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キッチンカー『goodgoodfoods』のコンセプトができるまで

セブンデックスで担当した、株式会社FUNPANYが出店するキッチンカー『goodgoodfoods』のWebサイト作成過程をご紹介します。今回はリサーチからコンセプト決定までを説明します。

goodgoodfoodsのロゴ最終案

依頼内容

以下が、FUNPANY様からの依頼内容でした。

  • キッチンカーのコンセプトからキッチンカーのネーミング・ロゴ・Webサイト制作までを頼みたい
  • キッチンカーで販売する商品は「包み焼き」と「ポテト」
  • 今後包み焼きとポテト以外にも、キッチンカーにFUNPANY様系列のお店のメニューが追加される予定
  • 若い女性がターゲット
  • イベント会場などに出店する予定

まとめると “若い女性がイベントで食べてワクワクできる商品”なことが伝わるクリエイティブ制作がプロジェクトのミッションに!

FUNPANY様からは「最終的にはそれを見て、面白い!と思ってくれたイベント会社から依頼がくるようにしたい」とのご要望をいただき、チームメンバーでどんなものが若い女性に人気なのかをリサーチすることから始めました。

実際のキッチンカー

リサーチとブレスト

ビジュアルイメージをリサーチ

まずは、どんなクリエイティブが若い女性の中で流行っているのか、pinterestやInstagramを活用してリサーチしました。

デザイナーとプロジェクトマネージャーそれぞれでデスクリサーチを行い、Figmaにボードを作成してイメージを集約していきました。まずはどんなキッチンカーがあるのか、若い女性がファンになってる商品のデザインはどんなものかをリサーチ。その後、今回の商品に合うイメージは何かを集約したものをもとにビジュアルベースで話し合い、まとめたものを言語化していく作業を繰り返しました。

ターゲットの具体化

次にこの「包み焼き」と「ポテト」をイベントで食べてくれる人は、どんな人なのかを「属性」「休日の過ごし方」「好きな物」「イベントに求めていること」で具体化していきました。

話し合いの中で能動的に自分からイベントを探して行く人と、友達に誘われたからイベントに行く人の双方から、ファンになってもらえる可能性があることが「包み焼き」と「ポテト」の特徴であり、映えと美味しさの両立が強みだと気づき、快活でイベントによくいくターゲット・話題になっていればイベントに行くターゲット・誘われて初めてイベントに行くターゲットの3つを作成しました。

アイデアのブレスト

リサーチ・ターゲット決定の作業と並行して、「ターゲットの共通点」「メニューの特性」「シーンの特性」「名前のイメージ」を言語化し、ブレストしました。

どんな時に、このプロダクトが食べられているのかを具体的にイメージしていくことで、より具体的なクリエイティブに落としていくことができます。友達と並んで食べるのか、一人で買って食べるのか、日中なのか、夜なのか。シーンをデザイナーとプロジェクトマネージャーで同じシーンをイメージできるようにミーティングを重ねました。

この過程で気をつけたことは「ビジュアルイメージ」「ターゲットの具体化」「アイデアのブレスト」を一つ一つ完成させて次のプロセスに移るのではなく、それぞれ並行して作成していき、様々な角度から全体のイメージを固めて行くことです。リサーチを重ねながらブレストし、ブレストして足りないところは、またリサーチに戻る作業を繰り返しました。

そうすることで、1ヶ月という短い時間の中でもアイデアを出し切ることができたと思います。

キッチンカー・コンセプト決定

リサーチやブレストを重ねて、決定したキッチンカーの名前がこちらです。

複雑ではなく、シンプル。大人から子供まで必ず読める名前にすること。語幹の良さ。名前の呼びやすさ。どんなメニューがキッチンカーに追加されても対応できる。ロゴのしやすさ。などを意識しました。

コンセプトは「君とここで食べたい」です。商品が「包み焼き」「ポテト」であることから、ピクニックを連想。イベントで友達と一緒に食べるイメージがある商品だったため、イベントで屋台でご飯を食べるからこそのおいしさがあることをコンセプトに込めました。


いかがだったでしょうか?参考になれば幸いです。

次回はワイヤーフレームからデザイン作成までをご紹介できればと思います。

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