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自社らしさをカタチに。事業と採用を前進させるコーポレートサイトへリニューアル。

株式会社Slayersはデジタル時代のビジネスを加速させるために、Webマーケティング領域で多岐にわたるサービスを展開している企業です。

セブンデックスは、事業成長と採用戦略のさらなる促進を目的とした、コーポレートサイトリニューアルに携わりました。サイトに訪れる顧客や採用候補者に対して、どのようにコンバージョンに繋げていくのかを検討し、情報設計、UIデザイン制作、撮影ディレクション、実装までを一気通貫で支援。

「Slayersらしさ」を表現したUIデザイン、そしてリニューアルがもたらしたインパクトとは。

本プロジェクトに携わったセブンデックス UXディレクター 田中、UIデザイナー 正木、また支援をさせていただいた株式会社Slayersの代表取締役 松下さん、人事戦略部 岩崎さんにお話を伺いました。

事業と採用を前進させる情報設計にアップデートし、“Slayersらしさ”を形にしたサイトデザインに。

ーコーポレートサイトのリニューアルに至った経緯を教えてください。

松下様:1つ目は、自社の情報が不足しているコーポレートサイトだったこと。2つ目は、コーポレートサイトの採用ページと、掲載求人媒体の情報に大きなギャップが生じていたことです。

事業が拡大していく中で、クライアントからの見え方や、事業戦略と採用戦略に視点を置いた時、圧倒的に情報が不足しているコーポレートサイトでした。また、今までは採用活動をする際に求人媒体のみで行っており、コーポレートサイトをうまく活用できていませんでした。求人媒体では、会社紹介文やメンバー写真を掲載し、会社の雰囲気が分かるように力を入れていました。しかし、求人媒体からコーポレートサイトへ飛ぶと、突然外国人が仕事をしているイメージ写真が出てきたりと、会社の雰囲気が全く伝わらない、むしろミスリードを起こしてしまいかねないコーポレートサイトで、求人媒体とのギャップがありました。求職者の立場になった時、このギャップは不信感に繋がるのではないかと考え、コーポレートサイトのリニューアルに至りました。

ー最終的にパートナーとしてセブンデックスを選んでくださった決め手はなんですか?

松下様:まだ何社かお話を聞いている際に、セブンデックスさんが1番マーケティング視点でのヒアリングが多い印象だったからです。単にサイトを制作するだけではなく、事業戦略や採用戦略を加速させていくための情報設計だったり、デザインを制作していただけそうだなと思いました。 また、個人的な大きな決め手としては、セブンデックスさんのオウンドメディア「SEVEN DEX POST」で拝見した「採用ブランディングにおける統合的プロセス」の記事ですね。セブンデックスの強みや提供価値、具体的にどのようなことを支援しているのか、非常に解像度高く理解できました。

また、ご提案していただいた時に、「Slayersらしいデザイン」を形にしていただけるとのことだったので、そこは1番期待していましたね。我々だけでは、自社らしさを表現するための情報設計やUI設計は難しい領域でもあったので、良いコーポレートサイトができるだろうなと楽しみにしていました。

ーどのようなことを意識して、今回のプロジェクトを始動しましたか?

田中:今回のコーポレートサイトリニューアルでは、表層的なデザインを整えるだけではなく、コーポレートサイトを通じて、事業成長と採用戦略のさらなる促進を狙い、クライアントや採用候補者を対象としたコンバージョンにどう繋げていくのかまでを含めて検討・設計を支援しました。これらの目的が根幹であるということをブラさずに、意図を持って情報設計とUIデザインに落とし込むことを意識してプロジェクトのディレクションをしていきました。

正木:今回、情報設計のリニューアルもそうですが、やはり「Slayersらしさ」をビジュアルでどう表現していくかというところは、力を入れたいと考えていました。コーポレートサイトを通してクライアントや採用候補者に数ある企業の中で「この企業に頼みたい / この企業で働きたい」と思っていただくためには、企業のらしさを直感的にも分かる形で表現する必要があると考えています。あとは、リニューアルを通して、会社のカルチャーを強めるような役割も果たせれば良いなと。社員の皆様が自分の会社に誇りをもって、“うちの会社ってこんなにイケてるんだよ”と自慢したくなるようなコーポレートサイトを目指しました。

松下様:課題がいくつかある中で、1番重要視していたデザインは採用ページでしたので、セブンデックスさんの力も借りながら、リニューアルを目指しました。旧コーポレートサイトには、社員の顔が載っていなかったのですが、リニューアルを機に、ほぼ全社員の顔をコーポレートサイトに載せました。リニューアル後、面接時に「“⚪︎⚪︎さんですよね、コーポレートサイトを見ました”」とお声がけいただく機会も増えましたね。求職者から、コーポレートサイトを見て応募したという声はほぼ無い状況だったので、早速成果を感じています。

ーリニューアルにおいて、どのようにサイトデザインに落とし込んでいきましたか?

田中:デザインに昇華させる前に、Slayersさんが作っていきたいカルチャーや、サイトに訪れるクライアント、採用候補者にどのような心象を与えたいのかを、エグゼクティブインタビューや自社・競合リサーチを基に言語化していきました。そのような「Slayersらしさ」や与えていきたい心象といったテキスト情報を整理した上で、デザインに昇華していきました。

正木:コーポレートサイトのデザインパターンを複数ご提案し、与えたい心象などをヒアリングしながらアップデートを繰り返し、Slayersさんらしさを表現する最終的なデザインへと落とし込んでいきました。また、リニューアルしたコーポレートサイトでは、会社の雰囲気を表現するために多くの写真を掲載し、それらの撮影ディレクションも担当させていただきました。コーポレートサイトに掲載する写真はユーザーに与える印象を大きく左右するため、こういうトンマナの写真が欲しい、という要件を明確にし密なコミュニケーションをとりながら、素材をご提供いただきました。

コーポレートサイトリニューアル後に起こった、社内外でのインパクトとは

ーリニューアルしたコーポレートサイトへの印象を教えてください。

岩崎様:今までふわっとしていた「Slayersらしさ」というものが明確になり、我々が思い描いていたSlayersらしさってこれだ!みたいなものが、バシっとデザインにはまったような感じがしました。情報量は多いのに旧コーポレートサイトより見やすく、プロが制作するとこんなに変わるのかというインパクトが大きかったです。

ーリニューアル後、課題としていた部分に対するインパクトはありました?

松下様:今回のリニューアルにあたって、バリューも刷新したことで、社員全員の視座を合わせるきっかけ作りになりました。バリューに関しては、管理職の社員が中心となって、自分たちが必要なものは何かを話し合ってくれていたり、社員がコーポレートサイトに載るライティング部分を担当してくれていたりしましたね。リニューアルを通して、社員全員でこういったことに取り組めたことはいい刺激だったなと思います。

また社外へのインパクトでいうと、コーポレートサイトリニューアルについて今は特に周知をしていないのですが、たくさんのクライアントから「サイト変わりましたね」とのお声がけをいただいています。

岩崎様:採用の面でもかなりインパクトがあって、現在コーポレートサイトを見て応募を決めたという候補者が増えてきています。今までは、求人媒体の情報のみだったことが原因で、解像度が低いまま応募される方がほとんどという状況でした。ですがリニューアル後は、コーポレートサイトでミッションやバリューに共感し、解像度が高い状態で応募してくださる方が多いので、互いにコミュニケーションコストも減り、良い方向に進んでいます。

インタラクティブなコミュニケーションで生まれた良い関係値

ープロジェクトでより良いアウトプットを出していくために、両社間でどのようなコミュニケーションを心がけていましたか?

田中:今回、サイトに訪れるターゲットがSlayersさんの特長を正しく読み取り、最終的にはコンバージョンに繋がるように、Slayersさんのカルチャーや価値観、事業の強み、サイトに訪れるターゲットニーズなどを深く理解することがより良いコーポレートサイトにリニューアルすることの鍵になっていました。そのためには私たちが持っている情報だけではなく、Slayersさん目線での自社の特長やカルチャー、ターゲットの情報、またサイトを通じて達成したいことなどを正しく理解しておくことが重要でした。ですので、そういった情報を深く理解していくために、インタビューにご協力いただいたり、月に3〜4回程お打ち合わせのお時間を取っていただいたりとかなり密にコミュニケーションを取らせていただきました。おかげさまで、的確な情報を基にして、サイトの情報設計やUI制作に取り組むことができました。

また、その後のサイトデザインを決定するフェーズにおいても、デザインの印象やコンテンツの見せ方について、率直な意見や改善点を共有してくださり、アウトプットをより良くしていくための健全な議論ができていたと感じています。プロジェクト後半のサイト開発では、サイトの細かい修正箇所の確認が増えるフェーズになりました。そのため、開発フェーズは口頭での打ち合わせよりも、スプレッドシートなどを活用しながらテキスト中心にやり取りをするなど、その盤面で求められる効率的なコミュニケーションスタイルでやり取りをさせていただきました。

松下様:コミュニケーションは問題なく、スムーズに最初から最後まで進行してくださいました。特に印象に残っている話として、サイトデザインをいくつか提案してくださった時に、どのデザインにするかの意見が社内で割れたことがありました。その時に単に多数決でどのデザイン案がよいかで決めるのではなく、「なぜそのデザインが良いと感じているのか」を社内のメンバーにヒアリングをしながら、それぞれの良いと感じたことを反映させた、全員が納得できる新たなサイトデザインをアウトプットとしてご提案してくださり、そんな丁寧なコミュニケーションは非常に嬉しかったです。

岩崎様:私が印象に残っていることは、サイトに使用する写真やライティングは弊社側の希望で、我々で制作することになっていたのですが、その際にどのような写真やライティングが必要なのかの要件をセブンデックスさんから共有していただき、制作後もより良いアウトプットにしていくために密にコミュニケーションをとりながら制作できたことがよかったなと思っています。セブンデックスさんから展開してくださるスプレッドシート一つとっても、わかりやすくまとまった状態で共有していただけていたので、プロジェクトを進行していく上で対応しやすかったです。

今後の展望について

ーSlayersさんのこれからの事業成長において、今後セブンデックス側で支援してみたいことはありますか?

田中:今回のコーポレートサイトのリニューアルプロジェクトを通じて、Slayersさんが今後目指していきたい姿やカルチャー、価値観への理解を深め、情報設計やUI設計に落とし込んでいきました。今回のプロジェクトを通じて、Slayersさんの解像度もかなり高まりましたので、そういったことを強みとしながら再びパートナーとして共に事業を拡大していくことを支援する機会があれば、大変嬉しく思います。

具体的には、セブンデックスは事業を成長させていくためのブランディングを強みとして支援している実績がありますので、今後、採用や事業を加速させるタイミングで新たにそういったご支援ができればと思っております。

正木:今回コーポレートサイト制作を通して、Slayersさんの素敵なカルチャーを知ることができました。今後事業を拡大していき、社員の人数も増やしていくことになるかと思いますが、その中でSlayersさんのカルチャーをより強化していくためのカルチャーブックの制作などのご支援ができたら良いなと思っています。その他にも採用強化のための採用戦略策定から採用ページの制作など、今後もSlayersさんの成長を加速させるため広くご支援させていただけると嬉しく思います。

ー今回セブンデックスに依頼してみての、率直な感想を教えてください。また、プロジェクトを通しての学びや気づき、今後の展望があれば教えてください。

松下様:シンプルに非常に満足していますし、ご依頼して良かったなと思っていますね。仲の良い他社さんにも紹介したいなと強く思っています。プロジェクトをご支援いただく中で、マーケティング視点での考え方も勉強させてもらいました。また、このプロジェクトを通して会社が抱えている課題を1回浮き彫りにして、解決したことで、また次の課題が見えてきましたね。今後も現状に甘んじることなく、課題が出たら解決していければと思います。その際には、またセブンデックスさんにもご支援いただければと思っております。

今後の展望としては、Slayersの目的として、クライアントの全てのウェブマーケティング課題を解決できる存在になりたいというのが根本にあります。なので、今後は今期に立ち上げたマーケティング支援を主とした新部署などを通して事業を拡大し、クライアントに提供できるGIVEの幅を広げていきたいですね。また、自社プロダクトも展開しており、現在「CHILL HABIT」という電子シーシャをローンチしました。こちらは、自社プロダクトとして取り組みながらも、プロダクトの成長を通して得た知見を、クライアントさんに対してコンサルティングするGIVEに繋げていきたいなと考えています。

岩崎様:すごく満足しています。また田中さんと正木さんのプロジェクトへの取り組み方を見ていて私自身、言語化をして解像度を上げていくことの大切さを学ぶことができました。もちろん、今までも意識して実行してきたつもりではいましたが、浅かったなと痛感しまして。私以外にもこのプロジェクトに関わった社員は皆、言語化し解像度を上げることを意識的に行うようになった気がしますね。このプロジェクト以外の仕事でも、今回学んだ考え方が活きているなと感じます。

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美容専門学校を卒業後、美容室の広報として新卒入社。PR業務の楽しさと奥深さを学ぶ。さらにマーケティング知識を広げるため、芸能プロダクションへ転職し新規事業開発に携わる。その後、セブンデックスに広報として入社。クリエイティブな仲間と共に、革新的なセブンデックスの事業を広げるため、日々奮闘中。