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デザイナーが採用ページのコピーを作るまで

Webサイトを作るにあたり、文章はライター 、ビジュアルや情報設計はデザイナーと分業して制作を進める会社も多いと思います。
セブンデックスでは、メンバー各々がそれぞれの領域を定めずに、日々多岐に渡る業務に取り組んでいます。それはデザイナーも同じです。

今回はwebサイト制作にあたり、1人のデザイナーが採用情報のコピーをどのようにして作ったのか、その過程を記事にしてみました。

はじめに

セブンデックスでは、日々いろんな業界・業種の方々とお仕事をさせていただき、デザインの領域はコーポレートサイト制作や、Webサービスのサイト制作、アプリなど様々です。
今回プロジェクトで携わった日本鋳鉄管様のコーポレートサイト採用ページを事例として、コピーの制作過程を紹介していきます。届けたい人にきちんとメッセージが伝わるようにコピーでは言葉の表現力が求められるため、どのようなステップで言葉を選び表現したかを書いていきたいと思います。

日頃のインプット

クライアントも自分たちも共感できるほどの言葉を生み出すには、日頃から自分の心に響くようなコピーに触れている必要があります。なぜなら、いいものを知れば知るほど、自分の中で価値基準ができ、作ったコピーが何故いいのか何故これはダメのか判断がつくからです。

ここでお一人。憧れのコピーライターさんをご紹介したいと思います。
私が大学生の頃に出会った「試着室で思い出したら本気の恋だと思う」という小説を書いた尾形真理子さん。この方は、ルミネのコピーを幾つも生み出した著名なコピーライターです。ご存知の方も多いと思います。
当時ルミネ女子だった私にとって、とても共感性が高いコピーで、広告を見た途端、何度も尾形さんのコピーにひき込まれたことを覚えています。ビジュアルに負けない強烈なコピー。ビジュアルも相まってさらにその世界観に憧れを抱きました。

他にも著名なコピーライターさんはたくさんいらっしゃいます。自分がコピーを作るにあたっては、広告のコピーで使われている言葉をpintarestでたくさん見て、こんな伝え方もあるんだ、とインプットしていきました。

全てを書き出す

今回、採用ページを作るにあたってインタビューや撮影などクライアントの会社に伺い、社員の方々と直接お会いする機会が数回ありました。
インタビューや撮影を通じて、社員の方々との会話やお仕事をされている姿、職場の雰囲気、撮影の雰囲気など自分がその場で感じたことを振り返り、1つ1つ言葉にし全て余らず紙に書き出していきます。
お話を聞いて感じたことや、社員の方々になりきって心の内を言葉にして書き出しました。

(実際のノートがなぐり書きで大分見にくいのでイメージ画像です)

言葉をどんどん書き出していく中で自分の中にある色んな感情を整理します。何を考えて表現すべきなのか、多方面から表現したいことを探っていける状態まで言葉を書き出しました。

言葉を練り上げる

何を表現すべきなのか、表現するものを設定した後は、言葉を選びながら様々な書き方でコピーを量産し、表現の仕方を定めていきました。
今回は社員の方々のお話を聞いて1番強く印象に残った、仕事への姿勢を言葉で表現したいと思いました。
どんな姿勢で日々お仕事と向き合っていらっしゃるのか、を表現することで、採用ページを訪れた人の感情的な部分にアプローチできると考えたからです。
会社全体をより良くしたい、公共性の高い事業に携わり巡り巡って親孝行をしたい、これまで会社全体でやってなかったことに挑戦したり、生活の基盤を支える仕組みを少しずつ変えたり、社員の方々が1つ1つ挑戦し乗り越えていくことで会社や私たちの生活において未来が築かれていると気づきました。
当たり前の生活をより豊かなものにしたい。変わらぬ想いで、未来を作る。1つ1つの行動が未来につながっている。これらの気持ちを1つの言葉に含みながらコピーは完成しました。

イメージ画像

言葉を探そうとすると表現したいことにぴったりはまる言葉はなかなか見つからないようにも思います。なので実際には思考を重ね、出てきた言葉を練り上げていくことの方が言葉に磨きがかかり納得のいくコピーが作れると感じました。

書いたコピーを翌日まで寝かせる

出来上がったコピーを一晩寝かせます。後日、再度出来上がったコピーを確認することで、本当にしっくりくるか、違和感は感じないか、足りない要素はないか、冷静な状態で確認します。
他のメンバーにも見てもらい、短い言葉にいろんなものを含めて表現できているかを確認します。この時、声に出して読んでもらうと、よりそのコピーの分かりやすさも判断できます。

本当にいいものか客観的な視点からも確認して、やっとコピーが完成しました。

最終的にコピーが反映されたページがこちらです。

おわりに

伝えるべき情報があり、自分たちが目で見て肌で感じたことも含めて、全てを包括し1つのものを生み出すのがセブンデックスだからできるデザイナーのお仕事だと私は思っています。
ビジュアルデザインが形状や色など視覚的な表現に対して、コピーは言葉の表現になるため届けたい相手へメッセージをよりダイレクトに反映しやすいです。だからこそ、その表現技法もビジュアルデザインと同じく多様にあります。
ぜひ、今回ご紹介したステップが皆さんの何かお役に立てたら幸いです。

UIデザイナー
立教大学経営学部を卒業後、ミクシィにてtoC向けの美容マッチングサービスminimoのカスタマーサクセスを3年半担当。 その後SESでwebデザイン/DTPを経験し、2020年6月からUIデザイナーとしてセブンデックスに入社。スタートアップのアプリデザインや大手企業のUXUIデザインに携わっている。