セブンデックスに入社して1年が経ちました。
1年前、1万人の大手企業から当時9人のスタートアップへ転職することを決意したのですが、仕事の中身も、求められる役割も、一緒に働くメンバーも変わり、異国の地に来た様な感覚を覚えています。
今まで数えきれないほどの壁に直面し、その度に思考を巡らせ、周りのサポートももらい、乗り越えることができました。「あっという間の1年だったな〜」と言うより、「色々なことがあったのに、まだ1年しか経っていないのか」という感情。
そんな激動の1年間を振り返ると、プロジェクトマネジメント、UXデザイン、セールス、採用と、あらゆることに関わり、気づいたら「できること」がとても増えていました。業務以外にも、思考の幅も広がり、1年前と同じものを見ても、別の見え方・捉え方ができるようになっていて、正直自分でも驚いています。
そこで今回は、僕が1年間の学びを振り返りながら、スタートアップで働く醍醐味と言うか、価値を伝えられたらと思っています。
「やっぱりその世界は面白いんだ!」。そう思って頂けたら嬉しいです!
目次
「やったことのない仕事」に対する挑戦の連続が、圧倒的に自分を成長させる
スタートアップでは、「やったこと無いけど、やってみる」という仕事が多いです。
やったことが無いなりに、まずは調べながら、自分なりに咀嚼して理解し、進んで止まってを繰り返しながら遂行していく。これまで経験した仕事の応用で遂行できるものもありますが、今まで全く取り組んだことの無いミッションの場合はとても大変です。
でも、この1年間で「できること」が増えた1番の理由は、今までやったことのない仕事に多く挑戦し、失敗しながらも成功にたどり着く。このプロセスで大きな学びを得られたと感じています。
「できること」を増やすためには、本を読むもセミナーを受けることも重要ですが、実務での挑戦が圧倒的でした。
「コトが前に進んだか」で考えられる
「TODOリスト」を使って、順番にタスクを片付けていくことは、タスク管理において重要です。
一方で、タスクが消化されていくことに満足感を覚えてしまうと、「タスクを完了することで、どれくらいコトが前に進んだか。どれくらい会社が前進したか」を意識できていないことも多々起こります。
事業成長・会社の成長にコミットするには、タスク完了ベースではなく、「どれだけコトが前進したか」で判断する。会社と自分の距離が近い分コトの前進に目を向けられるようになりました。
アセットを最大限活かす選択と集中
「やりたいこと」や「やらなきゃいけないこと」が多くても、メンバー1人がこなせる仕事量は限られています。どんなに頑張ったとしても、1日が48時間になることは無いですし、リソースは有限です。
最速で目的を達成する為の、「今、どこに集中してリソースを割くか」の判断が大事で、意識が向くようになりました。この考えは大手企業にいると中々意識付けできず、だらだらとやりがちになるもので、結果リソースが少ないはずの転職後の方がスピード感を持って取り組めています。
関係性の質が高く、同じ視座で会話ができる
スピード感を持ってクオリティ高く仕事を遂行していくためには、メンバー間の「関係性の質」を高めることが大事。
「忙しそうだけど、聞いてもいいのかな」「あんまり話したことないから、指摘しづらいな」など、メンバーに対して必要以上に気を使いがちだが、スピード感をもって成果を生み出すには、率直なコミュニケーションが必要です。メンバー全員が同じ視座で正直な気持ちで建設的に議論できる。本質の「心理的安全性」の価値を知ることができました。
ボードメンバーと同じ情報に触れることで「経営者目線」に近づける
自分達で会社を創りあげていくスタートアップにおいて、「経営者と同じ目線」で仕事をすることは大切です。
そして、経営者と同じ情報に触れやすく、経営者目線でモノを考えるきっかけが多く存在していることが良いなと感じています。
例えば、会社の利益に紐付いたKPIを見ていると必然的に市場の動向が気になり、意識的に他社のIR資料を読んだり、市場環境のインプットをしたり。自分の頭の中にある情報が変わり、思考か変わり、視座も変わっていきました。
スタートアップだからこそ、触れられる情報も多いですし、会社の成長を「自分ごと化」しやすい。仕事の面白みを感じる瞬間でもあります
「自分達の手で、良い会社を創る」ことは、思ってた以上に面白い
大手企業とスタートアップ。この2つのキャリアの違いはいろいろありますが、この1年間で強く感じたのは「良い会社に入る」か「良い会社を創る」かです。
新卒で入社した大手企業は、研修制度も福利厚生も初めから整っていて、分からないことがあればすぐに聞ける専属のマネージャーがいて、本当に恵まれた環境でした。
一方のスタートアップでは、高く未知の壁が出現することが多々ありますが、その都度信頼できる仲間と、未来を切り開こうとする高い視座で、乗り越えられる環境は最高に楽しいもの。
正直僕も入社前は数々の不安があったが、実際に入社してみて「自分達の手で、良い会社を創る」ことにすっかり魅了されてしまいました。
さいごに|これからのセブンデックス
セブンデックスは10月から4期目がスタートし、現在は16人のメンバーで日々奮闘中。
1年前と比べてメンバーも増え(新卒のメンバーも入社し)、教育やノウハウシェアの体制構築も進み、広々としたオフィスに移転し、会社らしくなってきたことを実感しています。
最近はベストベンチャーにも選出したり、大手クライアントと仕事ができたりと、評価頂くことも増えてきました。ただ現状に満足せず、はもっと多くの会社・人に価値を届けられるよう、より強い組織を作っていくフェーズ。
今後もメンバー全員で切磋琢磨しながら、自分達の手で良い会社を作っていく。そんな中で、僕自身ももっと世の中にココロ動かす体験を増やし、様々なシーンを沸き起こす会社となれるよう、成長を続けて行きます!