2年前、新卒でデザインコンサルティングファームのセブンデックスに入社し、振り返れば2022年は怒涛の1年でした。「新卒2年目は一体セブンデックスでどのような業務をしていたのか?そして何を感じたのか?」そんな“リアル”をシェアさせていただければと思います。
この1年で取り組んだこと
スタートアップならではですが、振り返ればかなり沢山のことに取り組んでいました。打席が沢山あって、毎日毎週が勝負であり、そして自分がやりたいと思ったことに挑戦をさせてもらえる環境がありました。また1年目と比べて人が大きく増えて環境も大きく変わった1年でした(PMは年始には4人でしたが、1年で10人になりました)。成長した点は、自分の強みを以前よりもプロジェクト・組織に還元することができたようになったことなのかなと思っています。
以下、1年間で取り組んだこと(一部抜粋)
- 営業(商談・提案書作成)
- 営業フローの設計
- セールスフォースの導入支援
- 採用面接
- 社内プロジェクトの推進
- ライティング
- Webサイトで利用する写真の撮影ディレクション
- ワークショップの設計・ファシリテーション
- イベント企画・ファシリテーション
- ユーザーテスト
- ヒアリング設計・ヒアリング
特に大切だと感じたこと
幅広い経験の中で学びを得られましたが、振り返って1つ印象的だった出来事をシェアさせてください。BCG Digital Venturesの花城泰夢さんとオフィスにて交流会をした時のことです。交流会では事前にメンバーから集めた質問(合計30個弱)に対して1問1答でご回答頂きました。
花城さんは経験も知識も豊富にあり、質問に対しご自身のエピソードを交えながらご回答いただきました。僕含めメンバー全員が集中して、その場に参加していました。どれも心に残るお話でしたが、中でも印象に残ったことは、「(複数の高難易度なプロジェクトを持ちつつ)全てのユーザーインタビューを確認している。リアルタイムで参加できなかった場合は、録画を全て見られている」というお話でした。ユーザーインタビューの経験がある方はわかるかと思いますが、ユーザーインタビューは1つのプロジェクトで多ければ、10回ほどすることもあります。1回1時間ほどありますので、ご多忙を極める方でも議事録での確認だけでなく、実際に全て確認されているということに衝撃を受けました。そのものづくり・プロジェクトへの「誠実な」姿勢に圧倒されました。
そして、この交流会のことを振り返りつつ、あらためて今年自分が取り組んできたことを振り返ってみると、この「誠実」という言葉でまさに総括できると思いました。
というのも、今年僕は、営業やプロジェクトの中で大きな会社の代表の方に提案させていただくことが何度かありました。提案の相手が大企業の代表ですと、難易度は高くなりますし、提案を考えるのに苦労することもありましたが、相手がどういう目線で何を考えていて何を望んでいるのか、と一つ一つ想像することを厭わず、理解を深めて共感し、ソリューションを考えることに誠実に取り組むことで、乗り越えてきたように思いました。
そのほかにも、採用面接やワークショップの設計をしたときも、参加する相手と対話を丁寧に積み重ねることで、より良い場を築いていくことが出来ていたように思います。
技術的にはまだまだ未熟なことが沢山あります。ただ、トップでご活躍されている方とお話させていただき、「誠実さ」を肌で感じられることができことはとても大きな収穫でしたし、そしてこの1年自分が取り組んできたことを振り返ってみても、今後「誠実さ」を大切にすることは方向性として決して間違いないなと確信することができました。
3年目は行動指針「誠」を大切に
行動指針に「誠」があります。これは誠実を積み重ねることが成功をもたらしてくれると教えてくれています。この1年、自分なりの解釈ではありますが、誠実であることがいかに重要かを学ぶことができたのかなと思っています。誠実な顧客対応から、「また一緒にお仕事をさせてください」と仰ってもらえたときは、とても嬉しかったですし、どんな相手であれ、たとえそれが大きな企業の代表であっても、向き合い続けて提案したことで「やろうよ!」を言ってもらえたことも大きな糧となりました。今年学んだことを胸に、来年は誠実を積み重ねていければと思います!