CULTURE
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デザイナーの可能性を広げる組織

UIデザイナーの和田です。普段はプロジェクトメンバーの一員としてクライアントの事業成長に関わるデザインを、UIからグラフィックまで広く担当しています。

今回は、クライアントワークを行なっているセブンデックスの中で、デザイナーが関わるプロジェクト外の側面について紹介します。

はじめに

本題に入る前に簡単な自己紹介と、普段の業務について触れておきます。

私はセブンデックスに入る前まで、紙媒体がメインの制作会社でエディトリアルデザイナーをしていました。以前の会社ではコンテンツの企画などから関わることは稀で、基本的に勤務時間の95%くらいはPCの前でadobeを触っている時間でした。デザインの見た目だけでなく、本質的な部分にも自身の領域を広げていきたいと考え、セブンデックスに転職しました。

現在はプロジェクト(クライアントワーク)の中で、コーポレートサイト制作や、インナーブランディングに関わる様々なメディアのデザイン等を担当しています。

セブンデックスには現在、企業文化や営業などに関わる多数の社内の活動があります。適性のあるメンバーが抜擢されることもありますが、基本的には課題感を感じた個人から始まることが多いです。

社外のプロジェクトでは、自分が自信を持ってできることと、今までやったことのないことの両方にバランスよく関わることができますが、これから紹介する社内活動については自分にとってチャレンジングなことばかりでした。恥ずかしながら失敗や中途半端になってしまったものもあるのですが、社内の活動だからこそ自分から手を上げて得られた新しい経験だと思っています。

プロジェクト外で経験したこと

デザイン組織開発

セブンデックスには大きく分けてUIデザイナーと、ディレクターの2職種がありますが、入社してすぐに、デザイナーチームとディレクターチームではチームの温度差があることに気づきました。

そのままの状態でもプロジェクトを遂行するのには問題がなかったのですが、入社したばかりで心許なかった私には、ディレクターチームの自然と助け合う空気や、チームの活気が羨ましく感じてしまいました。そこからデザイナーチームもチームとしての機能をより高めたり、もっと気軽に助け合う空気があってほしいと思うようになり、デザイナーの季山とともに組織開発に自ら名乗りを上げることにしました。当時は代表がデザインチームのマネージャーを兼任していたのですが、現場からチームを作りあげて欲しいという思いもあり、快くこの挑戦を受け入れてくれました。

実際は、組織開発と聞いてみなさんが想像するほど大それたことはできていないのですが、チームの理想像を定義したり、それに対して現在地を確認するような評価制度を作ってみたり、チーム内のコミュニケーションを促すために相互理解が進む題材で簡易的なディベートを行ったりなど….様々な施策を企画し、実行しました。

組織開発などしたことがなく、知見もない状態でしたが、他社の事例をリサーチしたり、マネージャーや、メンバーに相談に乗ってもらったり、時には季山とウェビナーに参加したりしながら手探りで挑戦し続け、気づけば周りからデザイナーチームの空気変わったね、と言われるようにまでなっていました。

今思えばこの経験が、やったことないことでも自分から飛び込んでみようと思うきっかけだったかもしれません!

季山とともに取り組んだデザインチーム開発についてのインタビュー

採用活動

以前の会社では勤務時間の95%をPCの前で過ごしていたので、もちろん採用に関わることなどありませんでした。技術的にこういう人がいたら助かるな〜と思うことはありましたが、どういう人がいたら会社はより前進するんだろうとか、こういう人と働いてみたい!と主体的に考えることも少なかったと思います。

セブンデックスに入ってからは、採用活動の一部にも関わるようになりました。ポートフォリオを拝見し、候補者様がセブンデックスだったらどのような活躍ができるかを考えたり、カジュアル面談で会社について自分の言葉で紹介したりもしています。

初めは、ただのデザイナーの自分が採用に関わることは相応しくないと感じていたのですが、候補者の方々が今後一緒に働くのは代表でもなく、人事でもなく、私たちなんだということに気づいてからは、積極的に採用の場に関わっていくことにしました。最近では、キャリアSNSを見ながらこんな人と働きたいな〜とか、こうしたらデザイナーに刺さりそうだと思います!、みたいなことを自分から人事に話して、できることから採用活動に関わるようにしています。

ユニット

現在セブンデックスでは、同じ職種同士で4名前後のチーム(ユニット)を組み、ミッションの達成を目指す「ユニット施策」を行なっています。ユニットメンバー同士が相互的に助けあうことで、事業課題(ミッション)を乗り越え、各々が自走できることを目指しています。

この「ユニット施策」で私は、ユニット長というものを担当しています。今後の自分のキャリアの選択肢の一つとして、デザイナーを取りまとめるマネージャーのようなものがあるかもしれない、とデザイナーを数年経験して思っていたため、興味があるか?と話をいただいて、二つ返事で承諾しました。

マネージャーのようにプロジェクトの管理までは行いませんが、日常的な社内の施策の進行状況の管理や、ミッションとして設定したユニットの目標のための施策の企画や管理などを行なっています。

私自身は技術や、頭脳でユニットのメンバーより秀でている訳ではないので、苦手な部分はメンバーに助けてもらいながら、時に励ましあってミッションを達成しようと協力しあっています。

具体的な施策としては、理想状態をチーム内で定義するワークショップや、個人の技術力を高めるためにその月に作ったデザインを評価・フィードバックする「月末振り返り」、ゆるいノリでデザインを添削しあえる仕組みづくりなどを行なっています。これらの施策の企画や運営には前述の「デザイン組織開発」の経験が大いに生きていると感じています。

「月末振り返り」施策の記入シート。メンバー同士で項目ごとに改善点などをアドバイスしあいます。

会社紹介資料制作

今回のコーポレートサイトリニューアルに伴い、会社紹介資料(RECRUIT DECK)のリニューアルを担当することになりました。デザイントンマナ自体はデザイナーの安部が作成したものを使用するのですが、私は資料の一連の流れや、そのためのコンテンツ企画と一部のライティングなどを担当しました。(デザイントンマナに従ったデザインの展開も行なっています!)

入社して1年に満たない自分が会社を説明する資料を中身の部分から作ることは大変骨の折れる、責任の重い仕事でしたが、元から文章を書くことは好きだったため、新しい挑戦に楽しく取り組むことができました。

そうはいっても、文章もコンテンツ制作もプロ級と言える経験値はないので、代表やディレクターの手を借りながら伝えたいことや、言葉のニュアンス、表現の難易度をどうにか調整して完成に持っていくことができました。

どうにかして完成はしたのですが、今回は特に進行管理に反省が多く、今後はここをもう少しアップデートできるようになりたい、と新たな課題の発見もありました。

おわりに

この記事では、今までほとんどデザインしかしてこなかった制作会社出身デザイナーの私が、セブンデックスで挑戦してみたデザイン以外の取り組みについて紹介しました。

創業5年目のセブンデックスには、まだまだ開発途中のものがたくさんある分、自分が変えていける部分も多くあります。そういった部分を通して、新たな自分の可能性やキャリアに気づくこともありますし、そこで経験したことはプロジェクトの中でも必ず役に立つような気がしています。

自分の未知なる可能性に気づきたいデザイナー、PCの前から解き放たれてコトを進める軸になりたいデザイナーのみなさん、ぜひセブンデックスを検討してみてください!カジュアル面談は以下からお申し込みいただけます!

UIデザイナー
東京藝術大学卒業後、映画配給会社にてデザイナー、広報などを担当。その後制作会社で雑誌やSNS、アパレルのアートディレクションなど様々なメディアのデザインに携わる。表層だけではなく、課題解決のデザインで企業支援をしたいと考え、セブンデックス にUIデザイナーとして入社。