株式会社HERPは、組織拡大フェーズを迎える中で、採用力の強化が急務となっていました。
HERPが描く事業構想やミッション、独自の組織文化は社内に確かに存在していた一方で、それらは候補者に伝わる言葉として十分に整理されていませんでした。「誰に、何を伝え、選ばれる会社になるのか」。採用の軸を定め、候補者がHERPでどのように働き、成長できるのかを具体的にイメージできる採用体験をつくることが求められていました。
本プロジェクトでは、採用ターゲットの明確化から採用コンセプトの策定、採用サイト・カンパニーデックの制作、note記事の企画までを一気通貫で支援しました。本記事では、HERPが持つ思想や価値をどのように言葉にし、採用における一つひとつの接点へ落とし込んでいったのかをご紹介します。
プロジェクトの詳細は、下記の実績ページでもご覧いただけます。
HERPが抱えていた課題

組織拡大フェーズを迎えていたHERPにとって、採用力の強化は急いで取り組むべき課題でした。しかし、採用活動の起点となる「誰に、何を伝え、選ばれる会社になるのか」という軸が、まだ明確に定まっていませんでした。
HERPが目指す未来や事業構想、ミッション、独自の組織文化は、社内に確かに存在していました。一方で、それらは候補者に伝わる言葉として十分に整理されておらず、採用サイトなどのコンテンツにも反映しきれていない状態でした。
そこで本プロジェクトでは、まず採用すべきターゲットを明らかにし、HERPで働く意義や成長機会をどのように伝えるかを整理。その方針を採用コンセプトとして定め、採用サイトやカンパニーデック、記事コンテンツへ一貫して展開していくことになりました。
採用ターゲットを定める
採用コミュニケーションを考える前に、まず取り組んだのが「誰に伝えるのか」を明確にすることでした。採用要件をもとに候補となる採用クラスタを洗い出し、組織戦略や候補者の母数といった観点から、優先して採用すべき層を整理しました。
ただし、採用クラスタを決めるだけでは、候補者に届くメッセージはつくれません。そこで、それぞれの志向性や人物像を掘り下げ、具体的なペルソナとして定義。プロジェクトチームが同じ候補者像を思い浮かべながら、採用施策を考えられる状態をつくりました。
人物像を深く理解する中で見えてきたのは、候補者が転職先に求めている本音です。待遇や仕事内容だけでなく、仕事の意義や成長の可能性を感じられること、さらに事業の将来性や市場における勝ち筋が見えることを重視していました。こうしたインサイトをもとに、HERPが採用活動で伝えるべき方向性を定めていきました。
採用コンセプトを言語化する
候補者に働く意義や事業の可能性を伝えるためには、HERPがどのような未来を目指し、なぜその事業に取り組んでいるのかを明らかにする必要がありました。そこで、ボードメンバーとの議論を重ね、HERPの思想や事業構想を深く掘り下げていきました。
議論を通じて見えてきたのは、HERPが向き合う社会課題の大きさと、その解決に向けた事業構想、そして独自の組織文化です。これらはHERPならではの価値であり、候補者に伝えるべき魅力でもありました。
そこで、HERPの思想や目指す未来を一つの軸として整理し、その魅力への認知を形成することを採用コンセプトとして定義しました。このコンセプトを、以降の採用サイトやカンパニーデック、記事コンテンツをつなぐ共通の指針としています。
採用接点を一つの体験にする
採用コンセプトを定めても、それが一つの制作物にだけ反映されていては、候補者へ一貫した魅力を届けることはできません。そこで、採用サイトやカンパニーデック、note記事、スカウト文など、候補者とHERPが接する場面を洗い出し、採用コミュニケーション全体を一つの体験として設計しました。
採用サイトでは会社の第一印象をつくり、興味や関心を高める。カンパニーデックでは事業や組織への理解を深め、note記事では社員の働き方を具体的にイメージしてもらう。それぞれの接点に役割を持たせることで、候補者がHERPへの理解を少しずつ積み上げられる流れをつくりました。
複数のコンテンツを個別に制作するのではなく、採用コンセプトを軸に訴求やビジュアルの方向性を統一し、どの接点でも一貫してHERPらしさが伝わる採用体験を目指しています。
事業構想を採用サイトで伝える
採用サイトでは、情報を並べるだけではなく、候補者がHERPへの理解と共感を自然に深められる流れを大切にしました。HERPのミッション、その背景にある社会課題、実現に向けた事業構想を一つの文脈でつなぎ、会社が目指す未来をナラティブとして伝える構成にしています。
ビジュアルも、サイトの核となるメッセージとHERPらしさに沿って制作しました。ファーストビューでは、HERPが向き合う「採用市場における情報の非対称性の解消」を、「採用のねじれを、仕組みで解こう。」というコピーで表現。さらに、そのメッセージを体現するアニメーションを取り入れています。
サイト全体を通して、候補者がHERPのミッションを知るだけでなく、その背景や事業とのつながりまで理解し、会社への興味や共感を積み上げられる採用体験を目指しました。
働き方と成長機会を伝える
採用サイトを通じてHERPに興味を持った候補者が、会社についてさらに深く理解できるよう、カンパニーデックもあわせてリニューアルしました。
ミッションやビジョン、事業構想など、採用サイトで伝えた内容をより詳しく紹介するだけでなく、HERPで得られる成長機会が伝わることも意識しています。事業への向き合い方や組織文化、事業拡大に伴う成長機会を盛り込み、候補者が実際に働く姿を想像できる構成へと整えました。
単なる会社説明資料にとどめず、HERPが目指す世界と、候補者がHERPで得られる成長機会を結びつける。採用サイトで生まれた興味を、より具体的な理解へと深めるカンパニーデックを目指しました。
入社後を描けるコンテンツをつくる
採用サイトとカンパニーデックだけでは、社員の働き方や組織の文化をすべて伝えきることはできません。そこで、候補者がHERPで働く姿をより具体的に思い描けるよう、新たな採用記事コンテンツの企画も行いました。
採用ターゲットごとの関心に沿ってnote記事の方針を定め、職種別の業務内容や社員インタビューなど、候補者が「入社後の自分」をイメージしやすいコンテンツの方向性を整理しました。
採用サイトでHERPを知り、カンパニーデックで事業や組織への理解を深め、記事を通じて実際の働き方を思い描く。それぞれのコンテンツを連動させることで、候補者がHERPへの理解と共感を段階的に積み上げられる採用コミュニケーションを形にしました。
採用ブランドは、候補者が働く姿を思い描けてこそ伝わる
今回のプロジェクトで目指したのは、採用サイトやカンパニーデックを新しくすることだけではありません。まず採用ターゲットの人物像を明らかにし、HERPが目指す未来や独自の価値を採用コンセプトとして言語化。そのうえで、採用サイトやカンパニーデック、note記事などの接点へ一貫して落とし込んでいきました。
候補者に選ばれるためには、会社の情報を伝えるだけでなく、「この会社でどのように働き、どのように成長できるのか」を具体的にイメージできることが大切です。HERPへの理解を段階的に深められるように各接点の役割を整理することで、候補者の興味や共感を積み上げる採用体験を形にしました。
セブンデックスでは、採用ターゲットの整理や採用コンセプトの策定から、採用サイト・カンパニーデック・記事コンテンツの制作まで、一貫して支援しています。
自社の魅力を候補者にうまく伝えられていない、採用サイトやコンテンツの訴求に一貫性がないなど、採用コミュニケーションに課題を感じている方は、ぜひ一度セブンデックスへご相談ください。





