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全てのステークホルダーの行動を整理、構造化し、サービスの整合性を確認します。

サービス全体のフローを俯瞰して可視化したい時に、サービスブループリントを使用します。カスタマージャーニーマップは、ユーザーにフォーカスして行動を可視化するフレームワークであるため、顧客体験を追い求めるあまり、顧客の理想体験に基づいた体験設計しか行えないという事が発生し得ます。組織の運用を実際に当てはめてみると、「オペレーションがままならない」などの問題が起きてしまうケースも多々あるでしょう。そうなった時、サービス全体のUXは大きく下がってしまいます。そこで、ユーザーの視点だけではなく組織の内在的な課題も両立して考えられるサービスブループリントを活用する事によって、サービスの全体像を可視化します。 サービスブループリントは、特に多領域のステークホルダーが多く関わるプロジェクトで有用です。フロントステージとバックステージの両側から全体のフローの可視化を行う事で、各ステークホルダーの役割を理解し、ユーザー体験と照らし合わせたオペレーションの最適化を行います。

ステークホルダーヒアリング

サービスブループリントを作成するには、まず全てのステークホルダーを書き出します。このステークホルダーには、ユーザーやオペレーターだけでなく、サービスやシステム等も書き出します。この時、既にペルソナ、カスタマージャーニマップを作成している場合はそれらの情報を参照して行動を割り出していきます。まだペルソナ等の作成が完了していない、もしくはユーザー以外のステークホルダーの行動を割り出す場合は、リストアップしたステークホルダーの行動の理解を深めるためにヒアリングを実施します。ステークホルダーの行動を網羅的に漏れなくヒアリングし、精査する事で、チームとお客さま間のサービスフローの認識のズレを無くしていきます。

ステークホルダーごとの行動整理

ステークホルダーの行動の全容を把握できれば、それぞれのステークホルダーの行動を書き出し、順に並べます。この際、サービスやシステムの機能も同じように順に並べます。いくつかの利用シーンが考えられる場合は、それぞれのシーンに分けてステークホルダーの行動を並べ、各々のアクションを可視化することで、どのような体験・業務が行われているか把握できる状態にします。

ステークホルダーごとの関係図化

ステークホルダーごとの行動整理を行うだけでは、それぞれのステークホルダーの行動の相関関係を可視化する事はできません。ステークホルダーのアクションを順に並べたものを比較できる形で縦に並べます。そして行動の因果関係があるものを矢印で結ぶことで、サービスブループリントを完成させます。こうしてできたサービスブループリントから、オペレーションやユーザー体験の課題を発見し、その最適化やUX向上に必要な機能、施策をご提案します。

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上流の調査分析、ユーザー定義、UIデザインまで、提供できるUXデザインプロセスが多いからこそ、企業のあらゆる課題を解決できます。デザインプロセスをそのまま行うのではなく会社に合わせて最適なプロセスを組み提供するため、自社課題に合わせたオリジナルの最適解を提案しています。