
01
組織にUX思想を根づかせるために。浸透を見据えたプロセス構築
本プロジェクトでは「単に教える」のではなく、「UX思想を組織に根づかせる」ことをゴールに定め、体感・振り返り・現場適用までを視野に入れたハンズオン型の研修プロセスを設計。
具体的には、UXデザインを理解するだけでなく、実務に落とし込める人材を育成するために、社内から選抜したメンバーを“体現者”として育てるアプローチをとりました。
また、評価設計や研修後の行動変容も考慮し、研修が一過性で終わらない構造を構築。プロセス設計はクライアントと何度も壁打ちを重ねて共創し、目的が変わるたびに構造を見直すことで、状況に応じた最適な設計を追求しました。
02
対面にこだわった実践型デザイン思考ワークショップ
実施段階では、「一人ではできないことがチームならできる」というUXデザインの本質を、実際に“感じてもらう”ことに注力。
そのためオンライン研修が主流となる中でも、あえて対面形式にこだわり、表情・空気感・対話の熱量を通してチーム体験の価値を届けました。
研修内容は、サービス設計に基づくリアルなケースを元に実践形式で構成。参加者からは「過去にないほど活気ある研修だった」「もう一度開催したい」という声が上がり、UXデザインが記憶に残る体験として定着しました。

研修を経て、参加メンバーがUX思考を“実務で使えるレベル”で習得。組織内には、UXを自分ごととして捉える土壌が生まれ、今後の新規事業開発に向けた基盤づくりにもつながっています。