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外資IT企業から転職してみて実際どうだった?半年経って思うこと

こんにちは。2022年5月、セブンデックスへ中途入社した中井彬恵です。

この記事では、1000人以上の大手外資企業から20名規模のスタートアップへ転職してみて、実際どうか?リアルに感じていることをお伝えします。

▼ 記事でわかること

  • セブンデックスの PM/UXデザイナーの業務のリアル
  • 大手外資 IT からスタートアップに転職し、実際どうだったか、今思っていること

私のプロフィールについて

まず簡単に私のプロフィールや経歴をお伝えします。

大学学部では化学系の研究、大学院データ分析やサービスデザインを学んできました。

2021年、新卒で外資 IT 企業にサポートエンジニアとして入社し、 2022年5月にセブンデックスに PM/UXデザイナーとして転職しました。

デザインについては完全に独学で、これまで実務を経験したことはなかったので、専門分野を変えたジョブチェンジとなります。

入社の理由については、以下記事や note にてご紹介しているので、よければご覧ください!

入社してからやってきたこと

2022年5月に入社して、早いもので半年と少しが経とうとしています。せっかく良いタイミングなので、ここまで何をやってきたか?を時系列ごとに振り返りながら、実際に転職してみてどうだったか?を整理していこうと思います。

オンボーディング(5/2から一週間ほど)

入社の初週はオンボーディング期間でした。幸いにも2022年から中途・新卒社員向けのオンボーディングが整備され、ツールの使い方や会社のカルチャー研修など研修いただき、スムーズに会社に馴染むことができました。(社内ナレッジは絶賛、後述の社内プロダクト開発で整備中です!)

クライアントワーク①(5月〜10月頭まで)

入社してから、まだ具体的な業務の右も左もわからない1週間と少しが経ったタイミングで、新規 SaaS の UXUI リニューアルプロジェクトのアシスタント PM としてアサインされました。

基本的には、メインPMがプロジェクトマネジメントとプロジェクトの進む方向性を描き、アシスタントPM がそれを元に各フェーズで必要なタスクをメインPMと共に遂行します。

クライアントは B to B 向けの自社 SaaS プロダクトを持つ100名規模の IT ミドルベンチャーで、新しくリリースしたプロダクトのサービスコンセプト立案から UI のデザインリニューアルまで、一気通貫し担当させていただきました。

具体的なタスク内容としては、以下フェーズの「UIデザイン」以前の全ての内容をメイン PM と共に行いました。

▼PM/UXデザイナーとして担当したこと

  • 市場調査などのデスクリサーチ
  • ユーザーインタビューの設計から実施
  • サービスコンセプト立案
  • 要件定義・ワイヤーフレームの作成
  • 開発ディレクション(クライアントのデザイナー・エンジニアとの仕様についてのやりとり)

UX デザインの一通りのプロセスを経験できただけでなく、クライアントのビジネスニーズや状況も踏まえて最適な道を模索することを学ばさせていただきました。(リアルな学びを記事にしたのがこちらです)

クライアントワーク④(10月~現在進行中)

10月から現在(2023年1月)、シニア(高齢者)向けの新規事業の立案からニーズの仮説検証まで行うプロジェクトを担当しています。シニアが求めるニーズを探索し、ペルソナ構築・サービスコンセプトから体験の検討・機能定義からコンセプトテストまで行います。

入社してから2件目の案件ですが、メインPMとして、プロジェクトマネジメントから UX デザインまでを担っています。

1案件目はデザインという考え方をインストールし、各アウトプットを徹底的に考えることにコミットしていましたが、現在はメインのプロジェクトマネージャーとして、アウトプット品質だけでなく、関わるすべてのステークホルダーのUXを良くすることにも目を配るようになりました。

例えば….クライアントとの関係性も当然のこと、プロジェクトチーム全体としてうまく回っているか?各メンバーのリソースの活用方法はプロジェクトとして最適なものか?

正直、やること全てが新しいことしかない、つまり「できない」ことしかないです(笑)。 しかし、

  • 毎日少しずつでも自分ができていなかったことを振り返り、改善の方向性を考えること
  • タスクが回らない、自分では判断できないことは迷わずメンバーと相談し、チーム全体で乗り越えること

を通じ、毎日少しずつでも物事を前に進めることができています。

社内プロジェクト

クライアントワーク以外にも、組織体制を整備し、組織としても個人としても加速的に成長していくための様々な社内プロジェクトを担当させていただいています。

(1)開発ディレクションのマニュアルを整理

(2)社内の情報資産の整理

(3)社外向けのセミナーイベントのために、ケーススタディを用いてブランド構築プロセスを検討しました。 実際のイベント内容は以下からご覧いただけます!

(4)セブンデックスのソリューションを生み出す情報資産の共有に特化した、自社プロダクトの開発を行なっています。こちら、ちょうど年明けに社内リリースを行いました! プロダクトマネージャーとしての役割、プロダクトビジョンからプロダクトの要件定義、運用・浸透のための施策まで全て担当しています。

プロダクトリリース時の発表資料より

基本的には自分から手を挙げていますが、自社プロダクトについては直接代表からPdMとして任されました。

まだまだ社内には拾うべきボールがたくさんあり、手を挙げればなんでもやらせてもらえる環境ですし、これまでの結果を評価してくれる風土です。

大手ITからジョブチェンジしてみて、どうだった?

昨年、自分が進みたかった「デザイン/マーケティング」の世界に飛び込んでみて、どうだったか?

色々考えましたが….

とにかくやりたかった経験ができ、コトに熱狂できている」の一言かなと思っています。(つまり、転職して良かったということです!笑)

ここまで振り返ってみると、入社して半年ほどと思えない濃密な経験をさせていただいているなぁと感じます。社内向けですが、実プロダクトを作る経験もさせていただけるのはとても貴重なことです。

ステークホルダーの UX を最大化することで、クライアントの事業成長にコミットする」、セブンデックスのスタンスにおいて、ひとつひとつのプロジェクトにおけるアウトプットプロセスは決して画一的なものではなく、クライアントの背景やその時の状況、相手の目線に合わせて最適なソリューションを提供することが求められます。そのために必要な知識や求められるスキルは決して少ないものではありません。

自分のスキルや評価は二の次で、目の前の目標や、自分に期待される役割に応えようとひたすらコトに向き合い続けた半年でした。

セブンデックスが提供しているマーケティングを一覧化したもの(https://sevendex.com/post/17628/ より)

上述の通り、私はこれまで実務で「デザイン/マーケティング」を実践したことはなく、ここまでセブンデックスでの経験は楽なものではありませんでした。

基本的にどのプロジェクトも全く同じ内容はなく、「やったことがないこと」に必ず直面します。前例も正解もない中で、どのように解を形作っていくか。

当初は道筋がないことに途方に暮れていました。「これ何から始めれば良いの?」と。自分ができるか、不安に感じるときも少なくありませんでした。

入社して8ヶ月経った今は、「解を創っていくことが当たり前」のスタンスを持って、クライアントの与件を達成するため、各フェーズの目的を達成するために何が必要か?という目的思考から、プロセスを徹底的に考え抜くことが当たり前になりつつあります。

でも考えてみれば、自分たちの行なっているマーケティング、「ステークホルダーの UX を最大化するために価値提供を行う」ことは、簡単でないことは自明だと思います。

技術が発達し、デザインやプログラミングが民主化された今、誰もができることをやっているだけでは埋没し、届けたいユーザーにサービスを届けることが難しくなってきました。

だからこそ、事業開発の全てのフェーズに携わることで、大局的に最適な価値を生み出そうとするセブンデックスで行なっていることは真の UX デザインであり、自分がやりたかったことだと実感できているし、20代で模索すべき多彩な経験を積めていると確信しています

ちなみに、20代の進む道について個人的には、けんすうさんやちきりんさんという方が紹介している「キャリアの VSOP」という考えに深く共感しており、自分は20代で視野を広げて幅広い経験がセブンデックスにてできるていと感じています。

V:20代はバラエティ。視野を広め、色々経験してみること。
S:30代はスペシャリティ。専門性を高めること。
O:40代はオリジナリティ。自分らしさを磨くこと。
P:50代はパーソナリティ。あの人と仕事したい!と思われるようにすること。

一人ひとりが組織の心臓

前職からジョブチェンジし、ひとつの会社ではなかなか経験することができない多様な経験を積めていると話しましたが、もうひとつ強調したいのは、やはり「組織の中での個々の役割の大きさ」でしょう。

単純計算ですが、1000人規模の大企業における自分の役割の大きさは 1/1000、今は 1/20 であり、自分の行動一つで、組織の雰囲気(カルチャー)を変えることができるし、組織の成長を高めることができます。

自分の力で会社を前進させるという経験は、人生でそう経験することはありません。

「失敗するリスクがある?」

大丈夫。セブンデックスでは、一人ひとりが物事を前に進めることに熱量を注ぎ、互いを高め支え合うことができるカルチャーと人が揃っています。

セブンデックスのバリューについてはこちらをご覧ください。


今回の記事を読んでいただき、セブンデックスのPM/UXデザイナーとしての職務内容のイメージや醍醐味が伝わると嬉しいです。

セブンデックスでは一緒に、新しい選択肢や可能性を創る仲間を募集しております。面談などでお会いできる機会を楽しみにしております!