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UXUI Design

がん治療に寄り添うトータルケアの実現へ。スヴェンソンブランドの包括的なUX改善プロジェクト

株式会社スヴェンソン
OVERVIEW
がん患者向けアピアランス商品を扱うECサイト「PreSta」の課題特定からリニューアルを行いました。また、合わせて病院配布カタログも刷新し、SEOコンテンツ強化も継続的に支援しています。
TERM

2024年4月 〜 現在

ISSUE
PreStaは、主要ターゲットである25~44歳層からの離脱が高く、定性調査によって「年齢層が高い人向け」という誤ったブランドイメージが浸透していることが判明。これにより、ターゲット層が商品価値を理解できず、購買行動に繋がりにくい状況になっていました。
SOLUTION
  • 定量・定性調査を基にターゲットユーザー層の特定と課題の明確化
  • 特に強化したい年齢層である25〜44歳に向けてサイトのビジュアルとUXを刷新
  • ウィッグの自然さや品質を伝えるための着用写真を撮影・掲載
  • 病院配布カタログのリニューアルで治療初期の重要な接点を最適化
  • SEO対策を行い継続的に価値あるコンテンツを発信することでサイト流入数を向上
OUTCOME
  • UX観点からの改善によって、ターゲットユーザーにとって有用性の高いコンテンツが充実
  • デザイントーンの改善でブランドイメージの改善に寄与
  • SEOコンテンツの継続的な強化により、ユーザーの流入数も着実に増加

01.

一度リニューアルを行うも、期待通りの成果が出ず。注力したいターゲットの離脱を防ぐために再リニューアルが開始。

株式会社スヴェンソンが運営する、がん患者向けアピアランス商品を扱うECサイト「PreSta」。
本プロジェクトは、クライアントから「ECサイトをリニューアルしたものの、期待した成果が出ていない」という課題感を受けてスタートしました。特に25〜44歳の注力したいターゲット層が離脱しており、この状況を改善することが求められていました(100%)」とご回答いただき、効果検証の重要性と基本思想を参加者に深く浸透させるという当初の目標は、達成。さらに、参加者の満足度も100%に達し、高く評価いただきました。

02.

定性・定量調査を合わせた分析による、ECサイトの本質的な課題の特定

定量調査では、ファネル別離脱率やCVRを分析し、改善が必要な導線を特定。主要ターゲット層に最適化された導線設計の必要性が明確になりました。

定性調査では、PreSta利用者インタビューによって、既存サイトが「年齢層が高い人向け」という印象で、ターゲット層とのミスマッチが発生していることが判明しました。

これらの発見を基に、「商品価値の適切な伝達」と「スムーズな購買動線の設計」という二つの軸で、具体的な改善施策を組み立てていきました。

03.

ビジュアルとユーザビリティ、両面からのユーザー体験の刷新

調査に基づき、サイトはビジュアル面と導線設計を全面的に刷新。

ビジュアル面では、元々のブランドカラーだったピンクを抑え控えめなゴールドを取り入れることで、ターゲット層が共感しやすい落ち着いた上質なイメージへ変更しました。

ユーザビリティ面では、特にトップからの導線を強化。ファーストビューから目的の商品カテゴリーにアクセスしやすくし、ユーザーが直感的に商品を選択できるよう改善しました。

04.

商品の価値と未来への希望を伝える、写真撮影とディレクション

ウィッグ商品の自然さや品質をリアルに伝えることに徹底的にこだわり、新商品の撮影をスタイリストやモデルと協働して実施しました。

撮影では、ウィッグだけでなくモデルの表情も重要な要素として捉え、作り込まれた表情ではなく、自然な笑顔が映えるカットを意識的に撮影。がん治療中の方々に、希望を感じていただけるビジュアル表現を目指しました。

また、カテゴリー商品の撮影では、従来の「医療商品」としての無機質な印象を払拭し、ナチュラルで上質な魅力を引き出す撮影を行いました。

これらの写真は、ECサイトや病院で配布するカタログ、SNSでの発信などに活用し、一貫したビジュアルコミュニケーションの実現を図っています。

05.

治療方針決定時の重要な接点、病院配布カタログの刷新

患者が最も情報を必要とする治療初期段階に合わせて、頭皮ケアや医療用下着まで幅広く網羅したカタログを刷新。実用的な特集も掲載し、患者が抱える疑問や不安を解消できるように配慮しました。

2024年11月からの展開では、病院への設置を予定や、医師を通じた直接配布も計画し、治療方針決定時における確実な情報提供を目指しています。この取り組みを通じ、患者様の不安解消とブランド認知の向上を図ります。

06.

情報探索からサイト流入増加に繋げる、SEOコンテンツの継続的な強化

サイトへの自然な流入増加を目的に、患者のニーズに沿った記事を月3本のペースで公開。SEOキーワード選定から記事作成まで一貫して管理し、着実にオーガニック流入数を増やしました。

情報収集から購買へのスムーズな導線を作り、ユーザーが安心して商品を検討できる環境を整えています。

結果として、サイトはユーザーにとって有用性の高いコンテンツが充実し、求める情報に迅速かつ直感的にアクセスできる環境を整えることができました。また、継続的なSEOコンテンツの拡充により、サイトへの流入が安定的に増加し、それがCVRの向上にもつながっています。(100%)」とご回答いただき、効果検証の重要性と基本思想を参加者に深く浸透させるという当初の目標は、達成。さらに、参加者の満足度も100%に達し、高く評価いただきました。

今後も、購買ニーズにより適切に応えるための改善を行い、さらなる成果の向上を目指してまいります。

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