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仮説から導いたプロトタイプをユーザーに触ってもらい、確からしさを検証します。

定量調査だけではわからない、ユーザーの行動心理をユーザーテストを用いて調査します。定量的な調査では、「どこで離脱しているか」は分かっても、「なぜ離脱しているか」は分かりません。他の定性的な調査の手法として、アンケートやインタビューもありますが、アンケートでは表面化した強い課題・要望は分かりますが、表面化していないものまでは理解できません。同じくインタビューも、ユーザーは「思い出しながら」回答する事になりますが、人間の思い出せる範囲には限りがあるため、正確な心理まで把握することはできません。そのため、詳細なユーザー心理を理解するために、実際にユーザーの反応をその場で見れるユーザーテストを使います。 ユーザーテストを行う上で、どこの体験が悪くて離脱率・直帰率が高くなってしまっているのかを把握するため、事前に行うアクセス分析から得た情報を併用します。その定量的なデータから仮説をたて、範囲を絞った上でユーザーテストを行います。そうする事で的確に課題を炙り出し、より解像度の高いユーザーの行動心理の理解を可能とします。

シナリオ、ゴールの作成

まずはユーザー行動とその時の心理を仮説として書き出し、ユーザーシナリオを作成します。その際、行動ごとに数値として出せるものは行動に紐付けて書き出しておきます。そして行動心理としてユーザーにペインがありそうな箇所に合わせて、テストしたい項目を書き出します。ユーザーテストの項目をユーザー体験を軸に書き出すことで、機能外にある必要なテスト項目が漏れてしまう事を防ぎます。ユーザーテストの作成において重要なのは、ユーザー体験のスタートからゴールを可視化する事であり、作成したユーザーシナリオをベースにチーム内でブレインストーミングする事で、より粒度の細かいユーザーテストを行う事を可能としています。

発話による検証

ユーザーテストにて、ユーザーに行動を実行する際に考えていることを声に出しながらプロダクトを触ってもらいます。
発話をユーザーテストに盛り込む事でユーザーの行動と思考の連動性を知り、ユーザーが実際に使いづらい、もしくは体験が良いと感じる箇所を検知します。この際、ユーザーが操作するのに集中して発話しない状況にならないようにすることが重要です。このユーザーテストであったユーザーの発話は議事録をとって記録、行動はビデオ・操作記録ツールなどで全て記録に残し、後ほど改善点を洗い出す際の情報として活用します。

発話意図から改善点を洗い出し

ユーザーテストが終わったあとは、記録した発話や行動を元に「なぜそう思ったのか」「なぜその行動を取ったのか」など、お客さまが想定していなかったエラーについてインタビューします。ユーザーは基本的に自分の事を分かっていないことが多いため、相手の質問が予想できるような質問をして周りを埋めていく事で問題について明らかにしていきます。このようなインタビュー結果や記録した行動・発言を時系列に書き起こし、発話プロトコルに落とし込む事で、改善点を洗い出します。

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