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「本質的じゃない仕事はやりたくなかった」。事業の根幹から向き合い続けた2年間で変わった、視座と景色

「意欲ある人には年齢やキャリアに関係なく抜擢を。」

セブンデックスのステートメントにも記載されているこの一文を体現し、未経験から入社1年4ヶ月でマネージャー昇進、セールスや事業開発領域への抜擢など、20代ながらも豊富な経験を積んでいる下倉。

現在はエグゼクティブディレクターとして複数顧客の事業課題に向き合いながら、ディレクターメンバーのマネジメント、新規案件獲得まで、多岐に渡って干渉している。

そんな、圧倒的なスピードで成長し昇進と抜擢を続けてきた彼は、どのような視点で仕事に向き合い、どのような成長を遂げてきたのか。

その急成長の源泉と軌跡に迫っていきます。

施策ベースでのアプローチでは限界が見えていた。本質的なイシューに携われる環境を求めて転職

—まずは、簡単に経歴とこれまでの経験について教えてください。

大学卒業後、新卒でBtoB SaaSベンチャーに就職し、エンプラ企業に対するフィールドセールスやマーケ施策立案のためのデータ分析を行っていました。

その後、toCサービスを運営する事業会社に転職し、マーケターとして広告運用をメインにマーケ施策の運用と改善を行なっていました。

前職では、基本的には顧客獲得を起点として売上を伸ばすことがミッションになっていました。「どれだけの広告費を投じて、どれくらいの会員を獲得し、その結果どれくらいの売上を上げられたか」を追っていましたね。

そこから約2年前に転職し、セブンデックスのディレクターとして入社したという流れです。

—前職でも一定の裁量を持ってマーケティングを任されていた中で、なぜ転職しようと思ったのですか?

当時、広告運用を主軸としながらも、KGIである売り上げを伸ばすためにプロダクト側のUI体験や料金体系の変更、オンボーディング体験の改善など、思いつく改善は一通り実施し、やれることはやった感覚がありました。

一定そこでは成果も出ていましたし、特に、CAC側は自身の裁量の中で向上させられることはできていたと思ってます。

一方で、施策レベルでの企画・改善では到達できない限界も感じていました。サービスとしての構想や目指している売上規模を実現するとなると、そもそものターゲティング戦略やプロダクトの提供価値を見直す必要があるのでは?と感じることが多くありました。

自分の干渉する領域の範囲では、目指すべきゴールには到達できなそう。しかし目の前のミッションをおざなりにするわけにはいかない。そんな状況の中で悶々としていた気がします。

—当時から、すごく高い視座を持っていたんですね。

いえ、正直当時はそんな視座は高くなくて、「本質的じゃないことをやりたくない」という感情だった気がします(笑)。

もっと抜本的に変えていくべきなのに、目の前で向き合っているのは手元の施策レベルの話になってしまう。もっと事業の短期/中長期の成長に向き合いながら、あらゆる角度から見ても「今、これをやる必要がある」と、自分が思えている。

そんな仕事がしたいと思っていましたね。

「事業会社くらい解像度高く、根本から向き合える支援業」を探した結果見つけた、セブンデックス

—そんな中で、なぜセブンデックスに決めたのですか?

まず、 事業会社の中で自身の裁量で変えていけるものの限界を感じていた背景があったので、支援会社で客観的に提言できる仕事の方が良いなとは思っていました。一方で、限定された領域での支援を行なっている会社も多く、「いいところないな〜」と悩んでいたのを覚えています。

事業会社くらい高い解像度と熱量を持ちながら、支援会社だからこそできる客観的目線で根本的なイシューをレイズしアプローチしていく。そんな仕事ができるといいのになと。

そんな時に、セブンデックスの記事を読んで「まさにこれだ!」となったんですよね。

マーケティングの本分は、事業利益の最大化──「Design × Marketing」の事業開発集団・セブンデックス中村氏が挑む、“歪な国内マーケ事情”の変革 | FastGrow

あとは、経営陣が人と組織にすごく向き合っている印象があり、安心感を持ったというのも大きな理由ですね。ウェットで人間味のある組織に行きたいという気持ちもあったので、事業としても組織としても自分に合っているなと思い入社を決めました。

使命感を持って向き合い続けた結果、振り返ると「できること」が広がっていた

—入社後、誰よりも早いスピードで昇進し、任された領域も広げていっている印象がありますが、どんなことを意識しながら取り組んでいったのですか?

正直、「ケイパビリティを広げよう」「事業を動かせるようになろう」という意識で取り組んできている自覚はないのですが、お客さんの事業成長に向き合い続けた結果、気づいたらできることが大きく広がったという感覚ですね。

言われてみれば新規事業作ったこともなければブランドの方針を考えたこともなかったので、今話してて「確かに広がってるわ」と思いました(笑)

プロジェクトの中で、事業構想を考えたり、ブランドアイデンティティやビジュアルコンセプトを考えたり、実務として向き合い続けた結果、できることが増えたという感じがします。

お客さんの事業成長にコミットしようとすると、お客さんのビジネスに対する高い理解も必要ですし、その事業ドメインの中でプロセスを最適化して執行しなければいけなかったりする、その中で、その施策の本質的な意義を理解してきた気がします。

—「向き合い続けた中で広がった」ということですね。確かに各プロジェクトに対して徹底的に向き合っている印象がありますが、なぜそこまで深く・徹底的に向き合うことができたんですか?

まず、単純にビジネス・クリエイティブ・スタジオの仕事や、その中の成長プロセス自体が面白くて好きというのはありますね。

これまで、「この施策は有効ではあるものの、本質的な課題は他にあるのではないか」みたいな、どこか納得感がなかったり腑に落ちていない中で動いていることもありました。今は、「腑に落ちないでやってることが一切ない」というのは僕にとっては大きなポイントですね。

お客さんの事業を前進させるために、自分が心から「やった方が良い」と思うことを、高いクオリティで執行する。そのために妥協せず、とことん追求するというのは、すごく面白いです。

あとは、セブンデックスで「チームで働くってこんなに面白いんだ」と思うようになったことも、自分の使命感をより強くしている気はします。

元々は個人でミッションに向き合うことが多い仕事でしたが、セブンデックスでは基本的にチーム戦です。良いものを作るために互いに意見を出し合ったり、良い提案ができてチームが勢いに乗ってきたり。チームで働くっていいなと思いますね。

次のテーマは、「事業を動かすリーダー」としてチーム・組織を動かすこと

—良いですね。今後、さらに力を入れてきたいテーマなどはありますか?

今はマネージャーという立場で結果を出していくことが求められているので、より「チームで結果を出す」ことができるようになっていきたいですね。

先ほどチームで働く面白さの話をしましたが、数年前は自分のタスクの渡し方や、チームの束ね方も全てが至ってなくて、なかなか「チームで結果を出す」ができなくて悔しかった経験もあります。

今後、企業の今後に影響を与えるようなより大きくて難しいイシューを解いていくためには、自分と考え方や仕事の仕方が近しいメンバーだけでなく、多様なスキルや多様なバックグラウンドを持ったメンバーと共に成果に向かっていかないといけない。

そのためには、課題解決力・タスク処理力といった話ではなく、チームの熱をどう高めるか・どう巻き込んでいくか?といった、リーダーとしての力量をもっともっと磨かないとと思ってます。

自分が最も高い水準でビジネス・クリエイティブ・スタジオらしさを発揮しつつ、それらをメンバーも体現できているように体系化して伝えながら、チームとしての指揮も高まるよう旗を振っていく。そんな「総合的な戦闘力」を纏ったリーダーになっていきたいと思ってます。

新卒入社でマイナビに入社し、企画営業としてマイナビ転職や、求人広告販売を担当。全社表彰/社長賞獲得。CX(Candidate Experience)を通して広義のデザインに可能性を感じ、また自分の仕事の領域を広げたいと思い、セブンデックスに入社。現在はPM/UXデザイナーとして様々な案件に携わりつつ、採用人事など幅広く担当している。