01.
ユーザーが求める情報を明らかにするために
リクルートスタッフィングでは、マイページ機能の拡張を進めてきたものの、「情報を載せる」ことに意識が偏り、ユーザーが何を求め、どう行動するかが見えていませんでした。「よく使われている項目が埋もれてしまう」「電話問い合わせの方が早いと判断される」など、情報設計に対する課題感が高まり、セブンデックスに相談をいただきました。
02.
ユーザー理解を深めるインタビューを実施
オンラインで20名以上の求職・就業中のユーザーに対し、「何のためにマイページを見るのか」「目的にどう辿り着いているか」を徹底してヒアリング。
数値などのデータでは見えない、ユーザー自身が感じる“重要度”や“使いづらさ”を発見し、情報の削除・強調すべきポイントを明らかにしました。


03.
クライアントと共に情報の優先度を決定するワークショップを実施
抽出したニーズをもとに、情報の重要度と投資対効果に応じて施策の優先順位をワークショップ形式で整理。クライアントの複数部署も巻き込みながら、「このゴールを達成するには何が必要か」を事業視点・ユーザー視点から共に検討し、スピーディな意思決定と整合性のある構造が実現しました。
04.
情報導線の再設計により、ユーザーが離脱しないUIへ
再設計されたUIでは、頻出タスクを1クリックで完結できる導線や、目的に応じた視認性の高い情報配置を実現。
プロトタイプを用いたユーザビリティ検証では、タスク未達の箇所を特定し、改善施策を即時に反映。ユーザーの“迷い”や“詰まり”を取り除くUIにアップデートされました。
リニューアル後はマイページからのユーザー離脱率が15%改善。ユーザーからも「目的の情報にすぐアクセスできる」「サイトが使いやすくなった」といった声が寄せられ、サービス活用度が向上しました。単なる見た目の改善ではなく、ユーザー理解に基づく情報構造と体験設計が、サービス全体の価値向上に繋がったプロジェクトです。