Summary
クライアントのニーズ
- 市場の縮小に伴い企業の成長が鈍化しつつある現状を打破したい
- 決まった業務を淡々とこなすだけの、挑戦しない文化を打ち消したい
- ステークホルダーに企業としての価値を正しく伝えられるようなコミュニケーションを実現したい
セブンデックスの対応
- 日本鋳鉄管内にもブランド構築専門のチームを設置し、目線と熱量を合わせたブランディングの推進
- 日本鋳鉄管のあるべき姿やステークホルダーとの理想の関係を、徹底的な調査・分析によって定義
- 定義したブランドを、日本鋳鉄管に関わる全ての人に理解してもらうためにブランドDNAを作成
- ステークホルダーに持ってもらいたい日本鋳鉄管のブランドイメージを反映した、ロゴなどのビジュアル要素の制作
- リニューアル後も、公式の経営戦略パートナーとして多角的な面から日本鋳鉄管の成長に寄与
支援における成果
- 社員から新しい改善案が出てくるなど、生産性を上げよう、もっと良くしようと挑戦していく意識の芽生え
- 企業価値を上げていくための筋道の明確化
アイデンティティの形成
プロジェクト開始から日本鋳鉄管の思想、フィロソフィーを理解するために、経営陣はもちろん社員の皆様と幾度となく対話を重ねました。日下社長へのエグゼクティブインタビューから始まり、40周年を迎えた埼玉県久喜市の工場にも実際に足を運び、ものづくりの現場を肌で感じ、企業としての価値を認識。市場の歴史や現在の水道市場における課題、マーケット分析から、ビジネスシーンまでも理解し日本鋳鉄管のアイデンティティを形成していきます。コーポレートロゴのリニューアルも同時に進行し、現在は手続きやリニューアルに向けた準備を進めています。

ブランドDNA|ビジョン/ミッション定義
企業の進化、成長によって「人々の当たり前」が守られる。生活の変革ではなく、維持をすることの重要性、価値に言及し、水道が当たり前に届く生活を守らなければいけないことに使命感を持たせ、自社の事業価値を再認識できるようにビジョンを設計しました。


デザインコンセプト・UIデザイン
ステークホルダーから期待されていることを守るために、イメージチェンジではなくイメージのアップデートで印象を変えるデザインを検討。堅実な経営基盤から成る安心感と水道事業の想起性から青系統色をメインカラーとし、紡いできた歴史とインフラを支える企業としての落ち着きと正統性を持たせながら、変革する強い意志を持たせられるように、強弱のはっきりとしたデザインを設計しました。
