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フィードバック~相手を思いやる4つのコツ

フィードバックをすることは、ビジネスや教育、いろんな場面で求められます。
相手のことを思いやると本当のことが言えなかったり、思い切って言ってみたものの、相手に嫌な気持ちをさせてしまったり、伝え方が難しいものです。

フィードバックと調べれば、ポジティブに伝えることが大切だといっていたり、「褒める→指摘する→褒める」のようなサンドイッチ型が大切だと紹介したりしています。
もちろんスキルも有効ではありますが、フィードバックは人とのコミュニケーションです。スキルよりも大切なものがあると考えられるのではないでしょうか?フィードバックで本当に大切な事はもっと奥深いところにあります。

今回はフィードバックについて、意味からおさらいし、本当に役立つ方法を事例を交えながらお伝えしたいと思います!

そもそも、フィードバックとは?

フィードバックとは、そもそも何なのでしょうか?
一度、考えてみましょう。過去を振り返えれば、色んな人からフィードバックされたこともあれば、色んな人にフィードバックしたこともあるかと思います。フィードバックとは、いったい何なのでしょうか?

頭を整理するためにも、「要は、こういうことだよね。」と、要点を理解しておくことは大切です。

それでは、フィードバックの要点とは何なのか?
ずばり、

「目標値と現在地との差分」を「伝える」こと=フィードバック


目標値とは、「どのようにしたいのか」ということです。目標値があるからこそ、現在地とのギャップができます。なので、まず目標値を正確に確認・共有することが大切です。また、フィードバックを求められたときには、相手の中でこの目標値が決まってないこともあります。そのときは、一緒に考えてあげることができるといいでしょう!

目標値がはっきりすれば、あとはその差分を相手に「伝える」。つまり、

「どのようにしたいのかを確認する」+「差分を伝える」=「フィードバック」

この2つができれば、いいわけです。三角形も頭の中で思い描いて話を聞いてみてくださいね!

フィードバックは伝え方が超重要

フィードバックには、「何を」伝えるかと、それを「どう」伝えるかがあると紹介しました。
そして、皆さんがお困りなのは、「どう」伝えるかではないでしょうか?

言いたいことは分かっているけれども、それをどう伝えればいいのかがわからない。実際、フィードバックは「何を」伝えるかよりも、「どう」伝えるかの方が大切だと言ってもいいかもしれません。それくらい、「伝え方」が超重要だと思います。


なぜなら、人は弱い・繊細な生き物だからです。この大前提を忘れてはいけません。


どんなに強そうに見える相手であっても、心の中はわからないものです。またフィードバックを受けることは周囲からの評価にも影響します。周囲からの評価って気になることです。とても慎重になった方がいいですよね?


また、相手がフィードバックをどう受け止めるのか、どう解釈するのかはわかりません。思いがけず、「非難」と受け止められる恐れもあります。ですから、フィードバックをするときは、特にその伝え方において、注意を払うことが大切なことなのがますますわかります。

そこで、「ドッチボール」ではなく「キャッチボール」のイメージで伝えることをおススメします。相手にぶつけるのではなく、相手が取りやすいボールを投げてあげること。思いやりをもって伝えてみましょう!

大切な4つの伝え方のコツ

それでは、思いやりのあるフィードバックの方法をお伝えしたいと思います。
まずは思いやりを持つことが何よりも大切。その上で、ただ思いやるだけでなくて、それをどう表現すれば相手を傷つけることがないのかを知ることが必要となります。

その4つの伝え方のコツを紹介する前に、フィードバックを伝えるうえで最も意識すべきことを紹介します(この記事で一番覚えておいてほしいことです!)。それは、

「いかにコトに集中できる状況を作れるか」

です。フィードバックが「その人」ではなく、その「コト」に対するものだと理解してもらう状況を作ること。
非難だと感じてしまったり、「あなたに言われても聞きたくない」など感情的になってしまうことが、素直に聞き入れられないことの理由になるからです。


キャッチボールで例えるなら、投げる前に「今から投げるよ~」と先に伝えることで、受け手は心の準備ができるわけです。今から紹介する4つのコツのうち、前の3つはそのためのコツなので、そう理解しながら読んでみて下さいね!

いかに関係性を考慮できるか

初めて会った方に対するフィードバックと、長い付き合いの人に対するフィードバックだと、フィードバックの仕方が変わりますよね。相手との関係性によって、伝えられる内容や伝え方は変わってきます。それは、伝える側に限った話ではなく、受け取る側も誰に伝えられるかで受け取り方が変わります。

出会ったばかりの人に、強く指摘されたら、「なにも知らないくせに…」と思ってしまいませんか?
ですから、相手との関係性をふまえて、話す内容・話し方を決めましょう。

もちろん、仲良くなることで、率直に伝えられることも増えてきますから、日頃から会話するよう心がけたたり、相手と「言い合える関係」を築いていくことも大切ですね。

自己否定とは認識させない

フィードバックをする相手に「非難」だと思われないコツとして、ずばり

「あなたを否定しているわけじゃないよ!」と伝える

という、ストレートな方法があります。あまりに直球な方法ですが、フィードバックを伝える前に、このような断りを入れておくことで、受け手は安心して聞くことができます。僕もよく使いますが、相手が安心感して話を聞いてくれていることがわかりますので、おススメです!

主観的/感情的にならない

相手との関係性をふまえ、「非難ではないよ」と断りを入れたうえで、最後に自分自身に対して注意する必要があるのは、「自分」の意見を述べないということです。

「俺は…こう思う」という意見を、受け手は聞きたいわけはありません。せっかく聞いているのに、「絶対これがいいでしょ!」とか、個人的な主観や感情で伝えられても、「はあ…」となるだけです

受け手が求めるフィードバックは、「客観的」な意見です。もし、本当に個人的な意見を求められているのなら、「これは個人的な意見だけれども」と前置くことがいいでしょう!

具体的に伝える

ここまではコトに集中してらうためのコツでした。ここでは、「わかりやすく」伝えるためのコツを紹介します。それは、「具体的に伝えること」です。非常にシンプルですが、非常に有効的です。

例えば、「今日提出」ではなく「23:59まで」の方がわかりやすいですよね?
人の価値観は、人それぞれです。「かっこいい」という1つの言葉をとっても、人が連想することはみな同じではありません。なので、受け手がまた質問する必要がないように、できる限り具体的に伝えてあげることが親切です。

特にうちのようなデザインを扱う場合では、正確に伝えられるようにかなり言葉に気をつけています。また、具体的に伝えることのほかにも、「なぜ」そうお願いしているのか、ということも伝えることもおススメします。

なぜそのお願いをすることにしたのか、という思考の過程を伝えることで、受け手はフィードバックされたことより深く理解することができるからです。情報量が多いほど、受け手はより正確に理解できます。

まとめ

フィードバックの大切なことをまとめると、

・フィードバックとは、「現在地と目標値との差分」を「伝える」こと。だから、まずは目標値を確認しよう!
・フィードバックは非難だとお思われてしまう恐れがあるし、人間は弱いものだから、「伝え方」には十分注意しよう!

・「ドッチボール」ではなく「キャッチボール」のイメージで!
・伝える上で、意識すべきことは「感情的にならずコトに集中できる状況を作ってあげること」!
・そのためには、「関係性の考慮・否定してないよと伝える・主観的/感情的にならない・意図を含め具体的に伝える」こと!

との、ことでした。仕事や教育など、いろんな場面で求められるフィードバック。是非、相手を「思いやって」伝えてみてくださいね!!

UXデザイナー
学生時代に演劇活動など様々なものづくりの経験からデザインに触れたことをきっかけにUXデザイナーを志す。ミッションに共感し、新卒でセブンデックスに入社。リブランディングやテクニカルディレクションなど幅広く携わっている。