Brand Design
UXUI Design

「千葉で働く」を、もっと身近に。地域特化型求人サイトのブランド再定義とサイト改修。

株式会社千葉キャリ

従業員数:
1名~49名
業種:
求人サイト・採用支援
OVERVIEW
千葉県特化の求人サイト「ちばキャリ」のブランド再定義を支援。 最初のテーマは新機能の開発でしたが、検証を重ねる中で本質的な課題が「ブランドの言語化」であることに着目。そこでブランドコアの策定に取り組み、オリジナルキャラクターの開発、サイトUIの刷新、広報方針の見直し、社内ツールのアップデートまでを、伴走しながら一貫して進めています。

ちばキャリ様|サービスサイト
TERM

2025年10月〜2026年8月

ISSUE
当初は新機能で利用ユーザーを増やす構想でしたが、検証の結果、ニーズは想定より弱いことが判明。利用ユーザーを増やすための課題として背景にあったのは、首都圏の大手求人サイトとの比較の中で、「千葉で働く」という選択肢そのものが求職者に届きにくい状況にあったことでした。またサイト上の情報も機能的な求人紹介にとどまり、千葉で働くことに迷う求職者の気持ちに応える構造になっていないことが課題としてありました。
SOLUTION
  • 新機能の定量調査、UI制作、ユーザビリティテストによるニーズ検証
  • 求職者視点を軸にしたブランドコア「千葉で働くという選択肢をつくり、届け、あと押しする」の策定
  • ブランドを体現するオリジナルキャラクター「本郷編集長」「花見川さん」の開発
  • ブランドコアを体現する電車内広告の開発
  • 求人サイトを、機能的な求人説明から千葉で働くことに迷う求職者の気持ちに応える構造へ再設計
  • 社内浸透のための社内ツールのアップデート
OUTCOME
クライアントからは、「ちばキャリらしいし、千葉で働くという選択肢をつくり、届け、あと押しする会社にふさわしい体験になっている。制作をお願いできて、よかったです。」というお言葉をいただいています。

01.

「千葉で働く」という選択肢を、
千葉で働くことに迷う求職者に届けるパートナーに

ちばキャリは、千葉県の企業に特化した求人サイトです。スタッフが掲載企業へ直接足を運んで取材し、求人票には載らない現場の情報を届けるという、地域に根差した運営を続けてこられました。

最初にいただいたご相談は、「新機能を開発して、利用ユーザーを増やしたい」というものでした。私たちはまず新機能の定量調査を行い、結果をもとにUIを制作して、ユーザビリティテストで検証しました。

しかし、検証でわかったのは、ユーザーがちばキャリに新しい機能を求めているわけではない、ということでした。ユーザーが好感を抱いていたのは、千葉キャリが長年ローカルCMなどで醸成してきたユニークで親しみのわくキャラクター性であり、じっくり取材しているからこそ実現できる情報密度の高い求人情報にも価値を感じていました。

「ちばキャリの強みは新機能では生まれない。自分たちが大切にしてきたことの中にこそ強みがある」検証から得たこの気づきが、ブランドの定義に取り組むきっかけになりました。

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02.

ブランドコアの策定
──「つくり、届け、あと押しする」

千葉キャリがそれまでに大切にしていたことから生まれる強みは、社内でもはっきりと言葉になっていませんでした。

そこでちばキャリの代表と複数回のディスカッションを重ね、ちばキャリが何を大切にし、誰にとってどんな存在でありたいのかを整理していきました。

ちばキャリは、掲載求人の数では大手求人サイトにかないません。それでも、千葉の企業を深く知り、地元の人に親しまれてきたからこそ届けられる価値があります。

そうしたちばキャリならではの価値を、千葉で働くことに興味はあっても一歩を踏み出せずにいる求職者の姿と結びつけ、ブランドコアを「千葉で働くという選択肢をつくり、届け、あと押しする」と定義しました。


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03.

オリジナルキャラクターの開発
──ブランドを語る、ふたりの案内人

ちばキャリのブランドコアである「あと押しする」は、サイトの機能だけでは実現できません。迷っている求職者に寄り添い、声をかけてくれる存在が必要でした。

そこで、ちばキャリの人柄を体現し、求職者に語りかける案内役として、オリジナルキャラクター「本郷編集長」と「花見川さん」を開発しました。

本郷編集長は、千葉への愛が高じて東京から戻ってきたクリエイティブリーダー。花見川さんは、ビジネスの核心に関わる仕事を求めて千葉へUターンした編集者です。

求職者に寄り添う花見川さんと、プロの視点を持つ本郷編集長。2人の掛け合いで千葉の魅力を伝え、「あと押しする」というブランドコアを体現するキャラクターが生まれました。

04.

求人サイトを「読みたくなる体験」に

サイトの改修は、価値訴求の方向性をワイヤーフレームでクライアントと議論するところから始めました。そのうえで、タイプの異なるふたつの求職者に向けて設計しています。

ひとつは、転職の意思も探している求人も明確な、自立的な求職者です。こうした人に向けて、最短で求人にたどり着くための検索機能を上部に優先して実装し、機能的な利便性を高めて求人サイトとしての使いやすさを担保しました。

もうひとつは、転職を選択肢に入れてはいるものの、転職の意思も希望の条件もまだ定まっていない人たちです。その人たちは、検索機能が便利でも、どんな条件で探せばよいかがわかりません。

そこで、千葉で働くという選択肢に出会いやすくなるよう、黄色い探索エリアを設けました。新着求人の見どころ紹介や新コンテンツ「未知の自分に出会う。」などで、キャラクターを使いながら千葉の魅力を伝えています。

05.

広告コピー開発
──「チバデハタラキタイ」

ブランドコアを社外に届ける最初の接点として、電車の車内広告を制作しました。目的は応募数を増やすことではなく、沿線の人にちばキャリを知ってもらうことです。

この路線には、東京で働くのが当たり前になっている人が多く乗っています。そうした人に千葉で働くという選択肢に気づいてもらうため、メインコピーはあえて一瞬では読めないカタカナの「チバデハタラキタイ」にし、目を留めてもらうフックにしました。

ビジュアルでは、千葉の名産品の上に宇宙人がちょこんと乗っています。添えたコピーは「宇宙人も、働きたい千葉」。思わずクスッとしながら地元のことを思い出し、「千葉っていいところもあるよね」と感じてもらう。そんな、故郷を懐かしむような心くすぐられる気持ちを生むことを目指しました。

06.

ブランドを、体験のすみずみへ

ブランドの再定義は、サイトや広告だけで終わるものではありません。社員の皆さまが日々社外の方と接する場面でもブランドを伝えられるよう、Zoom背景と名刺を制作しました。

オンライン会議や名刺交換といった接点でも、「千葉で働くという選択肢をつくり、届け、あと押しする」という思いが、社外の方に自然と伝わるようにしています。


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