失敗が続くと「次も上手くいかないのでは」と怖くなりませんか?
筆者自身、失敗することが怖くて、新しいことに躊躇してしまう時期がありました。
それが今では失敗を前向きに捉え、セブンデックスで新しい事に挑戦する日々を送っています。
変化の原因は「マインドセット」です。これを意識することで「自分は変われる」と失敗を前向きに捉えられるようなりました。
今回は、失敗を前向きに捉えられるマインドセットとは何か紹介し、それを身につけるための具体的な手法をシェアいたします。
物事が上手く進まずネガティブに考えてしまう方、慣れない環境で不安に襲われている新卒の方が、自分を変えようと前向きに頑張れる。当記事がそのきっかけになれば嬉しいです。
自分のマインドセットを知る
マインドセットとは、その人の考え方・捉え方の癖のことです。
マインドセットは大きく「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」の2種類があり、全ての人は2つのマインドセットを併せ持っています。 しかし、どちらのマインドセットが優勢であるかは個人差があります。
あなたのマインドセットはどちらが優勢でしょうか?それを確認するために簡単な質問を用意いたしました。気を張らずに考えてみてください。
Q:人の能力は何で決まると考えてますか?
- 「人の能力は、遺伝子などの生まれつき備わったもので決まる」
- 「人の能力は、経験や環境次第で変わる」
この問いは、研究者の間でも意見が分かれており、どちらが正しいのかは分かりません。
しかし、どちらを信じているかで、あなたのマインドセットの傾向が見えてきます。
「人の能力は、遺伝子などの生まれつき備わったもので決まる」と考えた人は、
硬直マインドセットが優勢であると言えます。
一方で、「人の能力は、経験や環境次第で変わる」と考えた人は、
しなやかマインドセットが優勢であると言えます。
それぞれのマインドセットの人の特徴を見ていきましょう。
硬直マインドセットの人は、自分の生まれつきの能力を示す事に熱中し、自分の欠点を隠そうとする傾向にあります。失敗した時は、自分の能力の限界を感じ、大きな心理的ダメージを負います。そのため失敗は極力避けようとするのが特徴です。
しなやかマインドセットの人は、自分の能力は伸ばせると信じているので、色んな事に挑戦して、そこから新しいことを吸収しようとする傾向にあります。失敗しても、それを次に活かそうとするのが特徴です。
このように、しなやかマインドセットである方が、失敗を前向きに捉え、困難を乗り越えるのに優位であると言えます。
マインドセットは変えられる
マインドセットは、生まれつきのものではありません。
実際に、筆者は典型的な硬直マインドセット優勢の人間でした。
勉強や人間関係、スポーツのシーンで、自分が人よりも出来ない事を認めるのがすごく嫌で、常に挑戦を避け、才能ある自分を取り繕っていました。
小学校の運動会では、自分の運動能力の低さが人前で明らかになるのが嫌で、泣きじゃくっていた記憶があります。
そんな自分もしなやかマインドセットに変わりました。
新しい事に挑戦し、失敗しても「じゃあどうしよう」「何を変えれば良いだろうか」と考えて、乗り越えられるようになっています。失敗が怖く、挑戦を避け続けていた時に比べて大きな変化です。
セブンデックスでも、入社して1ヶ月目で代表と一緒に施策を考える機会や、社内でも前例のないことに挑戦するなど、出来ない事を恐れずに飛び込んでいます。
このようにマインドセットは変える事が可能です。
硬直マインドセット優勢だと気づいた方も、今日からしなやかマインドセットに変わり、失敗を前向きに捉えられるようになりましょう。
しなやかマインドセットになるために
実際に、自分が硬直マインドセットを切り替えるために実践していた、3つの手法をシェア致します。
1.客観的に振り返る習慣をつける
自分の失敗・成功を客観的に振り返る習慣をつけましょう。
失敗・成功の理由を「自分は向いてないんだ」「自分にはセンスがある」と能力によるものだと考えてしまうと、硬直マインドセットに繋がります。
結果に捉われるのではなく、なぜそのような結果になったかを客観的に振り返りましょう。そうすることで、自分の変えるべき点が見えてきます。変えるべき点を見つけ、行動に移すことでマインドセットはしなやかになります。
客観的に振り返る習慣として、おすすめは日報です。 筆者は、良かったこと・改善すべきこと・次すべきことに沿って、毎日日報を書くようにしています。過程を振り返り「何を変えて、何を継続するべきか」考える良い機会になります。 会社に日報の制度がない場合も、個人で毎日の日記感覚で取り組むのはいかがでしょうか。
2.「犯人探し」ではなく「原因探し」
複数人で進めている物事が上手くいかない時、人を責めずに、原因を考えましょう。
失敗した原因を人のせいにすることは簡単です。しかし、状況が変わることはなく、自分も変わりません。このような思考も、硬直マインドセットの原因になります。
チームが上手くいかない原因は何で、それに対して自分はどうするべきかを考えるようにしましょう。
3.変わらなければいけない環境に身を置く
最後に最もおすすめな手法をご紹介します。自分自身が変わらなければいけない環境に身を置くことです。
人間は本能的に、新しい事に躊躇してしまいます。筆者自身も「忙しいから」「怒られそうだから」と自分に言い訳をして、新しい挑戦を避けていました。しかし、それでは自分を変えようと思いません。これも、典型的な硬直マインドセットの特徴です。
失敗が怖いと考えるのではなく、変わらない自分が一番怖いと考え、良いと思ったことに積極的に足を踏み入れましょう。
環境選びとして、自分と周りの人が同じ方向を目指している事が前提となります。その上で、周りの人が積極的に挑戦している環境や、自分の身の丈を遥かに超えたレベルの環境がおすすめです。
セブンデックスは、高難易度な挑戦に会社全体で向かっています。 実際にやる事も、社会に前例が無かったり、ノウハウが流通していないことが多いです。そのため、できないことを悲観にくれる前に「じゃあどうすれば良いか」と考えて進まなければいけません。
このような環境に身を置くと、「変わらなければ」と自然にマインドセットもしなやかに変わります。
最後に
失敗を成長の機会として捉えられる、しなやかマインドセットを紹介致しました。
大事なのは「自分は変えられる」と信じることです。
苦しい状況にあっても「この状況はなんとか乗り越えられる」と思い込むこと。失敗しても自分を否定せずに「じゃあどうすれば良いだろう」とより良い未来を想像して行動してみることです。次第に、前向きになっていることを実感できると思います。
紹介した3つのポイントを意識して、一緒に頑張りましょう!