
01.
インタビューを通じ、代表の頭の中にあるサービス構想を具体化
新規事業『MARPS』は「マーケティングの力で、社会はもっと良くなれる」というトライバルメディアハウス代表の想いに基づき立ち上げられました。プロジェクト目的は、「市場で活躍する優秀なマーケター人材を増やす」ことです。
セブンデックスの役割は、代表の頭の中の構想を具体化し、ユーザーが実際に利用しやすいサービスを設計することでした。そのため代表との対話を重ね、得られた内容を図解化・文書化し、サービスの根幹となる部分を深く理解することに努めました。
02.
ユーザー課題から導いた、
実践的学習プロセスの設計
『MARPS』の構想は、「知る」と「わかる」の違いに着目した、代表の強い問題意識から始まっています。
そこで14名のマーケターへインタビューを実施。
既存の学習サービスでは「わかったつもり」で止まってしまい、実務と紐づけられずに実践できないという課題が明らかになりました。
より実践的な学習体験のため、3ステップのコンテンツ提供を行なっていくことにしました。
- 自ら考えるための事前課題
- 体系たった知識を得るオンライン講座
- 知識の定着と深い理解を図る振り返り記事


03.
継続的な学びを支えるUX/UI設計
学習サービスは頭を使う場面が多く、離脱率が高くなりがちです。『MARPS』はできる限り学習プロセスのストレスと不便さを軽減し、学びに集中できるサービス目指しました。課題難易度の適正化、学習意欲の醸成など多角的な視点を持ち、UIの細部に至るまで改善に取り組んでいます。
また必要最低限に絞った機能でβ版をリリースし、早いタイミングからユーザーの声を収集。アンケートやヒアリングを通じて、短期サイクルで検証・改善を実施しています。
04.
グロースを見据えた
事業ロードマップの策定
本プロジェクトの主目的は学習サービスの立ち上げでしたが、将来的にはキャリア支援への発展も見据えていました。正式版リリース後の成長停滞を防ぐため、終盤2ヶ月で計画の見直しを提案しました。
トライバルメディアハウス様が学習体験の改善に注力する一方で、セブンデックスは中長期的な事業ロードマップやグロース指標の設計、測定基盤の整備を行いました。
結果としてリソースを効果的に活用し、より価値あるアウトプットを生み出すことができました。

β版では登録者数300人を目標としていましたが、1,000人を超える申し込みが集まり、想定を大きく上回るスタートとなりました。アンケート結果でも高い評価を獲得し、サービスとして好発進を切ることができています。
正式版リリース後、ユーザーインタビューの中で「改善してほしい点」を尋ねても、「全然ない」という回答が多いとのこと。密なコミュニケーションと丁寧な議論を積み重ねてきた成果だと事業責任者からも評価いただいています。