CASE ECサイト

認知から購買までのプロセスを分解し、適切なUXを届ける事でECサイトの離脱を防ぎます。

ECサイトはちょっとしたUXUIの差異によって、大きな購買率の差を生むことがあります。ECサイトの認知から訪問、購買までの一連のプロセスを俯瞰して、各フェーズに必要な体験設計をご提案します。セブンデックスに在籍する、UXディレクターによる定量・定性双方のデータを組み合わせた分析と、デザイナーによる高クオリティなアウトプット制作によって、お客さまのECサイトの改善に包括的に寄与します。

ECサイト ケース

解決できる課題

UXUIの知見が豊富なセブンデックスだからこそ、お客さまの以下の課題を解決できます。

  • EC事業の売上を伸ばしたいが、やり方がわからない
  • UXUIを組み込んだECサイトの設計方法がわからない
  • どこで顧客離反が起きているか、調査すべき数値・情報がわからない
  • ECサイトの直帰率やカゴ落ち率を下げて、顧客流出を防ぎたい
  • 実店舗とEC事業を織り交ぜたオムニチャネル戦略を推進したい
  • UXUIデザインの品質管理手法が分からず、不安

セブンデックスの強み

調査を通して、ユーザーニーズから論理的に導き出される仮説立案

ECサイトの改善を行う際、ほとんどのケースでアクセス解析を使うことが多いと思いますが、数値分析のみでは離脱ポイントに対して最適な改善を行えない可能性が高いです。セブンデックスでは、アクセス解析を用いた定量的なデータだけではなく、離脱やカゴ落ちの理由・背景までをUXリサーチを通して調査し、ユーザー課題をより鮮明に可視化した上で解像度の高い仮説立案を行います。本質的なユーザーニーズを起点とした仮説から改善施策を導き出し、抜本的なECサイトの改善をご提供します。

ユーザー体験とビジネスニーズを両立する、サービス全体の包括的な支援

ECサイトの離脱率を下げるため、UXUIデザインによるユーザー体験の改善を行うのはもちろんのこと、必要なビジネスニーズも考慮した上で改善要件を決めたり、その優先順位の決定を行います。ビジネス要件ばかり優先してしまうと、UXの低下による顧客離反に繋がる恐れがあるでしょう。逆にユーザー体験ばかり優先してしまうと、マネタイジングがしづらくなったり、顧客情報の収集ができないなど、サービス運営の質を下げてしまう要因に繋がります。セブンデックスでは、双方のバランスが取れる着地点を考慮し、ECサイトの改善を進めます。

数値成果に紐づく体験とブランドイメージの醸成を提供する、高クオリティなUI制作

セブンデックスでは、何年もグラフィックやUIの制作を行ってきたプロのデザイナーで構成されたデザインチームを抱えています。このデザインチームによる「ブランドデザイン」「UIデザイン」と、UXディレクターによる「数値分析」「UXデザイン」を組み合わせ、数値改善とブランドイメージ、双方の向上を可能としたUIデザインをご提供します。

プロジェクト進行における3つの要所

明確なサイトのターゲット設定

ECサイトを改善する上で、そのECサイトに訪問して購買するユーザーはどのような人なのか、どのような属性を持っているのかを明確化することが重要です。ターゲットがあやふやな状態でECサイトの改善を行おうとすると、実際に売上をもたらしてくれているコアユーザーには微妙なアップデートになってしまい、顧客離反に繋がるという事も往々にしてあり得ます。そういったケースを防ぎ、適切な改善を行うためにも、UXリサーチを用いてサイトのターゲットを明確に定義します。

正確なユーザー心理・離脱ポイントの把握

改善を行うには、ユーザーが何に課題を感じているのかを把握する必要があります。ただユーザーに直接「何を課題に感じていますか?」と聞いても明確な答えを得ることはできません。それはユーザー自身も意識的に課題を把握していなかったり、運営に正直に言いづらいなどの理由があったり、ユーザー心理を言語化する上での壁があるためです。セブンデックスでは、ユーザー行動を基軸にした調査を意識して、アクセス解析によって離脱ポイントを把握した上で、ユーザーテストやプロトタイピングを行います。それにより、歪んだユーザー情報からではなく、正確なユーザー心理を把握することを可能にします。

ユーザー行動を俯瞰したKPIツリーの設計

ECサイトを改善する上で、どのプロセスにおける数値が悪いのかを把握する必要があります。ECサイトの売上をKGIと置いた時、KGIが下がっていることを認知しただけでは、具体的な改善策にまで落とし込むことはできません。売上の因子となる、会員登録数やカゴ落ち率などのKPIを洗い出し、KPIツリーに落とし込むことでサービス全体を俯瞰し、改善すべき要因を探ります。セブンデックスでは、KPIツリーを図式化し、定点的に観測できる状態を作ることで常にKPIに紐づいた改善点の検知と、適切な改善施策を出せる体制をご提供します。

プロジェクトの進め方

1.プロジェクト設計

お客さまと契約を締結した後、最初に行うのがプロジェクト設計です。設計するに当たって市場・競合の事前リサーチを行い、業界に関するインプットを済ませておきます。その上でプロジェクトに必要なメンバー、プロジェクトのゴール、プロジェクトのスコープ、各社のロール、進行スケジュールなどを双方で確認。プロジェクトの内容によって柔軟な設計を行い、円滑なプロジェクト進行を目指します。

プロジェクト設計が完了したら、キックオフミーティングを設定し、全ての設計内容やスケジュール計画についてご説明いたします。具体的に以下のようなものをご共有内容の例として挙げられます。

【ご共有内容の例】プロジェクトチームメンバー、WBSのスケジュール計画、事前リサーチ情報、プロジェクトで使用するツール、プロジェクト定義書

2.ユーザー調査

プロジェクトが開始したら、ユーザーが抱える課題を洗い出すため、ユーザー調査を行います。アクセス解析を使った定量データから課題を発掘し、その課題をもとにユーザーインタビューを行います。具体的な質問と抽象的な質問を交互に挟むことで、無意識の行動を言語化させ、ユーザーの潜在的なニーズを深堀りします。そうして得た定性情報から仮説を立案。そしてその仮説をアンケートやABテストを用いて検証します。このように定量調査と定性調査による仮説立案と検証を繰り返し、解像度高くユーザーの行動・心理を理解していきます。

3.改善施策立案

顧客調査から得た情報を踏まえて、改善施策の立案を行います。ダブルダイアモンドのフレームワークに従って、以下のステップのように発散と収束フェーズを繰り返すことで効果的な改善策の立案を行います。
探索:解決すべき課題に対する根本的な問題を発見するため、問題をリストアップする「発散」
定義:探索段階でリストアップされた問題のうち、解決すべき問題を絞り込む「収束」
展開:定義段階でリストアップされた問題に対して、解決策をリストアップする「発散」
提供:展開段階でリストアップされた解決策を絞り込んで提案する「収束」
改善策の立案はセブンデックスのチーム内でアイデアを練ってご提案することが多いですが、お客さまのご要望に合わせて、合同でアイディエーションワークショップを行う場合もございます。

4.要件定義

改善施策のご提案を行い、その確認が取れたらその改善案を要件定義に落とし込みます。この要件定義フェーズでは、まずお客さまのECサイトを利用するユーザーの属性を分析し、課題の達成に必要なユーザーの要求をまとめます。そしてその要求をもとに要件定義に落とし込んでいくことで、漏れのないMECEな要件の洗い出しを行います。この要件はただ羅列するのではなく、KPIツリーを作成し、どの要件がどのKPIを改善できるのか、そしてそれぞれの要件の優先度と重要度も合わせて盛り込みます。それにより、迅速にインパクトを出せる施策の実行手順を割り出す事を可能にします。

5.情報設計

要件から最適な情報設計を組み、適切なUI設計を行う土台を作ります。まずはユーザー動線を整理するためにUIモデル図を作成します。この時、タスク中心ではなく、オブジェクト中心の情報配置を意識することで、ECサイトの購買プロセスをスムーズなものにします。例えば、訪問者が「商品を購買する」というタスクを行う際に「購買するボタン」を押して「購買モード」になってから商品を選ぶ設計だと購買体験が不自然なものになってしまい、購買まで辿り着けないという事態が発生することもあります。この情報設計フェーズでユーザーにとって購買体験が良くなるよう設計し、お客さまに確認をとりつつUIモデル図、サイトマップ、ワイヤーフレームに落とし込んでいきます。

6.プロトタイピング・ユーザーテスト

情報をワイヤーフレームに落とし込めたら、それをもとにプロトタイプを作成し、ユーザーテストを行います。UIを作成して実際にユーザーに使ってもらうと、適切なUIではなかったというケースが発生し、再度UIを作成し直すという作業の手戻りが発生し得ます。こうした事態を防ぐためにプロトタイプを使ったユーザーテストで情報設計の適切性の確認を挟みます。ユーザーテストを行う際にはユーザーに操作しながら感じた事を発話してもらい、インタビューも重ねて行うことで問題点を洗い出していきます。

7.UI制作

プロトタイプによるユーザーテストも完了したら、それをもとにUI制作に入っていきます。UI制作において、UIの質はもちろんの事、UXリサーチを使って定義したターゲットにとって、使いやすいものになっているUIであるかが重要です。そのため、セブンデックスはUXリサーチなどのターゲット策定の戦略部分から、UIデザインなどの制作部分までの一貫した支援を行うことで、最適なUIデザインのご提供を可能としています。セブンデックスが作成するUIデザインは、ユーザー体験を向上させるのは前提として、デザインシステムの作成によって継続的な開発運用までを可能にします。

8.ご納品

ECサイトのUIデザインは、納品後にも開発作業などのアップデートが続きます。さらにUXデザインプロセスに用いたKPIツリーやユーザーインタビューの結果なども、プロジェクト終了後にマーケティングを行う上で有用なデータとなるでしょう。これらの途中成果物や今後の運用に必要な資料・情報も納品物としてお客さまに提供しております。具体的には以下のようなものが納品物の例として挙げられます。
【納品物の例】UI制作物、デザインシステム、ペルソナシート、カスタマージャーニーマップ、KPIツリー、ユーザーインタビュー資料、アンケート結果
プロジェクト終了後も、本プロジェクトを通して気づいたスコープ外の課題についての改善施策もご提案させていただく事がございます。セブンデックスは、ただ本プロジェクトの成果だけを提出するのではなく、サービス、企業としての価値向上に本質的に必要なものは何かを考えます。納品後も、他に発生した、もしくは抱えている課題があれば、継続的にご支援することも可能です。

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上流の調査分析、ユーザー定義、UIデザインまで、提供できるUXデザインプロセスが多いからこそ、企業のあらゆる課題を解決できます。デザインプロセスをそのまま行うのではなく会社に合わせて最適なプロセスを組み提供するため、自社課題に合わせたオリジナルの最適解を提案しています。