マーケティングとデザインを学ぶ場(Design Diving) CULTURE
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マーケティングとデザインを学ぶ場「Design Diving」

こんにちは。デザイナーの西川です。
今回は、セブンデックス社内で新たに始まったDesign Divingについてご紹介します。

セブンデックスでは、昨年の12月から社内でマーケティング、デザインを学ぶ場として「Design Diving」が始動しました。こういった施策を社内で進めていくにあたり、代表の中村に講義についてのFBをもらいながら運営責任を担っています。12月からの始動で、運営面・参加してくれるメンバーから色々な気づきがあり、今回記事としてまとめる機会をいただきました。

下記のような方々への参考になれば嬉しいです。

  • 社内で、勉強会の実施をしようと考えている方
  • セブンデックスのカルチャーに興味がある方

Design Divingとは

Design Divingは毎月1回、就業時間後の19:30 ~ 21:00 を目安に行っています。その時の案件の状態によって、参加が難しい場合もあるため、任意で参加を募り実施しています。

名称の由来

少し話が脱線するのですが、Design Divingの名称を決める際、スクールとは名付けませんでした。なぜなら、〇〇スクールとつくことで講義形式のイメージが強くなってしまい、相互のコミュニケーションが活発になりにくいと考えたためです。
スクールという学習の場を想起できる言葉を使わないため、ネーミングこそ悩みましたが、デザイナーの季山がDesign Divingという名称を考えてくれました。Design Divingでは1つ1つのテーマについて、深海に潜るようなイメージで深いところまで潜って考える、という意味が込められています。

名称決めの経緯もあり、毎回のDesign Divingでは参加メンバーが、ワークなどを通して自らテーマに触れ、考える時間を作ることで、体系的にスキルを学べるような会を設計することを意識しています。

準備工程1:テーマを選定する

毎回、テーマの選定 → 講義の内容について台本とスライド資料を作成 → FBをもらって内容をブラッシュアップしていきます。

内容については、一定の水準をクリアしたもの且つ、セブンデックスでしか学べないような内容を提供するために妥協せず、各ステップに沿って講義の内容もブラッシュアップしています。

そのためテーマの選定については、マーケティングやデザインの分野から、セブンデックスの現状や今後の成長をふまえ、日本のマーケティング市場において求められるスキルであるかを判断軸として選んでいます。

準備工程2:内容を固める

テーマの選定が完了したら、内容を固めていきます。具体的な作業は、台詞台本の作成とスライド作成です。
情報を整理して、全体の流れを組んだ後に、各パートで話す大半の情報を台詞台本として書いていきます。
台本を書く際は、当日どのように喋るかをイメージしながら書くことで、伝えたい情報を自分の頭の中で噛み砕くことができ、スライド作成をスムーズに行うことができます。

台本の作成を通して、大体の流れやポイントが定まったら、スライド作成をして足りないと気づいた情報を補足するなどして講義内容を固めていきます。
スライド作成まで終わったら、完成した資料に目を通してもらい、FBをもらった上で内容をブラッシュアップしていきます。ここまでが準備の工程です。

実施後の振り返り:参加者へのアンケートでFBを募る

準備期間を経て、Design Divingを実施した後は、参加者から匿名アンケートを回収し、アンケート結果をDesign Divingの運営チーム内でレポート報告しています。

アンケートの回答を1つずつ読みながら、メンバーが今どんなスキルを求めているのか、どんなスキルを習得したら成長につながるのかを見定めて、次回のテーマ選定に活かしています。

また運用に関する改善点も会終了後に、私自身で内省したりアンケートの回答結果を見ながら、改善すべきポイントなどを上げて次回開催の際に取り組むべきTryとして実行しています。

Design Divingの運営を通してみて

社内の反応

運営側という立場でありながら私自身、人前に立って話すことが少し苦手なタイプなので毎回、社内で学びの場を設ける際は緊張しますが、いつも開催の告知をすると「楽しみにしてる!」と声をかけてくれるメンバーがいます。
会終了後のアンケートでも、「実務に活かしたい」や「為になった」といった意見をもらえたり、「もっとこうしたら良くなると思う」という改善点を伝えてくれる声もあります。

運営側として感じていること

運営側として、実施する側に寄り添ってくれるスタンスのメンバーがいることは、とても心強いです。
メンバーにとって価値のある場を提供するために、思考と実行を繰り返していくことで、人前で話すことが苦手な私も毎月Design Divingの場を通して、苦手意識が克服されつつある実感が少しあり、自分自身が成長できる機会でもあると感じています。

昨年の12月から運用を開始していますが、まだまだ改善点は多いです。
現状だと、場所はオンライン・オフラインでも開催をしていますが、時間の制約などがあり、参加メンバーも限られた状態であるため、もっと多くのメンバーにとって価値のある場にしていく必要があります。

市場や現場で求められる必要性の高い知識を提供し、質の良いワークを提供し続けることが難しいときもあります(正直に書くと、ほぼ毎回テーマへの理解と説明方法に悩んでいます)。
ですが、毎回の講義を楽しみしてくれているメンバーがいることで、継続的に参加する価値のある学びの場を提供していかなければ、という思いも強くなり、とても励みになっています。

ワーク実施中の様子です。 ※オフライン時は、マスク着用・換気などを行い感染対策を実施しております。

おわりに

正直、毎回反省だらけで、あれが出来なかった、これが出来なかった…など落ち込むこともあります。
ですが、やる度に改善点が出てくるので改善点に対してのアプローチを行っていくうちに、もっともっと頑張らないと!と前向き取り組むことができています。 微力ではありますが、小さな改善の積み重ねできっとより良いものに仕上がっていくのではないかな、と希望をもって運営に取り組んでいます。