01.
事業拡大を支える即戦力人材の採用へ。現場とつながる採用サイトを構築
NOVAREが展開する3つの社内公募制度では、業務上の課題を解決したい人から社外起業を目指す人まで、幅広い挑戦を募集しています。
しかし、3つの制度の目的やエントリー方法、採択までのプロセスが異なり、それぞれの違いが十分に整理されておらず、サイト訪問者が「自分に合った制度はどれか」を判断しづらい状況にありました。
要件もまだ固まり切っていなかったため、仮説で制作したワイヤーを元に議論を重ね、3つの公募制度の目的・対象・ゴールを横断的に比較できる構成を設計し、社員が自分の意向やアイデアの成熟度に合わせて、どの制度に応募すべきかを直感的に判断できる設計にしました。
機能要件の整理では、特に「課題・アイデア募集制度」において、匿名で投稿した社員同士を運営側が仲介してつなぐ仕様となっていたため、運営の負担が大きいことが課題となっていました。
そこで、ヒアリングを通じて要件を明らかにした上で業務フローで一連の流れを可視化。オペレーションの最適化を図りながら、それらをサイトの仕様へと落とし込みました。
02.
「やってみよう」を促す。挑戦者の背中を押すコンテンツ設計
情報設計の中で、制度への応募・アイデア投稿数の向上を目的に不安や迷いを抱えながらも心の奥でひそかに燃える”意志”を持つ社員の背中を押すことができるようなコンテンツを検討しました。
それぞれの制度を理解した後に、制度の魅力を伝えて挑戦に対するワクワク感を醸成するために、過去の挑戦者にインタビューを行いました。挑戦者一人ひとりの想いや、実際に応募した後の出来事、得た学びなどをよりリアルに伝えることで「自分にもできるかもしれない」という感情を喚起し、不安を抱えながらも一歩を踏み出せるようなコンテンツを掲載しました。
課題・アイデア募集制度では、投稿アイデアの成果や進捗を紹介するほか、過去の投稿を通じて生まれた交流や共創のエピソードを取り上げ、他の社員との交流を感じられる構成に。これにより、「ふとした気づき」や「こんなことができたら」という発想を共有することによって生まれる、新しい出会いや発見を知ってもらえるようにしました。