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自分らしいやり方で、チームを成功に導く|メンターと描く彼女の成長曲線

セブンデックスではメンバーそれぞれに1on1を行うメンターがいます。
今回はUIデザイナーの季山と、そのメンターである代表の堀田にインタビュー。案件でもチームを組むことが多い二人に、お互いのコミュニケーションについてや出会った頃の衝撃エピソードまで、2人の関係値を深掘りします!

▼プロフィール|堀田 信治
学生時代ロンドンで様々なクリエイティブに触れ、帰国後マイナビに入社。300社以上の採用支援を行い、全社表彰を受賞。その後、GoodpatchではUX/UIデザインの切り口から様々な企業の事業開発を支援。2018年に共同代表の中村とセブンデックスを設立。代表取締役に就任。

▼プロフィール|季山 花蓮
大学在学中にサークルでのクリエイティブ制作を通じてデザイナーを志し、2019年セブンデックスに入社。ECサイトのグロースや、コーポレートサイトのコンセプト設計からデザインまでを一気通貫で行うなど、様々なプロジェクトを通してデザイン業務に幅広く携わっている。

“なんとなく” ではなく “なぜやるのか” 考え行動する

堀江
はじめに、お二人で今までどんな案件を担当してきたか教えてください。
季山
ライトオンさんや学研プラスさんのECサイトのリニューアルなどをはじめ、結構いろいろな案件を担当してきました。

セブンデックスはデザイナーとPMのチームでアサインされるんですけど、堀田とチームを組むことが一番多いかな、と思います。
デザインやグロースのパートナーとして長い間お付き合いさせていただいているクライアントもいるので、堀田とはなんだかんだいつも一緒に仕事している気がします!(笑)

堀田
特に季山はセブンデックスで一人目のデザイナーだったので、まだ人数が少ない頃は必然的にお願いしていましたね。

さらに自分から手を挙げて「やってみたいです!」と言ってくれることも多くて、「じゃあチャレンジしてみようか」の様な感じで自然とお願いすることも多いかもしれません。
提案資料を作るときなんかも、上手くビジュアル化できない時にちょっと手伝ってもらうことも結構ありますね。

堀江
季山さんは新卒で当時代表二人だったセブンデックスに入社されていますよね?
季山
始めはインターンとして働いていたのですが、その後デザイナーとして正式に入社しました。

実は私は総合大学出身で、大学ではデザインを勉強していなかったんです。
でもどうしてもデザイナーになりたくて。インターンを応募したときも「絶対デザイナーになる」と決めて応募しました。
なのでセブンデックスにデザイナーとして入社できたことは、私のラッキーエピソードの中でもダントツの1位です!

堀田
そういってくれるととても嬉しいですね。
季山はデザインは未経験でしたが、面接の時から「地頭がいいな」というのはすごく感じていて。

入社してすぐの頃は外部のデザイナーのアシスタントをお願いしていたんですが、デザイン未経験と言っていたのに細かいズレにもすぐに気が付いたりして、その部分はすごいなと思ってました。
でも当時一つだけ衝撃的なことがあって(笑)

堀江
え、何ですか?!
堀田
うちの会社は当時10時出社だったんですが、面接の時に「朝10時に出社しなくちゃいけないんですか?」と質問されて(笑)今だに覚えてるくらい印象的でしたね。

でもその裏にはきちんと彼女なりの論理があって。「10時に全員で集まる重要性」を納得したいと言う想いからの質問でした。
決められたことに漠然と従うのではなく、目的を知ってから行動するところは彼女のいいところですね。

季山
私もその質問をしたのは覚えてます!
でも、私自身「なぜやるのか納得できないことはやりたくない」という考えがあるので、なんとなく従うのではなく理由をしっかり聞いてから判断したかったんですよね。

これは仕事でも言えることで、案件の初めに必ずチーム内で目的を明確にしたり「なぜやるのか」をすごく大切にしてます。自分で納得した仕事だから絶対に妥協はしないし、やりがいを感じながら働けてます!

「自分は何もできないんじゃないか」転機になった1on1

堀江
入社した当初はメンバーも少ないですし、大変なことも多かったのでは?
季山
当時を振り返ると、ほんとに大変なことだらけでした…。

まだ社員が私含め3人だったころは、二人が営業で出かけてしまうとオフィスに一人ぼっちになってしまうこともあったし、でも何をしていいかわからなくて。
逆に人数が増えて自分より優秀なデザイナーの方が入ってくると、周りを見て「自分は何もできないんじゃないか」と思うようになってしまって…。自分の中ではなんとなく得意なこと、不得意なことはわかっていたんですが、他のデザイナーさんと比較したときに「私はこれが得意です!」って胸を張って言えるものがなかったんです。

堀江
そんな中、どのように乗り越えたんですか?
季山
私がそのことに悩んでいる時、堀田が1on1で「季山は情報整理が得意だと思うよ」って言ってくれて。
それで初めて自分が周りと比べてその部分に長けていることに気が付いたし、すごく自信にもつながりました。
堀田
僕自身一人一人に必ず強みや個性があると思っていて、だから周りを見ると「あの人のここには勝てない」の繰り返しになってしまうのは当然なんですよね。

でも、だからと言って自分が何もできないわけではないし“季山には季山の得意なことを伸ばしてほしい”と思ってアドバイスしました。
実際デザインする中でロジックを作っていく部分は、他のデザイナーよりも季山の方が優れていると思ってましたし。

季山
このアドバイスをもらった時に「ほんとにそうだな」と思って。

だからそれからは手を動かす前の段階の議論にも積極的に加わったり、逆にアウトプットで詰まったときはビジュアルが得意なデザイナーさんに相談したり、自分らしい動き方ができるようになった気がします!

堀田
結局仕事はチームでやるものだから、自分が得意なことを活かして、不得意なところは素直に助けを求めればいいんです。

その中で得意なところを伸ばしつつ、不得意なところもカバーしていけるようになるといいですよね。

デザイナーとして、コミュニケーションの要になる

堀江
お二人で案件を進めるときは実際どのように進めていくんですか?
堀田
基本的にはクライアントからいただいてる与件に対して、まずは理想の状態と解決したい課題を伝えて、季山にリサーチ・アウトプットをしてもらうことが多いです。
例えばライトオンさんの例だと、ECサイトのかご落ち率を改善するのに、競合のリサーチと施策の洗い出しなどからお願いしました。
季山
ライトオンさんは私が入社してすぐの頃から担当させていただいているんですが、デザインの部分だけでなく上流から入っているので、自分の強みが活かせてるかな、と思ってます。
堀江
デザイナーとして上流の部分から参加する中で、意識していることはありますか?
季山
デザイナーが上流から入ることの良い部分って、チーム内でアウトプットのイメージを常に共有しながら進められることだと思うんです。

例えば、競合調査をしていて良いデザインがあったら「これいいね」で終わるのではなくて、「ライトオンの場合だったらこんな感じにできるかな」というイメージまで作ったり。少し手を動かしながら上流の議論に参加することで、共通認識がとれるしスピード感もって進めることができると思ってます。

堀田
スピード感は会社としても大事にしているカルチャーの一つですね。

特に季山はイメージを共有しながら進めてくれるのもそうなんですが、コミュニケーションもすごくスムーズなんです!
例えば抽象的な表現で伝えたとしても、自分なりにかみ砕いて理解してくれたり、わからないことがあれば素直に「ここの情報が足りません」と聞いてくれたり。
3人目の社員なので言いたいことを言いやすい関係なのもあるかもしれませんが、普通は「知らなかったら怒られるんじゃないか」と思って聞けない人も多いと思うので、その点はすごいなと思います。

季山
プロジェクトを進めるにあたって自分ができることはなんでもしていきたい、と思って動いてるので嬉しいです。

メンバーとコミュニケーションする中で意見がぶつかることもありますが、みんなそれだけ真剣に向き合ってるのが「セブンデックスらしいな」と思いますし、この部分がセブンデックスの一番好きなところですね!
これからもチームでのコミュニケーションがもっとスムーズにいくように、積極的にチャレンジしていきたいです。

“セブンデックスの太陽” みたいな存在に

堀江
最後に、季山さんにとって堀田さんはどんな存在ですか?
季山
堀田はセブンデックスのメンバーの中でも一緒にやってきた案件も多いですし、一番相談しやすい存在です!
隔週で1on1をするんですが、そこでもいつも私のモヤモヤしている部分をびっくりするくらい言い当ててくれますし(笑)
堀江
そうなんですね!例えばどんなことがありますか?
季山
この前の1on1で堀田に言われてはっとしたことがあって。

「セブンデックスの中で自分がどんな存在になりたいのか考えてる?」と聞かれた時に、今までそんなこと考えたことがなかったので、すごく考えさせられました。
でも、思い返してみると私が入社した時よりかなり人が増えて、自分の役割みたいなものに漠然と不安を感じていたんだなって。自分では気が付かないような不安や、漠然と課題に感じていることを堀田はいつも言語化してくれます。

堀田
1on1では、メンバー個人のWillと会社のWillが結びつく将来を描けるように、というのを心がけています。それが個人にとっても会社にとっても一番大切なことだと思うし、メンバー全員がこの会社にいる理由をしっかり持って働いてほしいと思ってます。

特に女性のキャリアはライフイベントもあって難しいし、季山にはそういうのも踏まえてしっかり考えながらキャリアを歩んでほしいです。

堀江
季山さんにこんな存在になってほしい、みたいなのってありますか?
堀田
季山には“セブンデックスの太陽”みたいな存在になってほしいかな。季山がいるからコミュニケーションが円滑になったり、場が明るくなるような。

これからメンバーもどんどん増える予定ですし、そのためにはスキル面などももっと成長して、業務でも他のデザイナーやPMから頼られる存在になってほしいですね!
仕事でも、楽しむ場でもみんなの中心にいて、元気を与えるような存在でいてほしいです。

季山
こんなことめったに言われないので少し照れますね(笑)
でも、期待に応えられるように仕事の面でも、コミュニケーションの面でももっと頑張っていきたいです。
そのためにもこれからも堀田にビシバシ鍛えてもらおうと思います!