キオクシア岩手株式会社は、フラッシュメモリを中心とした半導体製品の製造を担う、KIOXIAグループの主要拠点です。
グローバル市場を支える製造拠点として事業拡大が進むなか、現場をリードできる即戦力人材の採用が重要なテーマとなっていました。
一方で、製造業のキャリア採用市場は競争が激しく、求める人材に自社の魅力を正しく伝え、納得感を持って応募・入社につなげることが求められていました。
本記事では、セブンデックスが支援したキオクシア岩手株式会社のキャリア採用サイト制作プロジェクトを振り返りながら、求職者との情報ギャップを解消し、即戦力人材に選ばれる採用体験をどのように設計していったのかを紹介します。
プロジェクトの詳細は、下記実績ページにまとまっていますので、ぜひご覧ください。
1. キオクシア岩手が抱えていた課題
キオクシア岩手は、フラッシュメモリを中心とした半導体製品を製造する、KIOXIAグループの主要工場です。
事業拡大に伴い、生産体制と組織基盤の強化が進むなか、採用活動も新たなフェーズに入っていました。
特に課題となっていたのが、現場をリードできる即戦力人材の採用です。
新卒社員が多くを占める組織体制の中で、育成や定着を支えながら、現場の中心となる経験者層を採用する必要がありました。
一方で、製造業のキャリア採用市場は競争が激しく、求める人材の確保は簡単ではありません。
また、業務内容や職場環境が十分に伝わっていないことで、入社後にギャップを感じるケースもありました。
採用数を増やすだけではなく、求職者が仕事内容や職場環境を理解し、納得感を持って応募・入社できる状態をつくることが求められていました。
2. 採用市場と自社の魅力を整理する
採用サイトを制作するうえで、まず取り組んだのは、採用における課題を多角的に整理することです。
キャリア採用では、企業が伝えたい情報を並べるだけでは、求職者の意思決定にはつながりません。
求職者が転職先を選ぶとき、どのような情報を知りたいのか。どのような不安を抱えているのか。競合企業と比較したときに、キオクシア岩手ならではの魅力はどこにあるのか。
こうした観点から、採用市場や求職者のニーズ、キオクシア岩手が持つ強みを整理していきました。
特に、半導体製造という専門性の高い領域では、業務内容や職場の雰囲気が外から見えにくくなりがちです。
そのため、会社としての規模や安定性だけでなく、現場でどのように働き、どのように成長できるのかを具体的に伝える必要がありました。
採用サイトは、単なる企業紹介ではなく、求職者が自分とのフィット感を判断するための接点です。
だからこそ、まずは採用課題と自社の魅力を整理するところからプロジェクトを始めました。
3. ターゲットの声からコンセプトを策定する
次に取り組んだのが、採用サイトのコンセプト策定です。
ターゲットとなる人物像に近い社員へのインタビューを実施しました。
実際に働く社員の声を聞くことで、求職者が知りたい情報や、入社前後で感じやすいギャップ、キオクシア岩手で働く魅力を具体的に捉えていきました。
採用サイトのコンセプトは、企業側が伝えたいメッセージだけでつくるものではありません。
求職者が転職活動の中で何を重視し、どのような情報があれば安心して応募できるのかを理解したうえで、企業の魅力と接続する必要があります。
社員インタビューを通じて見えてきたのは、キオクシア岩手ならではの働きやすさや安心感、そして現場で成長していける環境でした。
その魅力を、求職者が自分ごととして受け取れるように、採用サイト全体のコンセプトへ落とし込んでいきました。
4. 働く姿が伝わる情報設計へ
採用サイトの情報設計では、求職者が「自分に合っているかどうか」を判断できることを重視しました。
そのため、単に会社の概要や制度を紹介するだけではなく、職務内容やキャリアの広がり、職場の雰囲気まで伝わる構成を目指しました。
特に職種紹介では、製造工程に沿ってそれぞれの業務内容や役割を整理しています。
半導体製造の現場では、複数の職種や工程が連携しながら製品づくりを進めています。求職者が自分の経験やスキルをどこで活かせるのかを理解するためには、職種ごとの役割を分かりやすく伝えることが重要です。
また、入社後の働き方やキャリアの広がりが見えることで、応募前の不安も軽減されます。
求職者が「ここで働く自分」を具体的に想像できるように、情報の粒度や見せ方を丁寧に設計していきました。

5. 社員の声でリアルな魅力を届ける
採用サイトでは、10名を超える社員インタビューも掲載しました。
多様な職種やキャリアステージの社員の声を届けることで、キオクシア岩手で働くイメージをより具体的に持ってもらうことを目指しました。
社員インタビューで大切にしたのは、良い面だけをきれいに見せることではありません。
仕事のやりがいや成長実感に加えて、これまで経験してきた苦労や、それを乗り越えたプロセスにも触れることで、よりリアルで共感性の高いコンテンツに仕上げていきました。
求職者にとって、社員の声は入社後の自分を想像するための重要な材料です。
どのような人が働いているのか。どのような想いで仕事に向き合っているのか。どのような環境で成長していけるのか。
こうした情報が具体的に伝わることで、応募前の不安を減らし、納得感のある意思決定につながりやすくなります。

6. ブランドらしさと使いやすさを両立する
デザイン面では、KIOXIAブランドのガイドラインとの整合性を保ちながら、求職者が自然に内容を受け取れる表現を目指しました。
企業としての信頼感や先進性を伝えることはもちろん、求職者が「自分に関係がある」と感じられるトーンにすることも重要です。
採用サイトは、企業のブランドを伝える接点であると同時に、求職者が情報を探し、比較し、応募を検討するための実用的なサイトでもあります。
そのため、見た目の美しさだけでなく、読みやすさや操作性にも配慮しました。
誰もがストレスなく情報にたどり着けるよう、デザインと実装の両面で対応しています。
ブランドとしての一貫性を保ちながら、すべてのユーザーが快適に利用できる採用サイトを目指しました。

7. 社員の挑戦は、体験設計から始まる
今回のプロジェクトは、キオクシア岩手の即戦力人材採用を支えるためのキャリア採用サイト制作でした。
採用市場や求職者のニーズを整理し、ターゲットに近い社員へのインタビューを通じて採用サイトコンセプトを策定する。
そのうえで、製造工程に沿った職種紹介や、10名を超える社員インタビューを通じて、求職者が働く姿を具体的に想像できる情報設計を行いました。
採用サイト制作というと、企業の魅力をどう見せるかに目が向きがちです。
もちろん、それも重要です。しかし本質的には、求職者が入社前に必要な情報を理解し、納得感を持って応募できる状態をつくることが大切です。
入社後のギャップを減らすためには、良い面だけではなく、仕事のリアルや成長のプロセスまで伝える必要があります。
キオクシア岩手のプロジェクトでは、求職者が自分とのフィット感を確かめながら、安心して次の行動へ進める採用体験を目指しました。
採用サイトは、応募数を増やすためだけのものではありません。企業と求職者が互いに納得して出会うための、重要なコミュニケーション接点です。
セブンデックスでは、採用ブランド戦略、情報設計、コンテンツ制作、コピーライティング、UIデザイン、実装まで、採用サイト制作を一気通貫で支援しています。
採用サイトはあるものの、求める人材に魅力が伝わっていない。
入社後のギャップを減らし、納得感のある採用につなげたい。
自社らしい働き方や職場の魅力を、求職者に分かりやすく届けたい。
そのような課題をお持ちの場合は、ぜひ一度ご相談ください。




