UXUI Design

ブランドへの共感醸成と機能性を両立。コーポレートサイトトップページのリニューアル

積水ハウス株式会社
OVERVIEW
積水ハウス株式会社のコーポレートサイトトップページのリニューアルと、展示場検索ページのUXUI改善を支援いたしました。
TERM

2023年8月 〜 2024年3月

ISSUE
ブランド戦略を推進するにあたり、企業のコーポレートサイトトップページとしての要件を満たした上で、積水ハウスのブランドへの共感を醸成する質の高い世界観表現が必要でした。また、展示場の検索ページにおいては、事前来場予約につながる、スムーズなデジタル体験の提供が必要でした。
SOLUTION
  • 読み手に対しての課題提起から価値提示への段階的なストーリーラインの構築
  • 企業らしさや、表現したい想いを表現できるビジュアルデザインの制作
OUTCOME
  • ブランド戦略と一貫したビジュアルトーンを反映することで、積水ハウスの世界観の認知を強化するコーポレートサイトトップページへリニューアル
  • 展示場検索ページのUXUI改善により、ユーザーが難なく自分に合った展示場を見つけられる体験を実現

01.

ブランド戦略に基づいたコーポレートサイトリニューアルを実施

時代のさまざまな変化に呼応する中、積水ハウスは「住宅メーカー」から「住まいを軸にさまざまな“幸せ”の価値を提供する企業」への認知の移行を目指しています。
 昨今、お客様と接点を持つ場所や方法が多様化おり、かつては主に住宅展示場での対面営業がメインでしたが、最近ではコーポレートサイトが顧客との重要な接点の一つとなっています。そういった状況も踏まえ「ユーザーインサイトに沿った導線」、さらに「積水ハウスブランドへの共感醸成」を目的としたコーポレートサイトのトップページリニューアルの実施が決定。そして、ビジネスとクリエイティブの両軸に強みを持つセブンデックスを支援パートナーとして選定いただきました。

加えて、展示場検索ページの導線改善を行うプロジェクトも支援いたしました。お客様との最初の接点はデジタルが主流になりつつも、住宅購入プロセスにおいてリアルな展示場訪問は不可欠です。そこで、より多くのお客様が自分にあった展示場をスムーズに探すことができるよう、展示場検索導線ページの改善を行いました。

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02.

データ分析結果を用いたターゲット・目標設定

リニューアル方針の策定にあたり、SEO調査・アクセス調査によるデータ分析から顧客ニーズとターゲットとなるべき対象を明確化。セグメント別にユーザーフローを洗い出し、それぞれの戦略仮説を基にした絞り込みを経て、プロジェクトにおけるメインターゲットを設定しました。

さらに、サブターゲットを設定することでサイトの多目的性を高め、幅広いニーズに対応するコーポレートサイトとしての要件も満たします。

ヒートマップ分析とユーザーフローの作成、ヒューリスティック評価により課題を抽出し、数値目標を設定し、的確なターゲット・目標の設定が可能となりました。

03.

サイトの在り方を改めて定義するコンセプト

「コミュニケーションを行うWebサイト」というサイトコンセプトを策定し、軸に据えて進行。


まず、サイトが提供する価値として「機能的価値」「情緒的価値」の2つを定義。機能的価値はコンテンツ・情報設計に、情緒的価値はUI・ビジュアルデザインに担わせ、積水ハウスのブランド表現とユーザーにとっての使いやすさを両立するサイト設計をしていきました。

2つの提供価値が両立しサイトコンセプトが体現された形が、今プロジェクトにおける最終アウトプットの理想状態であるとチーム全員で認識を合わせました。

04.

リニューアルの目的から落とし込むコンテンツ・情報設計

プロジェクトの目的のひとつである「ユーザーインサイトに沿った導線」を叶えるため、積水ハウスコーポレートサイト内のコンテンツを棚卸し、精査しました。アクセスデータやヒートマップ等のデータを基に仮説案を作成。事業起点で情報が設計され、ユーザーに思考コストを強いてしまう状態であったところを、積水ハウスの「伝えたい情報」とターゲットの「求める情報」の2つが共存するコンテンツ・情報設計を行いました。

05.

機能面と情緒面の両立を叶えたデザイン

実際の住宅展示場を訪れて世界観を体感するところから、今プロジェクトのデザインフェーズをスタートさせました。ガイドラインで示された情報のみならず、実際に体験し理解することによって、本当に表現すべきことが自ずと表出すると考えたからです。そういった過程を経て、積水ハウスらしさをデザインへと昇華させていきました。

余白を大切にしたデザインと、印象的な写真配置でブランドの魅力を視覚的に伝達。遊び心と安定感を兼ね備えたレイアウトで、共感と信頼感を両立しています。Webアクセシビリティガイドラインに準拠し、情報密度や視線誘導にも配慮。スマートフォンでの閲覧を前提に設計し、グローバルナビゲーションも直感的な構造に再設計しました。

06.

スムーズな展示場検索を叶えるためのUXUI改善

展示場検索ページは、UIの複雑さが顧客にとって的確な選択を阻害し、求める情報への到達を困難にしている状況であることが課題でした。特に、展示場検索における絞り込み機能の煩雑さやページ表示速度の遅延が、顧客の離脱率を高める要因となっていました。

これらの分析結果を踏まえ、絞り込み機能の最適化とページ表示速度の改善を中心とする改善案を策定。加えて、顧客エンゲージメント向上を目的とした画像活用や比較機能の強化などの改善ポイントも盛り込みました。これらのUXUI改善を通じて、お客様がスムーズに展示場を検索できるWebサイトの構築を目指しました。

07.

展示場に“行きたくなる”デザイン

ユーザーが展示場の魅力を把握しながら、必要な情報にスムーズに辿り着けるUIデザインを提案いたしました。画像やテキスト、CTAボタン等の表示要素を適切なサイズで明瞭に表示することで、展示場の特長を効果的に伝えた上で、事前の来場予約を促します。

ページ内に表示する情報は厳選し、不要な情報を削減することで、使いやすさの改善とページ表示速度の改善を同時に叶えました。また、検索ページの展示場絞り込み機能は、直感的な操作が可能なように設計し、利便性を高めました。ボタンのラベル一つに至るまで、あらゆるパターンを検証し、最適なものを決定いたしました。

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