CULTURE
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年頭所感 -2022年-

あけましておめでとうございます。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は引き続きコロナウイルスが全世界で猛威を奮い、ウイルスの脅威、不安と共存する生活が継続。ワクチン接種を経て、少しづつ脅威は収束しつつありますが、それでもコロナウイルス流行前のことは思い出しづらいほど生活は変化しました。

就労環境の変化や消費行動は、強制されたことによりダイナミックな変化を遂げ、デジタルを中心に置いた環境の構築も急がれました。
また、デジタルシフトの波によって、従前のアナログの作業の効率性の改善も自動的に取り上げられ、企業は変革を問われています。

デザインやマーケティングの業界においても、大きな波があり、「ブランディング元年」と称しても過言ではないほど、企業のデザイン、そしてマーケティングの価値が業界のみならず、社会から注目を集めるようにもなりました。佐藤可士和さんの佐藤可士和展から始まり、ブランディングに対して社会の理解は一気に加速。森岡毅さんが地上波で話題を起こし、戦略的なマーケティングの力を知る機会も以前より格段を増えました。SNSでは広義のデザイン、広義のマーケティングに取り組むプレイヤーが発信し、インフルエンスを高めています。

以前から引き続き、SDGsやサステナブルへの注目は高く、大企業は存在意義を明確にし、ステークホルダーとのリレーションを強化するために「パーパス」を策定する企業も増えました。消費者の傾向とともに、定量情報への関心から定性情報へのシフトも現れ、より今後もブランドに対する関心、そして投資は強化されると予想されます。


セブンデックスのトピックですが、2021年4月にオフィスを渋谷から恵比寿に移しました。

2020年の3月からリモートワークを主とした環境で行なっておりましたが、メンバーが顔を合わせて、対人の温度を感じながらコミュニケーションを取れる場としてオフィスは有する方針へ。以前のオフィスでは増員は困難だったため、40名程度をキャパシティとしたオフィスに移転しました。

事業に合わせて採用も積極的に投資する方針で、11名の増員を予定しております。なお、2022年4月には、2021年に引き続き新卒入社が2名入社を予定しています。

2021年は第3期の3/4を占めましたが、事業面への成長意識の比率を組織づくりへの意識に動かしました。
創業以来事業面を優先し組織づくりは後手となっていたため、メンバー数の増加と今後の進展を見通した上で、組織づくりを優先。2021年9月には企業理念を新しく策定しました。

インナーへのブランド浸透の他、アウターへのブランド浸透を目的としてステークホルダーの方々とのコミュニケーションを図るために、セブンデックスから対外への発信も強化しておりました。なお、アウターへのブランド浸透は今後も大きなテーマの1つとなるため、より一層強化してまいります。

今後は創業メンバーを中心としたパフォーマンスから、チーム一体となったパフォーマンスへシフトします。


事業領域については、かねてから目指していた戦略から実行までの支援を行うプロジェクトの比率が高まり、クライアントと二人三脚で事業の成長にコミットするご依頼が増加しました。

代表例を挙げると、2021年6月には日本鋳鉄管株式会社様の戦略的パートナーとして、経営戦略からブランド戦略から実行までの支援を行っております。

ブランドストラテジー、エクスペリエンスデザイン、マーケティングオペレーションをトータルでプロデュースする「マーケティングカンパニー」として、戦略的なマーケティングで企業の経済活動を支援し、成長をデザインすることを体現する。

そのために、

  • 情報資産の形成、社内ナレッジのオープン化
  • 個人、チームともにプロジェクト推進レベルの向上、パフォーマンスレベルの向上
  • カルチャーマッチを重視した、積極的な採用と組織づくり

を推進してまいります。

Mission2025として「戦略とデザインとデータを統合し、日本のマーケティングに風穴をあける」ことを掲げており、その達成条件として「マーケティングの会社=セブンデックス」が想起される世界を目指しております。

達成に向けては、

  • 企業を成長させる能力、パフォーマンス(顧客の満足度)
  • プロジェクト実績と結果(自社の価値を発揮したプロジェクトと顧客の成長変化)
  • セブンデックスの事業成長(経営実数)
  • 社会から受ける印象と支持(広報活動による社会とのリレーション)

が必要であると考えています。

今年2022年は、セブンデックスとしてステージを変える年。
第4期の事業進捗は3月の上期までの見通しで、昨年対比100%を上回る見通しです。第2Q以降、さらに勢いを増していくために現在の進行以上の上乗せを図り、ダイナミックに変化させていくための挑戦を続けてまいります。

プレイヤーとして社会に名乗りを上げ、市場のポジションをとり、1人でも多くの方からセブンデックスを認知いただけるように、前面に乗り出したいと思います。同時に、4期のテーマである「セブンデックスの土台を作る年」を実現させるために変化に挑戦しながら、情報資産とブランド力を企業価値として成長を目指します。

今年は会社としても大きな挑戦を繰り返し、目に見える景色を大きく変えていく所存ですので、いつも応援してくださる皆様には楽しみにしていてください。


2018年10月に創業した株式会社セブンデックスは、おかげさまで3周年を迎えることができました。

今後も、クライアントと一緒に成長のために必死に汗をかく姿勢を持ち、スタンスとスキルの両面を兼ね備えクライアントのパートナーとして躍動します。

目まぐるしく変わる市場に流されず、激流を自ら泳ぐサービスの提供能力であり、それはデザインの力であり、マーケティングの力であることを信じ、経済活動そのものをデザインし、利用者の生活シーンを豊かにする、より多くの良いサービスを社会実装することを通して、日本を豊かにすることを実現するために、より一層挑戦してまいります。

本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。

株式会社セブンデックス 代表取締役

中村 伸啓

ベンチャーで業務経験を積み、大学卒業後に広告営業としてマイナビに入社。24歳で同社事業部最年少でマネージャーを務める。その後メディア開発、アプリの企画開発を経験し2018年にセブンデックスを設立。代表取締役に就任。2019年グッドデザイン賞受賞。