリアを歩んでいきたいですか?

田中
UXデザインはプロセスの1つにしか過ぎなくて、広義のマーケティングを実行していく必要があるんですよね。そうなるとより多くのステークホルダーがいて、それぞれに課題、ニーズがあって。これらを前に進めるにはコミュニケーション力、グリップ力が必要になるんです。

大学でマーケティングについて「売れる仕組みを作ること」と学んだんですが、それだけでは回らないよなと。ビジネスマーケティングの視点だけじゃなくて、消費者、社会、全てのステークホルダーに対して本質的なイノベーションを起こさないといけない。そうなると大事であることを言い続ける必要があるんですよね。ここを乗り越えないと絶対実現できない。その壁を乗り越えるために、単にそのUXデザインができるデザイナーではなくて、そのコミュニケーションの場だったり、一緒に作るプロセスまで全てのUXを考えられるデザイナーを目指したいなと思ってます。

正木
元々マーケティングを全然知らなくて、それこそユーザー視点で考えて作れば面白いからOKと思ってたんです。セブンデックスと出会ってから、そもそも市場に何を提供してビジネスとして成り立たせるか、市場とマーケティングの関係って大事だし多くの会社が抱えている課題なんだと知って。

UIデザイナーとして、アウトプットするだけではなく、そこからどう次に繋げるか。リリースしてから、アナリティクスを見て分析してブラッシュアップして。リリースするまで答えはわからないので答え合わせをしながら課題を見つけてはUIデザインと言う手段で解決する。そんな状態を目指したいと思います。

ー新卒だからこその強み。ありますか。

田中
やっぱり知識量や実践経験は浅いですが、その分失敗もたくさんできると思うんです。挑戦する環境は本当に多いので、得られた経験を社内で還元したり、場合によってはリードしたり。挑戦の中で感じた違和感とかを、さらに変えるために主体的に実行していく。この1年でやれることはやりきりたいなと思ってます。

正木
僕は逆に良くも悪くも新卒だからとかは意識してなくて。新卒でも中途でも初めてやる案件は社内にケースはあっても同じものは無い状態。常に新しい状態でわからない状況は同じだと思うんです。なのでその中でわからないなりに、プロジェクトを前進させるためにはどうすれば良いか、自分の価値を発揮するにはどうすべきかを考えてます。
新入社員だからこそチームなども客観的に見られるので、その中での最適解は何かを考えて行動できる。この強みは今しかないので存分に活かしていきたいなと思ってます。