
01.
経営戦略パートナーとしてデザイン経営推進を支援
本プロジェクトでは、日本鋳鉄管内に新設された「ブランド戦略推進室」と共同し、デザイン経営を推進しています。具体的には、ブランド戦略推進室の立ち上げサポートから、企業文化の浸透、ブランド価値の創造・構築までを支援しています。
表層的なクリエイティブ変更ではなく、経営視点からブランド価値を高め、企業成長を支援しています。
02.
共感と納得を生むブランドアイデンティティの形成
プロジェクト開始当初から、日本鋳鉄管の思想やフィロソフィーを深く理解するために、経営陣や社員の皆様と綿密な対話を重ねました。日下社長へのエグゼクティブインタビューをはじめ、創立40周年を迎えた埼玉県久喜市の工場を実際に訪問し、現場のものづくりを肌で感じることで、企業としての価値を認識。
また、市場動向や業界課題の調査・分析を踏まえ、日本鋳鉄管のアイデンティティを形成し、それを視覚的に表現するコーポレートロゴのリニューアルを進めていきました。


03.
ブランドDNAから導く、企業価値を高めるビジョン/ミッション定義
日本鋳鉄管のビジョン/ミッション定義では、企業の成長が「人々の当たり前」の生活を守ることにつながることを重視しました。
生活を劇的に変えるのではなく、日常を維持することの重要性、価値に言及し、水道が当たり前に届く生活を守らなければいけないことに使命感を持たせ、自社の事業価値を再認識できるようにビジョンを設計しました。
04.
ブランド価値を体現するデザインコンセプトとUIデザイン
ステークホルダーの期待に応えるため、印象を大きく変えるのではなく、信頼感を保ちながら現代的にアップデートするデザインを検討しました。
メインカラーには、水道事業を想起させる青系を採用し、堅実な経営による安心感と企業の歴史を感じさせる落ち着き、インフラを支える企業としての正統性を表現しました。同時に、変革への意志を視覚的に示すため、強弱のはっきりとしたデザインを設計しました。
