ウェブサイト改善でデジタルプレゼンスを最大化
本プロジェクトの目的は、ウェブサイトを通じて、製品の魅力をより効果的に訴求し、流入からの問い合わせ率を高めることでした。旧ウェブサイトでは、製品の訴求が不十分であり、情報構造が整っていなかったため、問い合わせ件数の改善が課題としてありました。そのため、ディオントーキョーの新たな事業戦略の第1歩として、セブンデックスがウェブサイトのUXUI改修を担当しました。
その結果、社内ではウェブサイトが営業ツールとして活用されるようになり、重要な企業資産の1つに。高品質な製品やサービスを持つディオントーキョーのデジタルプレゼンスを最適化することで、市場での影響力を大幅に高めることに貢献しました。
単なる制作者ではなく、伴走者としてコミット
セブンデックスは単なるサービス提供者ではなく、顧客の伴走者として事業の成長にコミットすることを重視しています。顧客の抱える課題と、描いている理想状態を理解、そして時に創造し、最適なソリューションを提供することで、本質的な課題解決を行います。表層的な課題解決ではなく、顧客のビジネスをサポートし、共に成長することを目指しています。
本プロジェクトの始動にあたり、我々が最初に取り組んだのは、ディオントーキョーの製品とサービスへの理解を深めることでした。ディオントーキョーが運営する店舗に直接伺い、製品とサービスを体験しました。この実地体験により、触れてみなければ分からなかった製品の魅力を深く理解し、店舗スタッフとの対話を通じて、ターゲット層の解像度を上げました。体験で得た情報や、ヒアリング、デスクリサーチを基に、製品の魅力とターゲット層を再定義し、情報設計の作業に取り組みました。
旧来ウェブサイトを見直し、新たなワイヤーフレーム制作
サイト設計の前提として、初めに「誰に、何を、どのように」届けるかを定義し設計を実施しました。ディオントーキョーのターゲット層と情報ニーズを整理し、ターゲットへの訴求を両者で確認した上で全体像となるマップの設計とワイヤーフレーム設計へと移りました。
その際、追加で訴求をした方が良いページをセブンデックスから御提案させて頂き、製品の性能の良さを伝える情報や、製品導入によって得られるメリットが伝わる事例、導入後のイメージができる写真や大きさを表す図を入れることで、ターゲットにより詳しく商品の良さが伝わるよう制作いたしました。
ターゲットを惹きつける、デザイン設計(トンマナ設計、UIデザイン制作)
ディオントーキョーが販売する製品の魅力は、「業界最高レベルの計測性能」と「大画面/最新のCG技術による高い臨場感」。これらの魅力を最大限伝えるために、ターゲットに対して機能性の高さを印象付けられるデザインを目指しました。現行サイトのビジュアル課題を、どのような印象を与えるかの「情緒面」と、ユーザーに使いやすい印象を与える「機能面」を整理した上でデザインを進行。これらの魅力を最大限伝えるために、ターゲットに対して機能性の高さを印象付けられるデザインを目指しました。
また、現行サイトのビジュアル課題を洗い出し、「製品の良さ」に加えて、製品の利用によって得られる「体験」に魅力を感じる様な仕様に変更。例えば、写真やサイト全体のトーンがバラバラだった箇所に対して、全体的にシンプルで洗練されたモダンなデザインを採用することで新しい体験ができる期待を醸成しました。また、ターゲットの離脱を防ぐためにタイトルとテキストのジャンプ率を大きくすることで、視線誘導を促し次に読むべき箇所に自然と目がいく仕様にしました。
新ウェブサイトに使用する写真の撮影ディレクションも実施
本プロジェクトでは、ディオントーキョーのウェブサイトのリニューアルに合わせて、掲載する写真も全面的に刷新。写真はウェブサイト上で非常に重要な役割を果たすため、一貫したブランドイメージが与えられるように撮影ディレクションも担当いたしました。
撮影ディレクションでは、写真が「製品の性能の高さ」と「製品を通じて得られる体験」を訴求する重要な手段であることに重点を置き、画面幅を生かしたレイアウトを通じて、より臨場感や没入感、壮大さを演出することで、これらの要素を強調することを意識しました。
▼我々のプロジェクトに対する姿勢や、ディオントーキョーとのプロジェクト進行方法、考え方、姿勢については下記の対談記事をご覧ください。