MENU コンセプトシート

ユーザーの価値となるサービスアイデアを整理し、ニーズとの結びつきを確認します。

新規サービスを検討する際、検討しているサービスアイデアが対象となるペルソナが持つ本質的なニーズに対応している必要があり、コンセプトシートを使用することで、アイデアがユーザーニーズに結びついてるかを確かめます。サービスアイデアの発散を行った後にアイデアを一つのサービスに収束させる時、コンセプトシートを作ります。コンセプトシートを作成し、サービスアイデアの概要をチーム内で共有することで、ブラッシュアップと具体化を行います。 コンセプトの切り抜き方によって、展開されるサービスの価値は大きく左右されます。例えば、同じ携帯電話をとっても「ポケットに入るインターネット」というコンセプトのiPhoneと当時スペックを突き詰めるばかりだったガラケーは、コンセプトの違いによってここまで大きく差が開いたと言えるでしょう。コンセプトによってチーム内で目指すべき方向性も変わり、プロダクトとしての見え方も大きく変わるため、コンセプトシートを使ったアイディエーションで、より成功角度の高いサービス作りを行います。

ペルソナ

コンセプトシートの中でターゲットとなるペルソナの情報を記載します。ペルソナが複数存在する場合は、メインペルソナを設定し、誰にそのサービスを届けたいのかを明確化します。ペルソナの情報としては、顧客のニーズを測る事のできる因子となる属性・価値観やペイン・ゲインを抽出して記載します。チーム内にシートを共有する時に各々の目線で使いたいサービスかではなく、このペルソナにとって使いたいサービスになっているかが論点となるよう、詳細を詰めて記入します。

アイデアの発散

コンセプトシートに落とし込むまでにサービスの草案をとにかく量多く発散します。この時、チームメンバーやお客さまも交えて、発散を繰り返します。この時、他人のアイデアへの批判、弱気になる、質の高いアイデアのみしか発表しないなどは禁止し、アイデアの量を出す事に集中します。そこから、類似の案をグルーピングし、いくつかのアイデアに落とし込み、コンセプトシートに書き出していきます。提供したいユーザー体験と齟齬が発生してしまい、ペルソナが抱える本質的なニーズに対して価値提供できていないサービスとなってしまう可能性を防ぐため、コンセプトシートには具体的な機能情報までは落とし込まず、提供するユーザー体験のみを明確に定義します。

コンセプトキーワードの設定

サービスのコンセプトが決まり、コンセプトシートに落とし込む際にコンセプトを端的に表現するキーワードを設定します。そのキーワードでどのようなサービスかを理解できることはもちろん、「ペルソナにとってどんな魅力があるサービスか」も分かるように設定します。このコンセプトキーワードはサービスのタグラインを考える際の軸にもなり、チームがサービスの改善を行う際の指標にもなります。
キーワードを策定する際は、サービスに関連するキーフレーズをいくつか並べます。そして、そのキーフレーズの中でサービスのコアバリューとなるものを抽出し、それらを組み合わせてコンセプトキーワードを設定します。

提供メニュー MENU

上流の調査分析、ユーザー定義、UIデザインまで、提供できるUXデザインプロセスが多いからこそ、企業のあらゆる課題を解決できます。デザインプロセスをそのまま行うのではなく会社に合わせて最適なプロセスを組み提供するため、自社課題に合わせたオリジナルの最適解を提案しています。