こんにちは!セブンデックスでPM兼UXデザイナーをしています、結城です。
この記事では営業からUXデザイナーという全く違う職種に転職した私が「セブンデックスに転職した理由」と「転職して経験したお仕事」を切り口に営業出身の私目線で、未経験のPM/UXデザイナーがどんな形で価値発揮しているのか?をご紹介させて頂きたく思います。
転職するか悩んでいる方や、営業出身の方でデザインファームも転職先に考えている方の参考になれば幸いです!
入社の背景
私のセブンデックス入社までの経歴は以下の通りです。
- 新卒
- HR系のベンチャー企業で営業
- 2社目
- リクルートで大手企業に向けた販促企画・広告営業
- 3社目
- セブンデックスでPM/UXデザイナー
新卒では専門性が高いプロフェッショナルをご紹介し企業の課題解決を支援をする営業を経験しましたが、職責範囲が営業活動と初期課題の要件定義のみで課題解決のソリューション提供を自身ができる訳ではありませんでした。当時はどのような領域でも良いので、自分の力で課題解決をした実感を深く感じられる環境で、「価値を広める」ことの専門性をまずは伸ばしたいと思い、広告・マーケ領域で転職を決意し、リクルートに転職しました。
リクルートでは大手企業向けに自社メディアを活用した販促企画の提案営業を行なっていました。主務の営業活動では、自社メディアのブランド力やメディアパワーを活用した優位な提案ができる事は魅了的でしたが、一方でメディアの制約に縛られない形で顧客支援をしたいという思いも生まれました。
また、在籍中には新規事業開発の社内コンペに参加していく中で、リクルートではマーケットインの発想で作るビジネス構築が非常に上手いと感じるようになり、「ユーザー目線での顧客支援、新規事業開発にも携われる仕事はないか?」とより強く感じるようになっていきました。
1社目と2社目の経験から「価値を創る(定義する)」ことと「価値を広める」ことに顧客目線とユーザー目線を大事にしながら手触りを持って支援できる仕事がしたいと思い、転職活動を始めました。
転職期間中はコンサルやUXコンサルを提供している会社を中心に受けてましたが、UXUIのみの支援(作って終わり)、グロースのみの支援(既にあるものを伸ばす)の会社しか無く、0→10まで全て出来る可能性を秘めた会社を探していました。新規事業開発の経験もある訳でもなければ、マーケターの経験も無い中でかなり欲張りな転職希望だったと思います。
結果、ビジネスデザイン・サービスデザイン・グロースまで携われる、0→10まで経験できるセブンデックスに入社するという流れになりました。
入社後に経験したこと
転職してから1年間、以下プロジェクトを経験しました。
- To C向けの音声メディアのUI、アクセシビリティ改善
- To B向けサービスを展開しているIT系企業のサービスサイトのUIリニューアル
- Fintec企業の新規コーポレートサイトの作成
- レンタカー企業のサービスサイトのUIリニューアル
- To B向けサービスを展開している企業の調査、ペルソナ設計、サービスサイトのリニューアル
- 金融機関の新規事業調査
入社〜4ヶ月は基本的にUIのリニューアル、サイト制作のお仕事をメインで担当させて頂き、以降は調査〜ペルソナ設計といったビジネスデザイン寄りの業務が多くなっています。
(以下はご支援させて頂いた企業様の一例です。)
入社して感じた嬉しいギャップ
転職して数ヶ月で、UXコンセプトや新規サービスの方針策定のためのリサーチを経験できたことが嬉しいギャップです。
入社して1年くらいは、比較的規模の小さいサイトの改善やサイトコンセプトが一定決まったものをディレクターとして推進して、徐々に幅を広めていくかと思っていたのですが、入社して数ヶ月で、コンセプトを作るフェーズから調査をし、顧客と合意形成を重ね、サービスに反映させる経験は、とても嬉しい誤算でした。
転職で経験したかったことを早速経験させて貰える環境がセブンデックスには沢山あります。手を上げれば、すぐにその環境を作るための行動が出来ること(いまなければ作ってしまえば良いので)が自社の懐の深い所だなぁと思います。
入社してから特に意識していたこと
とにかく早く自走できる状態になること
今までUXなんてことはもちろん一切考えないキャリアだったので、知識を付けるというよりは、顧客がいる中で健全な価値提供ができるようになるか?を考えた際に、「未経験な事象」でもどう進めれば良いかが分かり、都度改善のスピードを早める事がマストだと考えました。
経験がないPJでも以下の様な形でシュミレーションを兎に角繰り返し、思考し続けるよう日々意識しています。
- PJが始まるまでに最終納品物がどんな状態か?をできる限りありありと想像できるようになる事
- PJのチェックポイントで必要なアウトプットの状態定義が明確にイメージできている事
- 上記を目指して、チームの力も借りながらどう差分を埋めるか?を常に考える事
一方で知識や経験が無い中でシュミレーションをしても、経験が無い事で失敗してしまう事の方が恥ずかしながら多いです。というかこの1年間は、失敗ばかりかもしれません(笑)。
ただその失敗に対して、いかにスピーディーにアップデートしてくか、チームで必要なアウトプットに近づくか、が重要なので、日々チームと顧客と対話しながらゴールに向けて進めています。
経験が浅いメンバーにも、ある程度ストレッチな環境で場数を踏める、かつ一人ではなくチームで解を出せる環境あるからこそ、スピーディーに成長できるのだと思います。
セールス出身だからこそ発揮できていると思う価値
PM/UXデザイナーとして働く際に1番重要だと思うのは、プロジェクトマネジメントの力だと思います。より良いUXをユーザーに提供するためのインプットも重要ですが、あくまでもお客様ありきの仕事ですので、顧客折衝力や社内でのプロジェクトを問題なく進行管理・ディレクションする役割が重要になってきます。
営業出身の方は、「顧客の課題や与件の達成に向けて、どのようなスケジュールでどのようなステップで課題解決をしていくか?また、どのようなポイントで問題が発生しそうか?」といったリスク与件の感度も高い方が多いかと思います。そういった経験や勘所はPMとして重要で、フロントとして十分な価値発揮ができるポイントになるかと思っています。
一方でUXの知見を深めないと、正しい進行管理、水準定義ができないのでそこの能力開発は並行して行なう必要があります。プロジェクトマネジメントでバリューを発揮しつつ、UXは実際のプロジェクトでキャッチアップしながら徐々に身につけていくイメージです。
2年目に向けて
2年目は、以下をPM/UXデザイナーの目標としています。
攻めのプロジェクトマネジメントを実施して、顧客に最大価値を提供できる支援を行うこと
1年目はプロジェクトをなんとか回すことが多かったため、先手・先手でPJを推進していく事で必要基準を達成するだけではなく、顧客にとって良いサプライズを提供できるよう、PJの生産性を高めつつ支援を行えるようになりたいです。
Unitのチームリーダーとして組織の生産性に寄与するメンバーの能力開発を牽引する事
セブンデックスではUnitという制度があり、Unit(チーム)単位で経営課題のボトムアップ式で解決する仕組みがあります。私のUnitでは、社内外でスムーズな合意形成を行う為の能力開発の責任を負って日々、施策を展開しています。
顧客にも組織にも積極的な価値発揮をしていけるよう頑張りたい!と息巻いてます。
さいごに
セブンデックスでは、前職がエンジニア・営業・企画・PMと様々なメンバーがPM/UXデザイナーとして活躍しています。現在、積極的に採用活動を行なっているため、もしセブンデックスにご興味がある方は、ぜひカジュアルにお話しさせてください!