
01.
“音だけ”で物語を届ける新しい体験を
デザインする
「NUMA」は、アミューズが新規事業として立ち上げた音声ドラマの配信サービスです。映像ではなく“音だけ”で物語を届けるというコンセプトにおいて、UI上で直感的に面白さが伝わらないと、サービス全体の価値が伝わりにくいという懸念がありました。ユーザーに届く体験を設計するため、セブンデックスに依頼をいただきました。
02.
ユーザーテストによる検証を繰り返し、
情報設計を改善
プロジェクト初期には、音声系・動画系・漫画系など関連サービス26種をリサーチ。それらを機能別に比較・分析し、NUMA独自の体験構造を定義しました。
その後、ワイヤーフレーム制作では、操作の導線と情報の想起性を軸に設計。ワイヤーフレーム制作後、プロトタイプでユーザーテストを実施し「どう見せれば世界観が伝わるか」「回遊性をどう高めるか」を検証し、改善を繰り返しました。


03.
アーティストの世界観を損なわない
デザインの追求
視覚情報が少ない音声サービスでは、どれだけUIで“番組の雰囲気”を伝えられるかが鍵になります。
トップページではKVをジャケット写真で切り替え、ファンが推しタレントから作品にたどり着ける導線を設置。詳細画面では、購入状況による操作制御を明確にしつつ、出演者情報や関連コンテンツで世界観を深める工夫を凝らしました。
最終的には160画面に及ぶ設計を通じて、NUMAらしい直感的かつ共感を呼ぶUIが完成。プロジェクトでは開発側との密な連携や週次の定例レビューも実施し、要件の変化やタスクの優先度調整にも柔軟に対応。新ジャンルである音声ドラマにおけるUXの新たな在り方を提示できた事例となりました。