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起業、新規事業立ち上げ。多くの経験を武器に変えるまで。

大学時代に起業し、数多くの失敗を繰り返しながら事業を立ち上げ続けた末に、セブンデックスへのジョイン。野望に満ち溢れた彼の挑戦、そして強みを活かしたキャリアについて迫りました。

▼プロフィール|平井 淳
学生起業を経て、株式会社ZIZAIでYouTube関連の新規事業開発に従事。その後、フリーランスでPM・UIデザイナーとして、ソウゾウなど複数のスタートアップやベンチャーを支援。事業戦略からグロースまで一貫して行う事業に共感し、セブンデックスにUXデザイナー/PMとして入社。上場企業のブランディングプロジェクトのPMなどを担当。社内では新規サービスの立ち上げの責任者も担っている。

数え切れないほどの失敗。起業の道のり

ー最初のキャリアが起業からスタートしてますよね?どんな経緯で起業に至ったんですか?

高校生の時に何を目指そうか悩んでたんですが、その時たまたまピーター・ティールのゼロトゥーワンという本に出会い、衝撃を受けたのがきっかけでした。
世の中に与える影響の大きさ、そこにたどり着くスピード感、日々の市場の変化にヒリヒリしながらも勝ち上がっていく姿。本の中でスタートアップという言葉と初めて出会って「俺がやりたいのはこれだ!」ってなりました。
そこでとりあえず20歳までに会社を作ることを目標にして。ギリギリでしたが、21歳前日に起業しました。

ーすごい行動力。そこからどうやってサービスを決めていったんですか?

当時の流行りもあってC向けのアプリにしようとは決めていました。
元々フリーランスでWebやアプリの制作、他にインターンも行いながら、事業の作り方、開発知識を学んで。そこで情報収集しながら何やろうかなを考え、作っては壊して、を繰り返しました。失敗した数で言えば数え切れないほどしましたね。

共感して開発を手伝ってくれた仲間が数人いたくらいで、デザイナーはゼロ。スケッチブックにペーパープロトタイプを書いて独学で学んだUIデザインでなんとかデザインに起こして、みたいな感じでとにかく手を動かしてました。

サービスを決めたのはTwitterでデモ動画を出したらバズったことがきっかけで。AR空間上にフィギュアをコレクションできるデモを載せたらかなりの反響があって、その反応を見て本格的にこのサービスで行こうと決めました。

そこから資金調達やアライアンスなどの経営課題を解決しようと投資家を回ってたんですけど、そこでZIZAIの代表に出会いました。ZIZAIはバーチャルユーチューバーのライブ配信アプリを作っていたためARやVRに対する知見が深く、代表に自分の事業の話をしたら「このサービスは将来的にXXXのスキームを使っていけば、XXXぐらいの大きいことが実現できると思うよ」というふうに全てを見通されて。僕以上に、僕が考えた事業に対する全ての未来が見えていたことに感動しました。
サービスの価値に気づいてくださって、高い解像度をもって共感していただいて。そこから簡単に言えば事業譲渡の形を取りつつ、さらに新規事業立ち上げを一緒に行うことになりました。

広義のマーケティングとの出会い

ー確かもう1プロダクト自分で作ってましたよね?

ZIZAIに1年くらい在籍した後に自分でもう一度サービスを作り始めました。きっかけは周りの同い年の起業家が資金調達で盛り上がってるのを見てこれで良いのかと焦りを感じて。特に次が決まってた訳ではなかったんですが、もう一度自分の手でサービスを作りたいと思いました。

サービスは音声ノベルのサービスを開発。プロトタイプまで作っていて、資金調達も目処が立っていました。ただちょうど同じタイミングでコロナが流行して、資金調達も白紙になって。
大学時代の起業から、常に何かしら結果を出さなければいけない、と自分にプレッシャーをかけてきたんですが、全て一瞬で燃え尽きて………この喪失感に浸る形でしばらくニートしてました(笑)。

ー完全に燃え尽きてる(笑)そこからどういう経緯でソウゾウ、そしてセブンデックスに?

結局何かやりたいなと思い始めてきて。そのタイミングでたまたま知り合い経由でソウゾウが新規サービスのPdMを募集してたので、「明日から行けます!」の勢いでジョインしました。

ソウゾウではメルカリShopsの新機能に対する企画 / PdMとして携わってました。本当にリリースしたてくらいのタイミングで入って、そこからグロースさせるための新機能設計からリリースまで見てました。
色々経験させて頂いたのですが、そこで広義のマーケティングの大切さに気づいたんですよね。PdMで入りつつ、横断的に全部見ながら最適化することが必要で。でもやっぱり母体が大きい会社だとそれってひとりでは難しくて。

そこから、本質的なものの作り方をもっと広めたいと思って、また起業も考えたりもして。
そんな時にたまたまセブンデックスの記事を読んで。横断的に支援してる事業内容を見て「まさに実現したいことはこれ!」とめちゃくちゃ刺さって、一緒にやってみたいと思いジョインを決めました。

自分のキャリアだからこその強みを活かして

ーすごい紆余曲折!かなり稀なキャリアを歩んできてますが、この経験だからこそ得られた学び、みたいなものはありますか?

「とりあえずやってみる」ことの大切さは身に沁みました。死ぬほど失敗してきましたし。行動に移すまでの迷いみたいなものは無くなりましたね。まずやる意思決定をして、試してみてから最終判断する。この感覚は経験によって磨かれたかなと思います。
今はこの経験がかなり強みだと思って。今までは自分で起業して土台作りからやろうとしてたけど、今は土台はある。おかげで自由に色々できるなと。

後は相当な数の失敗を経て、形にこだわらなくなりました。最初は自分でやらないと気が済まなかったですし、昔は少しカッコつけて言っていた「起業は手段の1つ」みたいなことも、今は真にそう思えるようになりました。変なこだわり無く、目的に対して最適な方法は何か、の視点で考えられるようになりましたね。

ー今のセブンデックスは自身にとってどんな状態で映ってるんですか?

語彙力無いですが、イシューバイキングです笑。経営から組織、個々まで、やりたい事が無限にあるし手を挙げれば誰でもできる状態。

僕がPM以外で最近やってるのは、会社の可能性を広げるための新商品開発、案件獲得や採用に繋がる、社外と接点を作るための仕組みづくりなどです。客観的なセブンデックスの印象と実際入社した後の印象が良い意味で結構違ったので、良い印象を正しく伝えるには?を考えたりしてます。

会社の仕組みとしてはもちろん、個のチカラも付けたくて。周りを幸せにすることが自分の幸せに繋がってたりするので、個人の影響力を付けて周りにも良い影響を与えて自分にも還元されて、と良いサイクルが回る状態を作りたいと思ってます。

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