
01.
大企業からベンチャーまでお客様へのインタビューにより、優先度の高い課題を特定
電子契約市場において電子印鑑GMOサインが求められている価値を知るため、既存のお客様へのインタビューを行いました。
大企業からベンチャーまで、様々なお客様の声を聞き、紙で締結を行う際のフローと電子の場合のフローを図式化しました。また、優先順位の高い課題を特定し、リニューアルしていくための体験設計を行いました。
02.
紙に慣れていたユーザーも抵抗なく使えるために、綿密な検証を実施
ユーザーテストを行い、実際に利用しているユーザーがどこに使いづらさを感じているのか、またどこに認識できていない煩わしさを抱えているかを詳細に検証しました。
他社の電子契約サービスの情報設計、体験を全てリサーチし、紙に慣れていたユーザーが抵抗なく電子契約を利用し締結できるようにデザインしました。


03.
直感的に操作できる管理画面側設計
「いつでも・どこでも・だれでも使えるデザインを」というご要望のもと、専門性の高い作業が求められる契約業務において、ユーザーが想起性を持って直感的に操作できることを大切にしながら設計を行いました。
部署間の書類共有のしやすさや、ユーザー追加のしやすさなど企業の規模に使いやすさが左右されないデザインに落とし込みました。
04.
全ての人へ開かれたプロダクトにする
スタイリング・デザインシステム
全ての人へ開かれたプロダクトにするために、情報設計だけでなく、スタイリングやデザインシステムの面からも配慮したデザインとなっています。既存のブランドイメージを大きく覆さず、今回のリニューアルで新たに与えたい印象を発散、収束し、「Friendly New Normal」というコンセプトを策定しました。
定めたコンセプトのもと、カラーユニバーサルデザインガイドラインなどを用いて様々な身体特性の方にお使いいただけるデザインシステムを構築しました。

セブンデックスは、チーム全体でユーザー体験の根幹から関わることで、ユーザーにどんな価値を提供するのか考えていくことが重要だと考えています。セブンデックスがいなくなった後も、社内でユーザーに寄り添ったサービス改善を行えるよう、将来まで見据えて伴走しました。
このプロジェクトをきっかけに、GMOグローバルサイン・ホールディングスでは、開発・デザイン・営業・CS全員でサービス改善するプロダクトチームが立ち上がりました。今後のチームメンバーがサービス改善の指針を理解できるよう、契約業務のすべてのフローをレポートにまとめ、システムの運用や浸透を支援しています。
セブンデックスが目指しているのは受発注の関係ではなく、同じ解像度で事業に向き合い、共創するチームを築くことです。このプロジェクトで培ったUXデザインの知識と経験が、GMOグローバルサイン・ホールディングスで受け継がれていきます。