プロジェクトマネジメント

【実例】プロジェクトマネージャーになるには?必要なスキル・ジョブチェンジについて

自社事業やクライアントワークにおいて、進行管理、戦略策定、要件定義、テクニカルディレクションと、幅広い職域を担うプロジェクトマネージャー(PM/PjM)。

新たにプロジェクトマネージャーを志す方向けに、どのようなスキルが必要か、どの様なキャリアを積めばよいのかをご紹介します。
ジョブチェンジでなる方も多いので、後半ではキャリア別ジョブチェンジについて、実例を交えたいと思います。

プロジェクトマネージャーに必要なスキル

プロジェクトマネージャーの職域は、戦略的な意思決定から現場の進行管理までとても広いのが特徴。会社やプロジェクトによっても求められることは異なります。

その中でも共通している職務があります。それは「物事を前に進めること」。
そしてプロジェクトマネージャーとして物事を前に進めるために、とても大事なスキルがあります。
課題解決力」です。より専門的な用語だと「クリティカル・シンキングが備わっているか」。

クリティカル・シンキングとは、物事を見極め最適解を導くための思考法。よくロジカル・シンキングと比較されますが、ロジカル・シンキングに柔軟性をもたせたようなイメージです。

例で考えてみましょう。
「Aの最高の状態はB」だとします。
ロジカル・シンキングだとAとBの関係を導くことはできます。
でもいまその状況においてBを選ぶことが最善ではない場合はどうでしょうか?
正論だと結論は1つの場合でも、その時の状況において最適解を導く必要がある。
そんな時、クリティカル・シンキングがあれば「Aの最高の状態はBだけど、現実的な最善策はC」と導くことができます。

プロジェクトマネージャーは日々状況が変わる中での推進を求められます。どの様な状況でも物事を前に進めるために、常に最善策を提示し続けるクリティカル・シンキングが必要なのです。

プロジェクトマネージャーになるには?|ジョブチェンジ実例

プロジェクトマネージャーはその職域の広さもあって、ジョブチェンジした方が多いです。(他職種の経験を経て一芸ないと辛いかもしれないです。)

そこで具体的にどんなキャリアを積んだ人がジョブチェンジしているのか、実例ベースでご紹介します。プロジェクトマネージャーを志すにあたって、どんなキャリアを積めばよいのか参考になればと思います。

また参考に、出身キャリア別の保持スキルも記載しました。主観/傾向値 のためこれが全てではないですが、イメージの参考として御覧ください。

実例1|デザイナーからジョブチェンジ

デザインの知見を活かせる、クリエイティブに強いプロジェクトマネージャーです。

戦略が固まった段階で、その戦略をどう形にすれば良いか具体的なイメージを持ちながら進められます。アウトプットベースで進める必要があるプロジェクトにおいて特に力を発揮できます。

デザイナーが関わるプロジェクトの場合は伴走しながら要件を決められるので、スムーズに物事が進められます。

保持スキル(主観)

  • ビジネススキル    :★☆☆☆☆
  • UXデザインスキル    :★★★★☆
  • UIデザインスキル   :★★★★☆
  • エンジニアリングスキル:★☆☆☆☆
  • 推進力        :★★☆☆☆

事例2|Webディレクターからジョブチェンジ

主に事業会社で企画等を行ってきた、UXデザイン領域やプロジェクトを前にすすめる推進力を持ち合わせたプロジェクトマネージャーです。

ユーザーの課題を的確に発見し、その仕様で問題ないか進めることができます。
ディレクションの中で開発知識を得られる場合が多いため、簡単なテクニカルディレクションもこなせる万能型なプロジェクトマネージャーになれます。

保持スキル(主観/平均)

  • ビジネススキル    :★☆☆☆☆
  • UXデザインスキル    :★★★★☆
  • UIデザインスキル   :★★★☆☆
  • エンジニアリングスキル:★★☆☆☆
  • 推進力        :★★★☆☆

実例3|ソリューション営業からジョブチェンジ

主に自社商品をを顧客課題解決の手段として販売していた営業出身の方で、企画力や推進力に強みを持つプロジェクトマネージャーです。
(用意された商品を売る専門のルート営業とは異なります。)

ただ商品を売るだけではなく、顧客の課題を自社商品を使ってどう解決するかを考え提案する営業スタイルのため、体験設計も得意としています。
ビジネス、ユーザー両観点を大事にしながらスピード感をもって意思決定できます。

弊社セブンデックスでも、ソリューション営業を経てプロジェクトマネージャーになった方が在籍しています。

保持スキル(主観/平均)

  • ビジネススキル    :★★★☆☆
  • UXデザインスキル    :★★★☆☆
  • UIデザインスキル   :★☆☆☆☆
  • エンジニアリングスキル:★☆☆☆☆
  • 推進力        :★★★★★

事例4|マーケティングを活かしたプロジェクトマネージャー

主に事業会社で働いていた、上流の戦略やグロース領域を得意としたプロジェクトマネージャーです。

顧客体験設計から、マネタイズ、費用対効果など、ビジネス設計においても得意としています。
事業として成長が必要なフェーズでは、ビジネス/ユーザー目線のバランスを見ながら最適解を出せます。

保持スキル(主観/平均)

  • ビジネススキル    :★★★★★
  • UXデザインスキル    :★★★★☆
  • UIデザインスキル   :★☆☆☆☆
  • エンジニアリングスキル:★☆☆☆☆
  • 推進力        :★★★☆☆

事例5|エンジニアリングを活かしたプロジェクトマネージャー

エンジニアやテクニカルディレクター経験のあるプロジェクトマネージャーです。

開発フェーズでの実現可否の判断や仕様漏れなど、開発初期段階からリリースまで円滑にすすめられます。
また、論理的な思考を使ってデータドリブンの検証なども得意です。

私はエンジニア出身なので、キャリアの参考になるかもしれません。

保持スキル(主観/平均)

  • ビジネススキル    :★☆☆☆☆
  • UXデザインスキル    :★★★☆☆
  • UIデザインスキル   :★★☆☆☆
  • エンジニアリングスキル:★★★★☆
  • 推進力        :★★★☆☆

プロジェクトマネージャーに必要なスキルと、ジョブチェンジの実例について紹介しました。

ジョブチェンジでプロジェクトマネージャーを志す場合ですが、個人的にはソリューション営業、エンジニアからのジョブチェンジをおすすめします。
ソリューション営業出身の場合、推進力の強さが頼りになります。プロジェクトにおいて安心感は本当に大切です。
エンジニアについては、プロジェクトマネージャーでエンジニア出身の方が少ないので希少性が高いです。また、上流工程からエンジニアリングを意識できるので、手戻りの少ない設計ができます。

プロジェクトマネージャーとしてのキャリアを歩む参考にして頂ければ幸いです。