MENU 要件定義

ユーザーとビジネスのニーズを満たし、 サービスとして最適な要件を定義します。

要件定義を行う際は、使われる/売れる機能を見つけることを重要視して、要件を作成します。ただ自分目線で良いものを作ることにフォーカスするのではなく、その前段階でユーザーインタビューやカスタマージャーニーマップなどを用いたユーザー体験の可視化を行い、ユーザー目線を取り入れます。この前提がある上で、要件フェーズでは「体験とお金の等価交換」を突き詰めます。体験とお金の等価交換を考える際には、「ユーザーはサービスによって価値のある体験ができたか」「ユーザーはその体験価値にお金を支払うモチベーションが湧くか」「マネタイズを行うタイミングは適切か」「プライシングは適切か」といった事を意識し、適切な要件定義に落とし込んでいきます。 この要件定義の決定は、UXリサーチにて集めた、定量・定性情報を組み合わせた分析から行います。ユーザー行動を理解した上で、定義した要件が適切かを判断し、詳細な要件の中にも具体的に何が必要なのか、なるべく細かい粒度で定義します。

要求の要件化

カスタマージャーニーマップをもとに、ユーザーの「何に対して」「何をしたいか」「なぜそれをしたいのか」「どのように意欲を図るか」といった要求を定義します。要求を解像度高く明確化する事ができれば、それを満たす機能要件も合わせて導き出します。「なんとなく必要そうだから」という理由で要件を決めるのではなく、ユーザーの要求を絶対的な根拠として要件を決定します。このプロセスによってサービスの内容は大きく変わるので、慎重に「体験とお金の等価交換」に準拠できているかを意識して、要求の要件化を行います。

実現コストの試算

要求の要件化が済んだら、羅列した機能が実際に実装できるのかを試算してみます。機能によっては、開発に膨大な時間やコストがかかったり、運用するのに人的リソースが足らないなどの問題が発生することがあります。現フェーズにおいて現実的ではない機能要件は要件定義から外します。この際、実際にコストを試算するためにエンジニアやデザイナーに共有しながら要件定義を進め、なるべく後戻りの少ない要件定義の作成を目指します。

優先度の決定

必要な要件を全て出せたら、それぞれの要件の優先度を決定します。この優先度は重要度・コスト・即効性のバランス感を見て決定します。重要度は、要件を満たした時のユーザーやビジネスに対するインパクトの大きさ。コストは、その要件を満たすのに必要な時間や資金。即効性は、要件を満たした後、サービス価値の向上にすぐに寄与するものです。主にユーザーが抱えてる課題の中で「0 → プラス」になるものより、「マイナス → 0」にする要件の方が、即効性の高い課題解決を行えるため、優先度を上げていきます。
この優先度の決定でも、工数を測るために実際に開発やデザインに携わる人に相談しながら行います。この際、工数を測る手法として、実際に機能開発に携わる人たちによる、プランニングポーカーを行うなどの手法も使用することがあります。

提供メニュー MENU

上流の調査分析、ユーザー定義、UIデザインまで、提供できるUXデザインプロセスが多いからこそ、企業のあらゆる課題を解決できます。デザインプロセスをそのまま行うのではなく会社に合わせて最適なプロセスを組み提供するため、自社課題に合わせたオリジナルの最適解を提案しています。