セブンデックスのインターンは領域にとらわれず、チャンスを自ら掴み活躍しています。
インターンながらも幅広い分野に挑戦し、成果を出し続け活躍する彼女に、働く上で大切にしていることやマインドセットについて聞きました。
▼プロフィール|臼井 結那
セブンデックスのデザインとビジネスに対する思考の深さに魅力を感じ、2020年3月からインターンとして入社。人々が抱える「生きづらさ」をデザインの力で無くしていくべく、デザインの本質を探りながらさまざまな分野のデザインについて学んでいる。多摩美術大学統合デザイン学科在籍。
手を挙げ続け、掴んだ仕事は全力でやる
ー2020年にインターンとして入社されていますが、今までどんなお仕事をされてきたんですか?
もともとデザイナーインターンとして入社したので、入社直後は冊子のデザインなどビジュアル制作系の仕事が多かったです。
その後、色んな会社のコンペに参加させてもらってUXリサーチやブランディング、セブンデックスポストのデザインや社内プロジェクトの企画も行いました。あと一度オフィスのデザインをやってみたくて、オフィス移転に伴い予算組み、内装の設計から家具の発注、引っ越し作業までまるまる任せてもらいました。インターンにここまで仕事を任せてくれる会社も珍しいですよね(笑)
ー確かにビジュアル作成からUX、ブランディング、オフィス移転までかなり幅広いですね(笑)
確かに振り返ると1年で結構たくさん仕事してきたな、って実感しますね。デザイナーインターンとして入社したんですけど、入社したばかりの頃からUXやブランディング、マーケティングに興味があると言っていたので、手を挙げ続けて幅広いお仕事に関わらせていただきました。セブンデックスは自分で手を挙げたり、発信していけばどんどん新しい仕事をもらえる環境なので、ある意味それを利用させてもらってます(笑)
でもやるからには全力でやるし、もちろん成果を出すことも大事です。
できる限り関わる全ての人の視点を持って考える
ー今までで一番印象に残った仕事は何ですか?
ある大企業のコーポレートサイトリニューアルのコンペに挑戦したことです。
まず先方の社長にインタビューさせていただいて、「社長がどんなことを考えているのか」「今後この社長のもとで会社はどのように変化していくのか」を引き出すところから始めました。その後インタビューを基にひたすら妄想し、関係あるワードをとにかく出して、そのワードから会社の未来に合うデザインのコンセプトを決め、サイトのデザインに移りました。こんな感じの流れで進めていったんですけど、一つ一つのプロセスをこなしていくのがかなり大変で…
代表の中村に相談するたびに「自分って何でこんなに考え切れていないんだろう」って、自分の思考の狭さと浅さを痛感する日々でした。
お客様の要望としてはコーポレートサイトのリニューアルだけだったのですが、準備期間が1か月半くらいの中、実はサイト制作にかかった時間は1〜2週間ぐらいで。それ以外のコンセプト設計に相当力を入れてやりました。その結果、サイトのリニューアルだけでなく根本のコンセプトから考えたことを評価していただいて、無事コンペを勝ち取ることができたんですよ!この時は心にグッとくるものがありました。
ーなるほど。この仕事の中で今も大切にしている学びってありますか?
この仕事を通して一つ大事なことに気が付けたと思っていて、私と社員の皆さんを比べた時に、私には「自分の心を相手の立場において考えること。できる限り関わる全ての人の視点を持つこと」が必要なんだなと。
デザインのコンセプトを考える際にも「どんな人からどのように見られたいのか」を考えないといけなくて、その時に圧倒的に自分の持っている視点の少なさを実感しました。
今でも仕事をする中で「この目線足りなかったな」と反省することもありますが、常に色んな人の立場で物事を考えられるように意識して働いています。
できるかどうかなんて、やってみなくちゃわからない
ーインターンとして学生と両立しながら働くのってぶっちゃけしんどくないですか?
もちろんしんどいことも多いです。でも基本的に自分がやっている仕事は全て自分がやりたい仕事だし、忙しかったり時間内に終わらない時は「自分の力量足りてないな!」と思いながらやってます(笑)「きっとスキルが倍だったらすぐ終わるんだろうな」って思うことばかりですけど、自分にはまだそのスキルがないことがほとんどで…でもがむしゃらにやっていくうちにいつの間にかスキルはついてくると思って、時間がかかってでもやりきることが大切ですね!
あとはほとんどのお仕事が初めてのことが多いので、やる前はできるかどうかなんて、ぶっちゃけわかんないことが多いです。何事もやってみなきゃわかんないし、やってみて時間や力量が足りてなくても、絶対に自分が今出せるマックスは出し切ります!(笑)
手段にとらわれず、多くの人を救えるデザイナーに
ー今後の目標を教えてください
目標はデザインの種類に囚われずに、その時に伝えたい内容、相手、感情に合わせて最善の選択肢でデザインできる人になりたいです。広告を一つ作るにしても、ポスターを作るのか、映像にするのか、様々な手段がありますよね。その手段に固執せず、すべての手段を選択できるデザイナーになりたいです。
実はセブンデックスに入社したのも、現在通っている大学ではスマホアプリの作成やUIデザインについて学べなかったので、選択肢を増やすために入社しました。
私はデザインは課題解決の手段でしかないと思っていて、その手札が多ければ多いほど解決できることの幅が広がるし、一番最適な方法を選ぶことができると思っています。
正直クオリティに関しては、私が目指すようなジェネラリストよりも、専門家の方が優れていると思います。でも、そもそもその課題を解決するのに「どのデザイン手法が一番最適なのか」を考えるプロがいる必要があると思っていて、その役割を担う人になりたいです。
ーなぜそこまでして課題を解決すること、選択肢を増やすことにこだわっているのですか?
もともと大学でデザインを学ぼうと思ったのも、デザインで世の中のマイナスをプラスに変えていきたいと思ったからなんです。幼い時から国境なき医師団に憧れていて「自分のせいじゃなく、たまたまそこに生まれたという理由だけで苦しんでいる人たちを救いたい」という思いがありました。その思いを実現しようと思った時に、「医者よりもデザインの方が解決できる範囲が広い!」ってことに気が付いて。デザインって社会生活すべてに関わるものだし、その可能性は無限だと思うんですよね。
だから、自分のせいではなく、社会の仕組みによって不利益を被っている人たちをより多く救うためにも、手段にとらわれないデザイナーになることが私の目標です!