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【セブンデックス|デザイン経営事例】長年の信頼と価値を未来へつなぐ|日本鋳鉄管支援の裏側

日本鋳鉄管株式会社は、水道管やガス管など、社会インフラを支える製品を提供してきた製造業の企業です。

長年にわたり、人々の生活に欠かせない「当たり前」を支えてきた一方で、市場環境の変化や企業文化の課題に向き合いながら、これからの企業成長に向けて自社の価値を改めて定義する必要がありました。

本記事では、セブンデックスが支援した日本鋳鉄管株式会社のデザイン経営推進プロジェクトを振り返りながら、長年培ってきた信頼や価値をどのように言語化し、企業理念やブランド、コーポレートサイトへ落とし込んでいったのかを紹介します。

プロジェクトの詳細は、下記実績ページにまとまっていますので、ぜひご覧ください。

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1.日本鋳鉄管が抱えていた課題

日本鋳鉄管は、水道管やガス管などを通じて、長年にわたり社会インフラを支えてきた企業です。

一方で、人口減少やインフラ市場の変化により、企業としての成長が鈍化しつつあることが課題となっていました。
また、長い歴史の中で培われた堅実さや安定感がある一方で、新しい挑戦を避けやすい企業文化も見えていました。

社会にとって重要な事業を担っているにもかかわらず、その価値がステークホルダーに十分に伝わりきっていない。

そうした状況の中で、企業としての価値を改めて整理し、社内外に伝わる形へ再定義することが求められていました。

日本鋳鉄管がこれまで積み重ねてきた信頼や価値を見つめ直し、未来に向けた成長の土台をつくるためのデザイン経営支援でした。

2.まずは推進体制をつくる

デザイン経営を推進するうえで、最初に重要だったのは、社内で継続的にブランドを考え、動かしていくための体制づくりです。

ブランドは、外部パートナーだけでつくるものではありません。

自社の歴史や価値、現場の想いを深く理解している社内メンバーとともに、同じ方向を見ながら進めていくことが重要です。

日本鋳鉄管内に新設された「ブランド戦略推進室」と共同し、ブランド戦略の推進を行いました。

ブランド戦略推進室の立ち上げをサポートしながら、企業文化の浸透、ブランド価値の創造・構築までを一貫して支援しています。

表層的なクリエイティブ変更にとどまらず、経営視点からブランド価値を高めていくためには、社内でブランドを推進する主体が必要です。

だからこそ、まずはプロジェクトを一過性で終わらせず、社内に根づかせるための体制づくりから始めました。

3. 企業の価値を再認識する

次に取り組んだのが、日本鋳鉄管の思想やフィロソフィーを深く理解することです。
ブランドを再定義するためには、外から見た印象だけでなく、企業の内側にある価値を丁寧に掘り起こす必要があります。

本プロジェクトでは、経営陣や社員の皆様と綿密な対話を重ねました。

日下社長へのエグゼクティブインタビューをはじめ、埼玉県久喜市の工場にも訪問し、現場のものづくりを肌で感じながら、企業として大切にしてきた価値を捉えていきました。

水道管やガス管は、普段の生活の中で強く意識されるものではありません。しかし、日々の暮らしを支え、当たり前の生活を守り続けるためには欠かせない存在です。

その価値を改めて認識することが、日本鋳鉄管らしいブランドを考えるうえで重要な起点となりました。

スライド

4. ブランドDNAを定義する

企業の価値を再認識した後は、その本質を言語化し、ブランドDNAとして定義していきました。

ブランドDNAとは、企業が大切にしてきた価値や、これからも守り続けるべき考え方を整理したものです。

ロゴやサイト、コピーなどのアウトプットをつくる前に、まずは企業として何を大切にし、ステークホルダーとどのような関係を築きたいのかを明確にする必要があります。

経営陣や社員との対話に加え、市場動向や業界課題の調査・分析も踏まえながら、日本鋳鉄管の理想像とステークホルダーとの理想の関係性を整理していきました。

大切にしたのは、外向きに綺麗な言葉をつくることではありません。

社員一人ひとりが理解し、自分たちの仕事の意味として捉えられる言葉にすることです。

ブランドDNAを定義することで、日本鋳鉄管が持つ本質的な価値を、社内外に共有しやすい形へ整えていきました。

5. ビジョン・ミッションへ落とし込む

ブランドDNAをもとに、次に取り組んだのがビジョン・ミッションの定義です。

日本鋳鉄管の事業価値を考えるうえで重要だったのは、企業の成長が、人々の当たり前の生活を守ることにつながっているという視点です。

「水道が当たり前に届く生活。安心して日々を過ごせる社会。」

普段は意識されにくいものの、失われて初めて重要性に気づくインフラを支えること。日本鋳鉄管の存在価値は、生活を劇的に変えることではなく、日常を維持し続けることにあります。

その価値を社員自身が再認識できるように、ビジョン・ミッションを設計していきました。

企業としてどこに向かうのか、何を使命として社会に向き合うのかを明確にし、社員が日々の仕事に意味を見出すための指針づくりでもありました。

6. ブランドを視覚化する

定義したブランドの本質は、言葉だけでなく、視覚的な表現にも落とし込んでいきました。

ステークホルダーに与えたいブランドイメージを体現するため、コーポレートロゴなどのビジュアル要素を制作しています。

デザイン面で大切にしたのは、印象を大きく変えすぎるのではなく、これまで積み重ねてきた信頼感を保ちながら、現代的にアップデートすることです。

メインカラーには、水道事業を想起させる青系を採用。
堅実な経営による安心感、企業の歴史を感じさせる落ち着き、インフラを支える企業としての正統性を表現しました。

コーポレートロゴ
コーポレートロゴ

一方で、変革への意志も視覚的に伝わるよう、強弱のあるデザインを設計しました。

また、コーポレートサイトにおいても、ブランドの思想や企業価値が伝わる構成・UIデザインを目指しました。

ステークホルダーが日本鋳鉄管の価値を理解し、企業としての信頼や未来への姿勢を感じられるよう、言葉とビジュアルの両面からブランドを表現していきました。

コーポレートサイト
リニューアル前後のコーポレートサイト

7. デザイン経営はここから始まる。

今回のプロジェクトは、日本鋳鉄管が長年積み重ねてきた信頼や価値を見つめ直し、未来の成長へつなげるための取り組みでした。

ブランド戦略推進室とともに推進体制をつくり、経営陣や社員との対話、工場訪問、市場・業界調査を通じて、企業としての本質的な価値を整理する。

そのうえで、ブランドDNA、ビジョン・ミッション、ロゴやコーポレートサイトなどのアウトプットへ落とし込んでいきました。

デザイン経営は、ロゴやサイトを刷新して終わるものではありません。

企業が大切にしている価値を言語化し、社員が理解し、ステークホルダーに伝わる接点を整え続けることで、少しずつ企業の成長につながっていきます。

日本鋳鉄管のプロジェクトでは、リニューアル後も経営戦略パートナーとして、多面的に成長を継続支援しています。

今回定義したブランドの考え方やビジュアルは、未来に向けた成長のための土台です。
これからも社内外の接点で使われ続けることで、日本鋳鉄管らしい価値がより強く伝わっていきます。


セブンデックスでは、ブランド戦略、企業理念策定、ブランドDNA設計、ロゴ・コーポレートサイト制作、マーケティング成長支援まで一気通貫で支援しています。

自社の価値をうまく言語化できていない。
企業理念やブランドが社員に浸透していない。
長年培ってきた信頼や強みを、未来に向けて再定義したい。

そのような課題をお持ちの場合は、ぜひ一度ご相談ください。

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株式会社セブンデックス
セブンデックスは、東京都渋谷区恵比寿に本社を構える、2018年創業のデザイン&マーケティングカンパニーです。顧客体験からコミュニケーションまでを一気通貫でデザインし、ブランディング、UXUIデザイン、マーケティング、新規事業、DX支援などを幅広く提供しています。課題の本質を見極め、戦略設計から制作、運用・改善、グロースまで伴走することで、企業価値の向上と事業成長を支援しています。
滞在型インターンで「革製品×伝統工芸」をテーマに商品企画に携わり、企画立案から現地でのユーザー検証までを経験。こうした経験を通じて商品企画やマーケティングに関心を深め、インターンとして入社。横浜国立大学経営学部在学。