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2期目(FY2020)を振り返る

セブンデックスは2018年の10月に設立し、9月決算の会社なので設立して2年が経ちました。
(昨年はバタバタで年末に振り返りをしました)

1期が終わり、初めて決算を行った時には無事に会社を1年続けることができたことにホッとしていました。

またこうして1年を振り返ると、1年前と異なる視点を持っていることに、成長とこの1年も激動だったなと改めて認識しました。

今年もようやく決算も終わり、無事に2期目を締めることができたので「2年目の1年」を振り返りたいと思います。

数字で成長を振り返る

企業の成長としては

の結果を残すことができました。

1期目と比較して少しは売上に安定感も出たため、12ヶ月通して単月黒字となりました。
3年目で安心できる訳ではありませんが、こちらも成長を感じている数字です。

メンバーの数は

の結果を残すことができました。1年間で2倍、さらに拡大計画で採用活動にも力を入れています。

支援プロジェクト数は

となり、こちらも1期目と比べてより多くのお客様の支援を行うことができました。

計画していた数字の全てを達成する、ということはできなかったので、満足できる数字であるとはなかなか言いづらいですが、それでも予想以上のパフォーマンスがあった数字もあるため、少しは喜んでもいいけど、より一層引き締めて、成長にレバレッジをかける努力をしよう。

と振り返って意気込んでいます。

一気に難しくなった経営

2年目の一年で特に大きく感じたのは経営の難易度が一気に上がったことです。
(同時にこれはきっと毎年思うことなのだろう、とも悟りました。)

1期目は何もない状態からスタートだったので、とにかく手をかければ、アクションすればするだけリターンが返ってきました。

2期目になり、これまで以上の成長を求めていくと当然狙うリターンは大きくなり、必要なアクション量は増え、タイムラインも長くなりました。

アクション量が増えることは良いとして、タイムラインが長くなったことが難易度が上がったなと感じることの要因です。

それなりにアクションをかけていても、成果が出るまでには時間がかかり、
自分たちの考えが合っているかどうかを確かめる検証サイクルが長く、不安な時間が続きます。

アクションに即効性があった1期目より、
「信じてやってはいるが、これで成果は本当に出るのだろうか?」と自分に問う回数が圧倒的に増えました。

難易度が上がったと思う一方で、確かな一歩を歩むこともできました。
それは信じてやり続けることができ、その全てで大小あれど何かしらの成果を得ることができたこと。

よって、求める成果を掲げ、信じてやり抜けば成果は得られることを実感できたことで、
難易度の上がる不安は毎年続くのだろうけど、その度にまた信じてやり抜くことしか道はない事を明確にできたのは、少し気持ちを楽にすることができました。

起業したばかりの人から、少しは経営者らしい考えを持つことができたのかなと、少しは成長を実感しています。

正直、どうしたらいいか迷いに迷ったコロナウイルス

FY2020を振り返るにあたって、コロナウイルスの存在は触れずにはいられません。

弊社も多くの企業と同じく、リモート体制に移行しました。(現在はリモートと出勤の交互にしています。)

働き方も変わり、これまでの当たり前が当たり前でなくなり、「どうすればいいんだろう?何をすべきなんだろう?」と考えることは多くありました。

経済の停滞感が知らず知らずのうちに精神的に与えるダメージや、圧倒的な外部要因で起こる急激な環境変化のスピード感など、一生で味わえることがあるかないかの事態を目の当たりにしています。

その中で、強い会社を作る必要性、を再認識しました。
変化に飲まれることなく、前に進もうとする意志、保守に入り攻めてに欠くということの怖さを知りました。現状維持は衰退であるとは会社経営に対して最も言い表せるものだとも思いました。

嬉しい出来事は、弊社のメンバーの強さを再確認できたこと。(実際はどこかと比べた訳でも、比べようとしたとて比べられることではないので、僕が「強いな」、と感じただけですが)

ほぼほぼのメンバーに変化を恐れる傾向はなく、むしろ進んで変えていこうという姿勢がありました。変化を恐れず、前に進むことを求めるメンバーと働けていることに、幸せを感じると共に、組織として持ち続けたい文化であることを再確認しました。

いまだ、コロナウイルスの脅威は続いていますが、変化を恐れず、流れを読み、企業として強く走り続けることを継続したいと考えています。

10人超えると流石に会社であることを感じる

弊社も幸いなことに、メンバーが10人を超えました。

新しい仲間がジョインするたびに、組織が大きくなっていくことを(当然ですが)強く実感し、
そしてメンバーが増えるたびに、環境の整備の重要性を考えています。

2.3人でやっていた頃と比べ、環境の整備なしではコミュニケーションコストでさえ高くなる。

なんとなく「自分たちの場所」から「みんなの場所」に変化している。
みんなにとって働く場としてセブンデックスが魅力的なワークプレイスとなること。

そのための環境の整備、充実がこれから取り組むべき大きな課題の1つです。

できたばかりの場所から成長し、多くの人が働き、多くの価値が生み出される場を前提として、環境を作っていくこと。

難しさを感じたと共に、大きなやりがいを感じる部分でもあります。

投資の重要性

1期目は経営を安定させるためにできるかぎり、コストを抑えることを重きに考えていました。

もちろんそれは今でも重要なことですが、それに加えて成長曲線にレバレッジをかけるために、挑戦的な投資を行い、最終的に大きな利益を形成していくことも必要になりました。

短期的に利益を大きく出すためにコストを抑えるのではなく、かけるべきところに大きく投資を行い、レバレッジをかけるための挑戦をする。

そのためには常に高い理想を掲げ、課題感を認識し、可能性を模索した上でベストだと思われる場所に必要な投資を行っていくこと。

販管費の予実は下回っていることが良いことではない、は2期目の反省点として挙げられます。

機会損失のないよう、適切なコスト管理と挑戦的な投資の両方の車輪を回して、最大の速度を出すことが、これからの成長曲線に必要なことだと考えています。

苦しみながらも会社としての屋台骨を組み上げ出した2期がこれからの礎になる

多くの課題感に直面しながらも、信じてやり抜き、かき分けて道を探すことができた2期は、セブンデックスが会社として土台を築いた1年だったように感じます。

また、これだけ経済環境が不安定な中で、粘り強く土台を築けたことは、これからの未来に強さをもたらすのでは?と期待感もあります。

企業として3期目、ここから大きく羽ばたこうとし、面白く、苦しいフェーズに入りそうな予感。私もとっても楽しみにしています。

来年また同じ時期に、そして今日よりもっといい一年であったことを振り返られるように、3期目も、自分たちらしく信じてやり抜き、大きな成果を手にしたいと思います。

それではまた。

ベンチャーで業務経験を積み、大学卒業後に広告営業としてマイナビに入社。24歳で同社事業部最年少でマネージャーを務める。その後メディア開発、アプリの企画開発を経験し2018年にセブンデックスを設立。代表取締役に就任。2019年グッドデザイン賞受賞。