CULTURE
CULTURE

デザインチームを成長させるためのビジョンを掲げ、体現するまで

セブンデックスではデザイナー同士が日々高め合っていけるように、様々なことにチャレンジしています。チームとしてよりクオリティーの高いアウトプットを出すにはどうするべきか、そのためにどんな成長曲線を描けばよいのか、ビジョン策定、実行までのプロセスをご紹介します!

▼プロフィール|佐久間 美里
多摩美術大学卒業後、DeNAで新規アプリサービスの設計,UIデザインに携わる。2020年にセブンデックスに入社し、企画段階から、UIデザインまで、様々なフェーズの支援を行っている。

個の強みが会社としてのスター性に

ー今回チームとしてビジョンを掲げようと思った背景を教えてください。

私は入社して半年ほど経ち、会社として目指すべき方向、そこに対するデザイナーの振る舞い方が明確になってきたのですが、その間に旗を立てたいと思ったのがきっかけでした。
当時は大きく向かっている方向は同じだったけど、個々が連携して動けてはいなかったんですよね。それだと属人的だし、会社として大きくドライブすることができない。想いは一緒だったので「じゃあ束ねて強くなろう」と考え、行動しました。

ーチームとしての動き方大事ですよね。そこからどんな事を行ったのですか?

まずはデザインチームとしての旗となる共通の目標、ビジョンを立てました。会社の方向性に対して私たちの旗を立てることで、柔軟性を持ちながらもより近い方向を向きながら進められます。

具体的な進め方ですが、0→1の立ち上げは初めてだったので、ひたすらリサーチして「デザイナーが目指す場所はこの辺りじゃないか?」とピンを落とす場所をイメージしました。

次に行ったのは、理想のデザイナー像が叶った時の会社の状態定義。メンバー同士でディスカッションを重ね、最終的に、「スター集団がいる、デザインに強いあの有名なセブンデックス」だよね、と定義できました。

ースター集団?

「一人ひとりの個が立っていて、さらにその人達が集まってすごい人達がいる」みたいな!『スーパーデザイナーが1人いる』とは違って、個人が凄い人なんだけど最終的に「会社」として判断される。この状態ができたら良いよねと話しました。ブレストしながらワーディングを推敲したのですが、最終的にデザイナーチームのビジョンは「イケてるデザイナーがいる会社の代名詞」 に決定しました。

「イケてるデザイナーがいる会社の代名詞」だけだと抽象度が高かったので、そのビジョンを達成した時の要素もまとめました。

未来を定め、今を知り、昨日を超える

ービジョンが決まったところで日々の業務とどう紐付けたのですか?

大前提ビジョンを決めたのは手段に過ぎず、私たちが体現する必要があります。そこでビジョンを体現するためのチームの行動指針を定めました。行動指針があれば日々の行動がビジョンと繋がりますし、ビジョンに反している時のチェックにもなります。今回は抽出した要素から以下のような行動指針を定めました。

Stay hungry

貪欲に知識を吸収しよう。 
時代の先駆者は今も学んでいる。


今日も、こえる

知見を広げ、デザインの舌を肥やそう。 
今日もフルスピードで超えるために。


「なぜ?」を忘れない

問いを立てて、本質を追求しよう。 
浅い思考からいいものは生まれない。

そして、俯瞰する

全ての視点で見てみよう。
今見えているものが全てだとは限らない。

ちなみに、行動指針を決めるときですが無意識レベルで行動できるように、覚えやすい、自問自答しやすい、口に出しやすい(人に話すときにも使える)を意識しました。

ー行動指針を定めたらあとは実行ですね!ここで何か工夫したことはありますか?

ここまでチームのビジョン、行動指針まで決まりましたが、チームと個人を紐付ける必要があります。紐付けにあたって、「理想の状態を体現するデザイナーってどんな人だろう」の解像度を上げるために、スキルマップを作成しました。 スキルマップの作成は私たちに足りていないスキルが明確になるのでとっても役に立ちます!

ビジョンに対して私たちに足りないスキルが見えてきたので、ギャップの洗い出しからアクションに落とし込みます。私はこのアクションをチームとして必ず達成したいと思ったので、優先順位、いつまでに達成するのかを定め、定例で気づきや学びを共有しながらフィードバックする場を作りました。未来を定めて今を知ることができたので、後はみんなで昨日の自分を超えるために日々努力するのみです!

チームに勝る個はない

ーチームのビジョンを決めることでの変化はありましたか?

一番は共通言語ができたことです。例えば「これはセブンデックスのデザイナーチームとして良い行動だったね」など、チームを視点にフィードバックし合える様になりました。デザインも同じ視座で見れる様になったので、クオリティーの底上げに繋がりましたね。
私自身チームに勝る個はないと思っていて、多角的な視点は何事も凌駕できるなと。特にセブンデックスは上流からビジュアルまで幅広い知見を持ったデザイナーがたくさんいるので、束になれた今は最強だと思っています!

事業/組織開発
アメリカ/ボストン生まれ。新卒のナビタイムジャパンでフロント/サーバーサイドエンジニアを経験後、グッドパッチでプロジェクトマネージャー、UXデザイナー、マーケティングを担当。2019年セブンデックスに入社。事業・組織開発として、マーケティング、プロジェクトグロースに従事。SalesfoceなどCRMを活用した事業支援を行なっている。